「なごや『大須下町探偵社』」第67話

「ボーッと黄昏れてんじゃねぇよ~っ!中高年癒しの楽園ラジオ」FM WATCH 78.5MHz 毎週火曜日15:00~16:00で始まりました‼(※詳しくは、6月19日のブログをご覧ください)※再放送は、毎週火曜日の19:00~20:00です!

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「なごや『大須下町探偵社』」第67話

66 小料理屋店内                                

テーブルを両手で軽く叩くつぼみ。

参考

つぼみ 「そんなの詭弁です!

     女に抱いてくださいとまで言わせた気持ちが、あなたには判らないんだ

     わ!」

     話し終えても怒り冷めやらずで、プイッと横を向く。

参考

良 介 「奥様の仰る通りかも知れません。

     しかし彼女にも、私にも家族があります。

     いくら妻以上に、どれほど彼女を愛しているとしても、もし私が彼女を

     抱いてしまったら、何の罪も無い両方の家族が傷付くだけです。

     彼女は、きっとそんな私の気持ちも判っていて、もう一枚のメモ用紙に

     『ありがとう』とだけ綴ったのです」

     腕組みをしたまま、一言一言、言葉を選ぶように話し出す拳太。

参考

拳 太 「彼女は、あなたに対する自分の気持ちを、自分の言葉で、自分の声で表

     現できず、さぞかしもどかしかったのでしょう。

     そしてあなたに抱いた、真実の愛を伝えたくて『抱いてください』と、

     綴ったのではないでしょうか?

     そしてきっとあなたが、決して彼女を抱いたりはしないと、自ら感じ取

     っていたのかも知れませんね」

良 介 「そう・・・かも知れません。

     でも、これで良かったんだと、・・・きっとこれからも、誰にも迷惑を

     掛けず、誰も傷付けず、そっと私の心の中だけで、永遠に彼女を愛し続

     けられると。

     初恋の相手が、・・・20年後に、・・・最後の恋の相手になるなん

     て・・・。

     ハハハ。・・・でも今は、そう信じようと思っています」

table trip

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投稿者: okadaminoru

1957年名古屋市生まれ。名古屋在住。 岐阜県飛騨市観光プロモーション大使、しがない物書き、時代遅れのシンガーソングライター。趣味は、冷蔵庫の残り物で編み出す、究極のエコ「残り物クッキング」。 <著書> 「カカポのてがみ(毎日新聞社刊)」「百人の天職一芸(風媒社刊)」「東海の天職一芸(ゆいぽおと刊)」「東海の天職一芸2(ゆいぽおと刊)」「東海の天職一芸3(ゆいぽおと刊)」「長良川鉄道ゆるり旅(ゆいぽおと刊)」

「「なごや『大須下町探偵社』」第67話」への2件のフィードバック

  1. 朝夕 少し肌寒く感じるようになってきましたよね。でも 日中に掃除とかすると やっぱりまだ暑いかな⁈
    今日 夕食の献立に 豚バラと白菜の鍋を作ってみました。
    いつも その時の気分で味付けを変えるんですけど 今日は出汁の中に材料を入れて そのまま食べたり 時々 柚子胡椒を入れて食べました。
    美味しかった〜( ◠‿◠ )
    ビールと交互にエンドレス(笑)
    ポン酢で食べたり もっと寒くなると生姜を入れたりもしますよ。
    今度の週末には 一人湯豆腐鍋を作ろうと思ってま〜す♡

    1. 少しずつヒンヤリして来ると、ついつい鍋が恋しくなっちゃいますよねぇ。
      ぼくの鍋シーズンももう始まっています!

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