「昭和Nostalgia」(128)

飛騨市の「広報ひだ」6月号「飛騨びと 言の葉綴り」が掲載されました。

「広報ひだ」の『飛騨びと 言の葉綴り』がこちらの25710.pdf (city.hida.gifu.jp)

残念ながら広報ひだの本誌は、紙面のスペースに限りがあり、掲載文は抜粋版となっております。文字数制限のないweb版も勝田萌さん(古川町)  – 飛騨市公式ウェブサイト (city.hida.gifu.jp)併せてご覧いただければなによりです。

甚だ勝手な㊗飛騨市制20周年記念song「飛騨びと達の、SOYAな SOYAさ」をyoutubeにアップしました~っ!記念ムードで盛り上がる、飛騨市の雰囲気を歌い上げま~す!


今日の「昭和Nostalgia」はコチラ!

写真は参考

ぼくが小学校から帰ると、3時のおやつと言うわけではなく、大皿一杯に蒸し芋が山の様に積み上げられていたものです。

参考

おそらくお母ちゃんは、縫物の内職の傍ら、時には蒸し芋がお昼ごはんだったり、お茶請けであったのかも知れません。

鹿児島出身の母は生粋の薩摩おごじょでしたから、サツマイモに滅法目が無く、年がら年中蒸し芋が卓袱台を占拠していたものでした。

ところがぼくと来たら、芋栗南京は何よりの天敵!

蒸し芋以外におやつが無った時は、それはそれは凹んだものでした。

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でもたまぁ~に、同じサツマイモでも一手間も二手間もお母ちゃんがかけた、大学芋や鬼饅頭の日も稀にあったりして、どうしたわけか同じサツマイモながら、それらは別物としてぼくの好物でもありました。

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昭和半ばのぼくの3時のおやつは、サツマイモの他にも、こんなものがありました。

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まずは、お櫃の残りご飯に砂糖と卵を入れ、それを混ぜ合わせ、フライパンでホットケーキの様に焼いた、ライスケーキ!

お櫃の中で饐えた匂いのする冷ご飯でも、お母ちゃんは笊に空け、水洗いして「なぁ~んともないない!」って、平気でライスケーキにしてくれたものでした。

それでも不思議と、それを美味しい美味しいと言って鱈腹食べても、お腹はなぁ~んてことありませんでしたから、当時の子ども時代は、胃腸も丈夫だった証かも知れません。

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それと節約おやつの定番は、パンの耳の「揚げパン」。

これまた大好物でしたねぇ。

お母ちゃんがパン屋さんで食パンを買い求めるついでに、サンドイッチにした残りのパンの耳を貰って帰って来て、よく作ってくれたものでした。

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お母ちゃんは餡子好きでもありましたから、火鉢の上ではよく大鍋で小豆が炊かれ、そのまま大盛のぜんざいとなる事もしばしば!

とうぜん3人家族で一度に食べきれる量ではありません。

だから残ったぜんざいは、大きな丼鉢に入れられそのまま冷蔵庫へ!

それが翌日以降のぼくのおやつとなったものでした。

写真のような焼餅など入っておらず、代わりにお母ちゃんお手製の白玉粉が浮かび、ぼくはそこに牛乳を入れ丼抱えて満足気にいただいたものでした。

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時にはこんな市販の「甘食パン」の日も、嬉しかったものです。

昭和半ばのおやつは、コンビニで品定めするような、裕福な時代でもなく、お母ちゃんが与えてくれるものを、それなりに楽しみながらいただいた、尊い時代でもあった気がしてなりません。

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投稿者: okadaminoru

1957年名古屋市生まれ。名古屋在住。 岐阜県飛騨市観光プロモーション大使、しがない物書き、時代遅れのシンガーソングライター。趣味は、冷蔵庫の残り物で編み出す、究極のエコ「残り物クッキング」。 <著書> 「カカポのてがみ(毎日新聞社刊)」「百人の天職一芸(風媒社刊)」「東海の天職一芸(ゆいぽおと刊)」「東海の天職一芸2(ゆいぽおと刊)」「東海の天職一芸3(ゆいぽおと刊)」「長良川鉄道ゆるり旅(ゆいぽおと刊)」

「「昭和Nostalgia」(128)」への4件のフィードバック

  1. 蒸したさつまいも だけを見ても美味しそうです。やはり昭和女子ですね。
    当時、「万能鍋」とゆう鍋で 今でゆう「無水鍋」なんでしょうね。それで蒸してもらい お塩多めで冷蔵庫で冷えていると嬉しかったです。なんでもご馳走様でした。

    1. やっぱり女性は、芋栗南京に目がございませんかぁ!
      ぼくは唾液の分泌量が少ないのか、芋栗南京が口の中でパサパサとなってしまい、なかなか飲み込めないのも苦手な原因のようです。

  2. お餅が小さい頃は苦手だったので 白玉が入っているのをお願いしてました。
    オカダさんのブログで知ったぜんざいに牛乳は とても美味しかったですよ。

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