いよいよ飛騨市の「広報ひだ」で、「飛騨びと 言の葉綴り」の連載が始まりました。広報ひだ 2024年4月号 – 飛騨市公式ウェブサイト (city.hida.gifu.jp)
飛騨びと~言の葉綴り~ – 飛騨市公式ウェブサイト (city.hida.gifu.jp)
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今日の「昭和Nostalgia」『文房具シリーズ②』の文房具はコチラ!

小学生の頃は、翌日の時間割に合わせ、ランドセルに教科書を詰め込み、筆箱の鉛筆をこんな鉛筆削りで、先っちょがツッキツキになるまで削ったものでした。
確か筆箱には、折りたたんだ「肥後守(ひごのかみ)」も入っていたような?

授業中に鉛筆の芯が折れてしまった時に、手で鉛筆を削るための備えであったような?
ぼくなんて、授業中に先生の話もろくすっぽ聞きもせず、肥後守を取り出しては、鉛筆のお尻の方を泥棒削りにしたものでした。
そう言えばこの「泥棒削り」、地方によっては「貧乏削り」と呼ぶところもあるようです。

名前の由来を調べてみると「泥棒削り」とは?
昔は普通、鉛筆の芯を削らない方の、一部の塗装面を剥ぎ取り、そこに自分の名前を手書きしたものでした。
しかし手癖の悪い者がそれを盗むと、名前が手書きされた方を削り取り、誰の所有物だったかわからなくして、証拠隠滅を図るとか。

こっそり盗んだ鉛筆を、泥棒削りにしてしまえば、もう誰の物だったかわからなくなる事から、「泥棒削り」と呼ばれたとか。
一方の「貧乏削り」の由来とは?
裕福な家庭の子供は、鉛筆箱に何本も何本も新品の鉛筆が入っているが、貧しい家庭の子供たちにはそうもいきません。

だから鉛筆の両端を削って、1本の鉛筆を2本分に見立てて使うから、いつしか「貧乏削り」と呼ばれたとか。
あなたは「泥棒削り」、それとも「貧乏削り」の、どちらで呼ばれてましたでしょうか?
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このタイプの鉛筆削り我が家にありまっせぇ!
もち現役だす。
オイラが小学校入学前からある鉛筆も、
プラケースに入ったままの状態で残っておりますよ。
なんていうか、
オイラも子供達も低学年の頃だけ鉛筆を使用しただけなので、
使うことなく今に至るでございますわ。
母親が短くなっても広告なんかを筒状に丸めて、
それに鉛筆を刺して使ってますわ。
頭の方を削るのは”泥棒削り”と称してましたね。
名前を削るということみたいです。
オイラの場合は噛み癖がありますのでご法度削りでしたが(笑)
吾輩はやはり鉛筆のタッチが好きですね。
職場では鉛筆がメインですし、
指で挟んで使うミニ削り器だって活躍してますよ。
もち我が家もメインは鉛筆。
一向に無くなる気配はありませんが・・・
そう言えば、
あの頃は裕福な家庭との差というものがはっきりとありましたね。
純粋にスゲーって思ってた。
文房具での格差は気にはならなかったけどねぇ。
その子の家に遊びに行ったときなんかには、
流石に格差を感じたかなぁ^^;
鉛筆がいまだ現役とは、いい味を出しておられるご家庭ですねぇ。
鉛筆の文字は、シャープペンの筆跡とも異なり、とっても柔らかくって温かい味わいがありますものねぇ。
肥後守(ひごのかみ)ふりがなを振ってくださって ありがとうございます。
こうゆうのが あったんですね。私の持っていたのは ほんとに薄い折りたたみ式のです。
えんぴつの後ろの所に 名前書いてましたね。懐かしいです。懐かしすぎます。
ぼくはナイフで鉛筆を削っても、鉛筆削りで削ったにせよ、削っている時に鉛筆そのものや削りカスから、木の匂いが仄かに感じられる瞬間が好きでしたねぇ。
鉛筆の持つ方は 名前を書く為だけに削ってました。1回でスッと 丁度いい幅に切れた時は嬉しかったりして。
短くて持ちにくくなった時は キャップの出番。それでも使えなくなった鉛筆は 可愛い空き缶に入れておいて 2本の持つ部分をテープでとめて使ってましたっけ。
そう言えば 先日 テレビを見ててビックリした事が!
その鉛筆削りは 短くなった鉛筆の持つ方を削ると 凹穴が開き もう1本の芯の方を削ると凸型に削れるので それを繋ぎ合わせると鉛筆が長くなって再度使いやすくなるというものでした。
文創具 中島重久堂の鉛筆削りで 『捨てるものを少なくする。使えるものを長く使う。まずは えんぴつから。』と想いから作られたそうです。
【 想いをつなぐえんぴつけずり 】
へぇー、鉛筆に組木細工の技術の応用なんですねぇ。
今のSDGsにゃあ、ピッタリな優れもののアイデアですねぇ。
とは言え、鉛筆にしろシャープペンにしても、ボールペンや万年筆だって、手書きするシーン自体が絶滅寸前かも?