「なごや『大須下町探偵社』」第66話

「ボーッと黄昏れてんじゃねぇよ~っ!中高年癒しの楽園ラジオ」FM WATCH 78.5MHz 毎週火曜日15:00~16:00で始まりました‼(※詳しくは、6月19日のブログをご覧ください)※再放送は、毎週火曜日の19:00~20:00です!

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「なごや『大須下町探偵社』」第66話

65 イメージ描写                                

     ホテル風月館裏、夕暮れの河原の土手。

写真は参考

     良介と久美が手話を交え、愉しそうに過ごしている。

良 介 「(ナレーション)彼女の事が、誰よりも何よりも大切だから・・・だから

     抱かないでおこう。

     安物の恋愛小説みたいですが、心からそう思ってしまったのです。

     彼女は言葉を失ってまだ半年あまりのため、思うように手話が使いこな

     せません。

     私だって、本当に簡単な事でなければ、手話を読み取ることなど出来ま

     せん。

     だから重要な事は、いつもメモ用紙を使っての筆談でした」

参考

拳 太 「(ナレーション)なるほど、・・・筆談・・・ですか」

良 介 「(ナレーション)ある日。彼女から、『抱いてください』と書かれたメモ

     用紙を手渡されたことがありました。

     正直、嬉しかったものです。

写真は参考

     しかしやっぱり、抱くことなんて出来ませんでした。

     もしも彼女を抱いいしまったとしたなら、何もかもを無くしてしま

     う、・・・そんな気がしたのです・

     幼い日のあの甘酸っぱい記憶さえも、そしてこんなにまで彼女の事を、

     心から愛している気持ちさえも。ありふれた薄っぺらなものに成り果て

     る気がしまして・・・」

table trip

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投稿者: okadaminoru

1957年名古屋市生まれ。名古屋在住。 岐阜県飛騨市観光プロモーション大使、しがない物書き、時代遅れのシンガーソングライター。趣味は、冷蔵庫の残り物で編み出す、究極のエコ「残り物クッキング」。 <著書> 「カカポのてがみ(毎日新聞社刊)」「百人の天職一芸(風媒社刊)」「東海の天職一芸(ゆいぽおと刊)」「東海の天職一芸2(ゆいぽおと刊)」「東海の天職一芸3(ゆいぽおと刊)」「長良川鉄道ゆるり旅(ゆいぽおと刊)」

「「なごや『大須下町探偵社』」第66話」への4件のフィードバック

  1. 今日は、なんか?
    頭に「おでき」らしきものを
    治療にこれから皮膚科へ行ってきます。
    歳取ると色んな物が出来ます。
    では、では!

  2. 紙漉き 一度は体験してみたいんですよね〜。
    牛乳パックを使って作るおもちゃの紙漉きは 体験した事があるんですけど それも意外と難しかったです。仕上がりは ハガキぐらいの大きさなんですけど 最初から最後まで繊細且つ丁寧に行わないと 残念な結果になってしまうんです。
    紙漉き ろくろ陶芸 機織り
    この三つは 機会があれば一度体験してみたい。
    オカダさんは 旅先などで 何か体験した事がありますか?

    1. ぼくも紙漉きはやったことありません。
      旅先での体験は、島根の安来節演芸館のステージに上がって教えていただいた、安木節のドジョウ掬いです。

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