「昭和Nostalgia」(422)

https://youtu.be/3CeTEMdXC7I

※遅まきながら、ぼくもフェイスブックとやらを始めました!まだまだ充実しておりませんが、ぜひ一度お越しください!Facebook


今日の「昭和Nostalgia」はコチラ!

写真は参考

子供の頃の、蒸し芋の続編です!

大の芋栗南京嫌いなぼくではありましたが、お母ちゃんが時折り作ってくれた、こんな鬼饅頭は別格で、ぼくも大好きなお母ちゃんお手製のオヤツでした。

特に蒸し上がったばかりの鬼饅頭は、ホッカホカで寒い日なんかにゃあ、とんでもないほどのご馳走でもあったものです。

写真は参考

だから冬の日、学校から帰って玄関の引き戸を開け、「ただいま~っ!」と大きな声で叫びながら、鼻から息を吸い込んで、「今日はもしかしたら、鬼饅頭かな?」ってな調子で、家の中の匂いを嗅ぎ分けたりした覚えがあります。

でも内職仕事に追われるお母ちゃんにとっちゃ、鬼饅頭は蒸し芋より遥かに手間がかかり、ぼくが喜ぶからって、そうそうせんど作っちゃもらえませんでしたですねぇ。

そう言えば鬼饅頭もさることながら、年に1度や2度くらいの割合で、こんなロバパンのような蒸しパンが登場したこともありました。

でも蒸しパンの中身は、それこそ鬼饅頭のようなサツマイモばかりだったような?

それでも子どもの頃のぼくにして見たら、それこそ盆と正月がいっぺんにやって来たような喜びようでもありました。

もうどんなに願おうとも、二度と味わう事の出来ぬ、お母ちゃんの鬼饅頭。

形は店屋に並ぶモノとは違い、歪極まりないものではありましたが、ぼくにとっては掛け替えのないほど尊い、昭和半ばを代表するお母ちゃんの手作りオヤツの、王様だったに違いありません。


このブログのコメント欄には、皆様に開示しても良いコメントをドンドンご掲示いただき、またその他のメッセージにつきましては、minoruokadahitoristudio@gmail.comへメールをいただければ幸いです。

投稿者: okadaminoru

1957年名古屋市生まれ。名古屋在住。 岐阜県飛騨市観光プロモーション大使、しがない物書き、時代遅れのシンガーソングライター。趣味は、冷蔵庫の残り物で編み出す、究極のエコ「残り物クッキング」。 <著書> 「カカポのてがみ(毎日新聞社刊)」「百人の天職一芸(風媒社刊)」「東海の天職一芸(ゆいぽおと刊)」「東海の天職一芸2(ゆいぽおと刊)」「東海の天職一芸3(ゆいぽおと刊)」「長良川鉄道ゆるり旅(ゆいぽおと刊)」

「「昭和Nostalgia」(422)」への4件のフィードバック

  1. つい先日・・
    スーパーで見かけて食べたばかり
    子供の頃に食べた鬼饅頭の方が
    サツマイモがもっこりと多かったような気がします。

    1. 昔と比べると、サツマイモの糖度も増しているようで、ほっこりとして美味しそうですものねぇ!

  2. 大好きです! 鬼饅頭!
    私が高校生ぐらいの頃からかなぁ? 忙しくて ほとんど家に居なかったお母さんが ようやくこの頃から 時々 家に居る時間が増えてきて…
    よく作ってくれました。
    柔らか過ぎず硬過ぎず もちろん味も ちょうど良い感じで。
    市販の鬼饅頭は 時々?っていう時があるけど お母さんのは 毎回 大当たりでしたね。
    これもまた 目分量で作ってたので驚きです。
    明日 秘訣を聞いてみよ〜っと♡

    1. それがいいです!
      きっとお母様も、鮮明な記憶を蘇らせてくださいますよ!

okadaminoru へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です