「昭和Nostalgia」(445)

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飛騨びと言の葉綴り~古川町・谷口充希子さん – 飛騨市公式ウェブサイト


今日の「昭和Nostalgia」はコチラ!

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そう言えば昭和も半ば、ぼくが子どもだった頃。

お母ちゃんにとって月に一度の贅沢は、こんな菓子パンの「コロネ」を頬張りながら、内職の手を止め、クリープたっぷりのインスタントコーヒーを、何とも美味しそうに啜っていた瞬間だった気がしてなりません。

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恐らくそれは、内職のお給料が戴けた日であり、自分自身へのご褒美であったのかも知れません。

その日はぼくも、ちゃっかりオヤツと称して、お母ちゃんのコロネのご相伴に与かったものでした。

ヤドカリ型のパンの中に、黄色いカスタードクリームが入ったモノでなくてはならず、チョコレートクリームや生クリームであってはならぬ!

って、そんな時代、まだ生クリームの入ったコロネなんて、売ってなかった気もいたしますが?

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お母ちゃんはコロネを手に取ると、カスタードクリームがたっぷり入った大きな口の方ではなく、クリームの付いていない尻尾の部分から、巻貝状のパンを少しずつ剥がしては、大きな口のたっぷり詰め込まれたカスタードクリームをパンに塗り付け、なんとも美味しそうに食べていたものです。

間も無くお母ちゃんの祥月命日だ!

あの時代には叶わなかった、生クリームが尻尾までしっかり詰まったコロネを、お母ちゃんの遺影に供えるとするかぁ!

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未だに立派なマザコン親父として、押しも押されもせず、元気に生き抜いているよと伝えつつ!


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投稿者: okadaminoru

1957年名古屋市生まれ。名古屋在住。 岐阜県飛騨市観光プロモーション大使、しがない物書き、時代遅れのシンガーソングライター。趣味は、冷蔵庫の残り物で編み出す、究極のエコ「残り物クッキング」。 <著書> 「カカポのてがみ(毎日新聞社刊)」「百人の天職一芸(風媒社刊)」「東海の天職一芸(ゆいぽおと刊)」「東海の天職一芸2(ゆいぽおと刊)」「東海の天職一芸3(ゆいぽおと刊)」「長良川鉄道ゆるり旅(ゆいぽおと刊)」

「「昭和Nostalgia」(445)」への4件のフィードバック

  1. こういうオシャレなパンを売るパン屋が多治見にも出来た頃に食べたような?そのうちにハンバーガ屋さんが出来たような。

    1. 菓子パンは、もう何十年ってぇ程、食べてない気がします。
      食べたいなぁ~とは思うものの、買ったはいいけど丸々一個食べられないような気になって、手にした菓子パンを棚に戻しちゃったりしてますねぇ。

  2. 良いですね〜。お母さんにとって至福の時間ですね。
    お母さんの柔らかい表情やコロネとコーヒーの美味しさまでもが 想像出来ちゃいそうです( ◠‿◠ )

    1. お母ちゃんの、ささやかぁ~な、ささやかぁ~な、至福の時間であったと思います。

多治見の髙木ともふみ へ返信する コメントをキャンセル

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