「なごや『大須下町探偵社』」第19話

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「なごや『大須下町探偵社』」第19話

19 栄テレビ塔                                 

     観光バスが走り出す。

写真は参考

     それを追跡する凸凹オンボロ軽自動車。

20 観光バスの車中   

写真は参考

良 介 「皆様、おはようございます。

     本日は、バツイチ温泉ツアーにご参加いただきまして、誠にありがとう

     ございます。

     私は、皆様のご旅行のお手伝いをさせていただきます、セントラル・ジ

     ャパン・ツアーズのツアー・コンダクターで吉沢と申します」

     後部座席の子連れツアー客、派手で濃い化粧の大柄な鈴村恵子(32)が声

     を掛ける。

鈴 村 「ツアコンの吉沢さんも、もちろんバツイチなんでしょ?

     好みのタイプだわぁ!」

参考

     それまで静まり返っていた車内が、ドッと沸き返る。

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投稿者: okadaminoru

1957年名古屋市生まれ。名古屋在住。 岐阜県飛騨市観光プロモーション大使、しがない物書き、時代遅れのシンガーソングライター。趣味は、冷蔵庫の残り物で編み出す、究極のエコ「残り物クッキング」。 <著書> 「カカポのてがみ(毎日新聞社刊)」「百人の天職一芸(風媒社刊)」「東海の天職一芸(ゆいぽおと刊)」「東海の天職一芸2(ゆいぽおと刊)」「東海の天職一芸3(ゆいぽおと刊)」「長良川鉄道ゆるり旅(ゆいぽおと刊)」

「「なごや『大須下町探偵社』」第19話」への2件のフィードバック

  1. タクシー同様 観光バスも少〜し苦手な私です。独特な匂いが…。
    あと最大な原因 酔いやすいという事。三半規管が弱い為 多分 今でも無理でしょうね。
    小学生の頃 遠足などで観光バスに乗る時は いつも一番前の席で 隣には バスガイドさんが。現地に到着すると 降車後 必ずバスガイドさんとベンチなどに一緒に座って 休憩してました(笑)
    優しく話し掛けてくれて… あの時間 心地良かったんですよね〜。
    遠足の思い出と言えば まず最初に思い出すのは バスガイドさん♡

    1. ぼくも家に車がなかったからかも知れませんが、小学校の1年生の頃までは「乗り物酔い」をしたものでした。
      だから遠足でバスに乗る時は、「センパ」だったか乗り物酔い止めを飲まされた記憶がかすかにあります。

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