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飛騨びと言の葉綴り~古川町・谷口充希子さん – 飛騨市公式ウェブサイト
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夏祭りや花火大会が各地で催され、それはそれはとても賑わっているようですねぇ。
何と言っても、夏祭りの夜店のぼく的な主役は、金魚すくいに射的と決まったものでした。
特に金魚すくいの夜店の周りは、どこもかしこも子ども連れで大賑わい!

アルマイトの容器を片手に、輪っかになった針金に薄い和紙が貼られた「ポイ」と呼ばれるもので、お目当ての金魚をすくい上げるという単純な遊びながら、これがなかなか簡単にはいかなくって、いつだって悔しい思いをしたものです。
それでも懲りずに、次の年も飽くなき挑戦を繰り返したものです。
一匹もすくうことが出来ないまま、ポイの和紙が破れてしまうと、夜店のオッチャンが小さなビニール袋に、金魚を2~3匹入れて「残念やったなぁ。これ残念賞や」とかなんとか言って、哀れなぼくを見かねて持たせてくれたものでした。

って、それはなにもぼくだけじゃなく、一匹もすくえない者たちへの、お約束事のような残念賞でした。
家に帰るとお母ちゃんが、どこぞかで買った駅弁の、釜飯の土器の釜に水を張り、金魚を泳がせたものです。

ぼくはガラス製の、フリルの金魚鉢で泳がせてやりたかったのに、

金魚のためにそんなハイカラな金魚鉢など買ってももらえず、近くの小川で取って来た、ホテイアオイを浮かべて釜飯の釜の金魚鉢の中を覗き、それぞれ金魚に命名した名を呼んだものでした。

って、どの金魚が何という名前だったか、こんがらがってしまってばかりでしたが・・・

しかしそれも幾日もしない内に、一匹また一匹と死なせることとなってしまい、アイスクリームの棒を墓標に見立て、亡くなった金魚の名を書き、猫の額ほどの花壇に埋葬し手を合わせたものでした。
合掌
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