「聞こえないほどの小さな拍手」⑩(最終話)


ぼくの拙い歌にさえ、小さな、しかし力一杯の拍手を贈ってくださったあのご婦人。

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今ぼくは30代半ばとなり、追い続けていたシンガーへの夢も、いつしか遠い記憶の彼方へと、置き去りにして来てしまいました。

しかし、あのご婦人がくれた、小さな力一杯の拍手の音は、今も耳を澄ませば聞こえてくるような気がします。

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そしてもしもどこかで、あのご婦人にお会いできることがあったならば、今度はぼくが「あなたにいただいた、小さな力一杯の拍手のお陰で、今日まで一生懸命に生きてこられました。ありがとう」そう言って、心から感謝の拍手を贈りたいものです。

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投稿者: okadaminoru

1957年名古屋市生まれ。名古屋在住。 岐阜県飛騨市観光プロモーション大使、しがない物書き、時代遅れのシンガーソングライター。趣味は、冷蔵庫の残り物で編み出す、究極のエコ「残り物クッキング」。 <著書> 「カカポのてがみ(毎日新聞社刊)」「百人の天職一芸(風媒社刊)」「東海の天職一芸(ゆいぽおと刊)」「東海の天職一芸2(ゆいぽおと刊)」「東海の天職一芸3(ゆいぽおと刊)」「長良川鉄道ゆるり旅(ゆいぽおと刊)」

「「聞こえないほどの小さな拍手」⑩(最終話)」への2件のフィードバック

  1. 今まで数えきれない人達に助けて頂いたり そっと寄り添って頂きました。感謝してもしても全然足りないぐらいに。
    なので 私もその方々に会う機会がある時は まず私自身が笑顔でいようと思っています。そして 日々 息子達が一歩ずつ前進出来るよう模索しながらも息子達の背中に手を添え 時には力を込めて育てていこうと。
    息子達が成長し続ける事が 恩返しになるのかなぁ〜と思っています。

    素敵なお話…
    ありがとうございました。
    ほんわか優しい力を頂いた感じです( ◠‿◠ )

    1. そう感じていただけたら、ぼくも嬉しい限りです。
      でもこういった些細な出来事って、何気に存在しているのでしょうが、その日の自分の心が曇っていたりすると、ついつい見落としてしまっているだけかも知れませんよねぇ。
      今日も心の曇りを拭って頑張るぞーっ!

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