飛騨市の「広報ひだ」6月号「飛騨びと 言の葉綴り」が掲載されました。
「広報ひだ」の『飛騨びと 言の葉綴り』がこちらの25710.pdf (city.hida.gifu.jp)
残念ながら広報ひだの本誌は、紙面のスペースに限りがあり、掲載文は抜粋版となっております。文字数制限のないweb版も勝田萌さん(古川町) – 飛騨市公式ウェブサイト (city.hida.gifu.jp)併せてご覧いただければなによりです。
今日の「昭和Nostalgia」はコチラ!

これこれ、このお母さんがスプーンで掬って、無理やり飲まそうとしている液体!
「ひまし油」です。
昭和半ばのアメリカンなTVドラマの腕白坊主の番組を見ると、決まって悪さをした息子にお母さんが「罰としてひまし油のますからねぇ!」と、かん尺玉を破裂させていたものでした。
ほかにもアメリカやヨーロッパの作品には、赤毛のアンやトムソーヤの冒険、若草物語の描写にも、この「ひまし油」が登場するようです。

ぼくは興味はありましたが、飲まされたことも盗み飲みもしたことがありません。
果たしていったいどんなお味やら!
家のお母ちゃんもTVドラマのそのシーンを盗み見て、子どもがひたすら忌み嫌うその姿を利用して、「あんたも言う事利かんと、ひましゆ飲みなさい!」などと、のたもうたものでした。
でもわが家にゃそもそも、そんなひまし油なんてありませんでしたから、「あな恐ろしや~っ」と怯むふりだけして、難なく過ごせたものでした。

そのひまし油は、人体内で下痢を引き起こすため、食用には適しておらず、もっぱら医療目的の下剤として使用されたとか。
そもそも「ひまし」とは、アーモンドより一回りほど小さく、「ひま」というアフリカ原産の植物の種子なんだとか。

このひましを搾ったのがひまし油で、世界最大の生産国はインドだそうです。
それにしても「ひまし油」なるものを、お母ちゃんに飲まされようものなら、きっとイチコロリンでトイレに駆け込んでいたことかも!
くわばらくわばら!
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「ひまし油」TVで外国の いたずらした子が飲まされていましたよね。忘れていましたけど 時々思い出してオリーブ油だったのかしらと勝手に思っていました。夜寝る前に飲むとお肌に何かと良いと聞いて飲んでましたけど 子供には苦手な味なのかしらと思っていました。
あの頃の時代、TVの影響力って物凄いものがありましたよねぇ。
ぼくなんて、「ポパイのように強い男になりたかったら、ちゃんとほうれん草を食べなさい!」って、そんな感じでした!
つまりお母ちゃんもTVの影響力を逆手にとって、苦手な野菜を食べさせようとしていたんでしょうねぇ。