「カリーテンプルへの道!~世紀越え大カリーパーティー・ルポ④」(シリーズ最終回)

2001年1月9日 毎日新聞朝刊掲載

「言葉を越えたいっぱいのカレー」

たかが一杯のカレー。

されど一杯のカレーは、人と人の心を巧みに紡ぎ合わせ、言葉も国境も越え人間同士のやさしさを、見事なまでに織り成していく。

会場には、カレーのスパイシーな香りと、人間同士の発散する生なるエネルギーが満ち溢れ、一つの絶妙なハーモニーが奏でられ続けた。

予め用意された約2000杯のカレーは、午後10時過ぎに全て空っぽ。

この日パーティーに訪れた、マスティープール村、ミヤビカ村、ピーパルパーティー村の、約1500人の村人達の、至福の笑顔とともに彼らの胃袋に消えた。

彼らの体内に宿った七士のカレーは、間違いなく21世紀に語り継がれ、カリーテンプルを舞台に、新たな日印の民間交流史が刻まれ続けて行くことだろう。

明日からは、季刊誌に連載した「三河wonder紀行」をお届けいたします。

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投稿者: okadaminoru

1957年名古屋市生まれ。名古屋在住。 岐阜県飛騨市観光プロモーション大使、しがない物書き、時代遅れのシンガーソングライター。趣味は、冷蔵庫の残り物で編み出す、究極のエコ「残り物クッキング」。 <著書> 「カカポのてがみ(毎日新聞社刊)」「百人の天職一芸(風媒社刊)」「東海の天職一芸(ゆいぽおと刊)」「東海の天職一芸2(ゆいぽおと刊)」「東海の天職一芸3(ゆいぽおと刊)」「長良川鉄道ゆるり旅(ゆいぽおと刊)」

「「カリーテンプルへの道!~世紀越え大カリーパーティー・ルポ④」(シリーズ最終回)」への8件のフィードバック

  1. 昔、お正月、確か?こんなコマーシャルがあった。
    おせちもイイけど❕カレーもねぇ❕
    我が家は急にカレーが食べたくなった時・・
    レトルトカレー/ナンを「チ~ン♪⤴」して食べます。
    白いご飯もイイけど、たまにはナンも良いもんです。
    先日、久し振りに「若鯱家」のカレーうどんを食べました。
    うどんを先に食べて残りの汁にご飯を入れて食べたくなるよねぇ
    メタボのお腹には、罪作りな若鯱カレーうどん

    1. 炭水化物と炭水化物の組み合わせって、妙に食べたくなるものです。

  2. カレーはチェーン展開してる店でほとんど食べないでレトルトカレーが多くあるのでそちらを楽しんでます。無印良品行くと種類豊富ですね。

    1. レトルトは便利で、無駄なく楽しめるから、便利なものですものねぇ。

  3. な〜んか良いですね〜( ◠‿◠ )
    カレーを食べて言葉を交わさなくても 目と目を合わせるだけで笑顔になる…。
    美味しいよね!楽しいよね!ワクワクするよね!凄いよね!これから始まるんだよね!
    こんな感じの心の声のやりとりが あちらこちらで行われてるような気がします。

    1. 食べ物を前にすると、誰もが笑顔になれる者なんだって、素直に感じられたものでした。

  4. あ〰っと言う間に一ヶ月が過ぎてしまった(。>﹏<。)

    「オカダさん、会いたいよぉ❣」

    どうよどうよ、ちょっとビックリした?嬉しい?
    みなさんが思っている事を代弁してみました。まあ、こんな時期ですからそれは叶わなくても、今ならどんな詩を書くんだろうと待ってる人は多いと思いますよ。待ち過ぎたのでちょっとお尻を叩いてみます。そろそろブログに顔出ししてもいい頃では(^_-)-☆

    1. 確かに・・・そうですねぇ!
      お見せするほどの顔でもありませんが、近い内にやっちゃいますかぁ!

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