ぼくの新曲、「飛騨びと達の、SOYAな SOYAさ」です。ぜひ今日もお聴きください!
「KIRIN BEER PRESENT’S オカダミノル ほろ酔い Live 2024~結葉の季(むすびばのとき) in C♭」開催決定!(※詳細は、2/20のこのブログをご覧ください!)
「ゴメン!俺…」。
私の言葉を女将が遮る。
「暖簾潜ったらどんなに偉い人だろうが、重たい鎧兜も看板や肩書も、脱ぎ捨てるのがこの店の慣わしじゃんね。

あんたも、そんなもんとっとと脱ぎ捨てりん」。
女将は妻に目配せし、思わせぶりに笑った。
「たっくん、いいじゃない。
またあの日のようにゼロから始めれば」。
なんのことはない。先刻妻はお見通しだったのだ。
「そんなもん幸せなんて、腹八分がちょうどええ。
腹一杯になりゃ、後からやって来る幸せも食い損なってまうだで」。

どんな高級料亭よりも舌を巻く、豊橋駅前立ち飲みあさひの深情け。
(完)
このブログのコメント欄には、皆様に開示しても良いコメントをドンドンご掲示いただき、またその他のメッセージにつきましては、minoruokadahitoristudio@gmail.comへメールをいただければ幸いです。
そうなんだろねぇ。
暖簾を潜った世界とお風呂はそういうとこだと思うなぁ。
お酒っていいよね(⌒∇⌒)
色んなこと教えてくれるし、
出会いや経験をくれる。
安い酒は節約にはならないよぅ。
お茶代わりにはなるけどお茶は酒の代わりにはならないね。
談志師匠も、
”酒が人間をダメにするんじゃない。人間はもともとダメだということを教えてくれるものだ。”
って言ってたし。
お酒ってスゴイね(^^♪
酔い方にも、ほろ酔い、泥酔と色々ありますが、やっぱり愉しくたしなみたいものです。
でなきゃ、お酒に申し訳ありませんものねぇ。
こんな素敵な女将さんが居るお店なら 常連になるぐらい通っちゃうなぁ〜。
「ただいま」じゃないけど ス〜っと吸い込まれるよう自然に暖簾を潜って 椅子に座ると同時に全身の力が抜ける感じ…。会話の量は関係なく 女将さんと意思疎通が出来るような。
帰る時には 心までもがあったかくなるでしょうね。( ◠‿◠ )
ラストの文章『幸せなんて腹八分がちょうどええ……』
素敵です。
ネットでちょっと調べたら、どうやら閉店しちゃってるような・・・。
去年の6月末、店舗老朽化でとありました。
もう一度行ってみたかったなぁ!