「14通のラブレター」⑤

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まだ子どもたちが小さかったころ。

参考

お隣のご隠居が『今日は鰻がようけ釣れてな』って、丸ごと一匹お裾分けしてくれた日のことや。

すぐに奈々ちゃんが七輪で蒲焼きにして、家族みんなで卓袱台囲んで鰻丼食うたやろ。

写真は参考

食べ始めてしばらくすると一樹が『母ちゃん、鰻嫌いなんか？だって尻尾のとこ、ちょびっとしか乗っとらへんが』って不思議な顔してな。

写真は参考

そしたら奈々ちゃんが小声で『実はな、鰻は尻尾んとこが一番栄養満点で旨いんやて』ってゆうもんやで、それからが一騒動やったわ。

参考

子どもらが皆して、母ちゃんの尻尾と代えてくれって泣き喚いたんやで。

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投稿者: okadaminoru

1957年名古屋市生まれ。名古屋在住。 岐阜県飛騨市観光プロモーション大使、しがない物書き、時代遅れのシンガーソングライター。趣味は、冷蔵庫の残り物で編み出す、究極のエコ「残り物クッキング」。 ＜著書＞ 「カカポのてがみ（毎日新聞社刊）」「百人の天職一芸（風媒社刊）」「東海の天職一芸（ゆいぽおと刊）」「東海の天職一芸2（ゆいぽおと刊）」「東海の天職一芸3（ゆいぽおと刊）」「長良川鉄道ゆるり旅（ゆいぽおと刊）」

「「14通のラブレター」⑤」への10件のフィードバック

  1. ここ十年以上
    水は「ウォーターサーバー」富士山の天然水・・
    どうも水道から飲む水が美味しいとは言い難く！
    子供の頃はそんな事全然思いもしなかったけど
    贅沢になったんでしょうか？
    水分は冬でも夏はなおさらこまめに飲むようにしています。
    水は大切だからさぁ⤴
    ほらぁ！
    昔から言うでしょ！「水も滴るイイ男」って
    今は違うよぉ！
    「瞼も垂れ下がるむくれジィジィ」って

    返信

    1. 子どもの頃は、ラジオ体操が終わると、公園にあった手押しポンプの井戸水を、みんなでジャブジャブと汲み上げて、美味しく飲んだものでした。
      あの鉄の味がほんのりとする、井戸水。
      ぼくらは「鉄管ビール」と呼んだものでした。
      でももうきっと、今だったらとても飲みないかも！

      返信

  2. これも子を思う親の愛情？
    自分は尻尾のとこだけで、
    子供達には身の美味しいところを贅沢に。
    優しさ溢れる光景なことで。
    そう思っておりましたが、
    気になり調べてみたら、
    なんと、
    尻尾には栄養がしっかりあるようでビックリ！！
    なんなら、
    頭に近い方よりも尻尾を選択する傾向のようです。
    母様は存じていたのかは定かではありませんが、
    団らんが頭に浮かびます。
    きっと家族は覚えていることでしょう。
    今日の地元は天気は良いが風が強く、
    気温もさして上がらない寒い日でしたが、
    孫と自転車で公園へ行ってきましたよ。
    孫はそこで友人と合流するので、
    オイラはそのままプチサイクリング
    で、
    公園で感じたのですが、
    遊んでる子供の数より圧倒的に、
    ご高齢の方の数が多い！！
    友人との約束がなければ孫も、
    家でゲーム三昧ですから当然の光景でしょうか。

    返信

    1. なんとも老いてゆくばかりのこの国のつぶさな現状のような情景ですねぇ。
      ぼくの住む町も同様です。
      ぼくらの子供の頃は、下校時刻を過ぎると、小さな駄菓子屋に子どもが入りきれないほど屯っていたものでしたよねぇ。

      返信

  3. 鰻の部位、あまり気にしたこと無かったですが、こんな場面に遭遇したら、、、。
    取り合い！喧嘩！
    でも、実際、どうなんでしょうか？
    食べ比べしないと分からない？
    個人によって好みが異なる？

    返信

    1. 鰻の部位の栄養価の違いは、東三河の王城恋太さんがお調べくださったようですが、尻尾の方が栄養価が高いと聞いてビックリ！
      家のお母ちゃんも尻尾の辺りをちょっとだけご飯に載せ、「まぁお母ちゃん、鰻はこんだけでええ。あんまり好きやないし」と、嘯いていたものでした。
      それが証拠に、晩年は美味しそうに鰻丼をペロッと平らげていましたから！

      返信

  4. 母親はいつも　尻尾や残り物でも幸せなんですよね　(　＾∀＾)

    私もそうですが、息子やちびっこ達が　笑顔で『美味しい！美味しい！』って
    パクパク食べているだけで　満腹になる？？　ような気になるんです　(笑)

    飛騨市　沢さんの　[鮎のぼっか煮]　
    いただきましたよ～
    わたし　初めてじゃなくリピーターだったんです！　
    昨年の夏にも取り寄せていたんです　❤

    甘露煮なのに　沢さんのぼっか煮は　優しい辛さと甘さで　とても上品な味。　
    見た目も少し緑がかった　鮎本来の美しさを残しつつ　しっかりと味付け。

    頭から尻尾まで　骨も軟らかく　ぜーんぶ食べちゃえるんです　(#^.^#)　

    白米にも合いますが　わたしはもちろんちびちび　日本酒にしましたよ　❤
    ２尾入って 626円　

    常温で半年持つので　次回は飛騨牛も魚も大好きな　ちびっこ達にも食べさせてあげたいなーと思っていますよ　　
    　　(。^。^。)

    返信

    1. そうでしたか、そうでしたか！
      じゃあぼくも、ハートさんの食レポに惹かれ、[鮎のぼっか煮]お取り寄せしてみよっと！

      返信

  5. 我が家も同じような光景が…
    私も鰻の尻尾のところ一切れをご飯の上に乗せてたんですが 娘がそれを見る度に「えっ！お母さん それだけ？」と。
    「これで十分。ありがとう。」と返すと　「ダメだよ！」と言って 鰻を一切れ 私のご飯の上に( ◠‿◠ )
    他 ３人の男性陣は 何も言わず黙々と食べてるんですけどね。
    まさか栄養が ギッシリだったとは。

    ps. 寒干し大根　食べましたよ〜。
    まずは シンプルに寒干し大根と鶏もも肉の煮物を作りました。
    あまり戻し過ぎると…と書いてあったんですが　せっかくだから いろんな歯触りも試してみたくて 半分はしっかり戻し 半分はほどほどにして調理しました。
    美味しかった〜( ◠‿◠ )
    大根本来の味もちゃんとわかったし ほのかな甘さも。もちろん 二つの歯触りも楽しめました。
    次回は 別の調理法で味わうつもりです。

    返信

    1. 寒干し大根ご賞味いただき、誠にありがとうございました。
      なんだか、あれもこれもと試したくなっちゃう気持ち、よ～くわかります。
      今だけの、おごっつぉですね～っ！

      返信

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