「KIRIN BEER PRESENT’S オカダミノル ほろ酔いLive 2023 Autumn in C♭」開催決定!!! ★詳細は4/29のブログをご確認願います。
今日からは、ぼくが10年近く前に初めてこっそり書いた、なぁ~んちゃって時代物の作品です。はてさてどんな物語となりますやら。お付き合いいただければ何よりです。そう言えばこの作品を書き始めた頃、ぼくの楽曲「花筏」の構想を朧気に抱いたものでした。
まずはぼくの楽曲「花筏」をお聴きいただきつつ、物語の世界をお訪ねいただければこの上なく幸せです。
「ギヤマンの欠片(かけら)」No.1
まるで淡い紅でも引くように、散り初めし桜の花びらが舞う。

信州高遠藩江戸上屋敷の小さな中庭には、国元よりも一足早く、春の息吹がそこかしこに満ちていた。

桜色した一片の小さな花弁が、まるで散り行く運命に、抗おうとでもするかのように身を翻す。
ほんの一時でも、宙を彷徨い続けていたいとばかりに。
春まだ浅い気まぐれな風に、ただその身を委ねながら。
散り初めし桜一片が、ゆったり舞い落ちるまでの束の間。
たとえそれは花弁が抱いた、儚い未練であったにせよ。
我が目に映るその姿は、何とも馨しい春の女神の、可憐な戯れにさえ見えるから不思議なものよ。
それにひきかえ太平に甘んじ続けた、今時の武門の世は、果たして桜に比べ如何ばかりのものであろうか。
幾度となく訪のうた、潔い散り際さえ、遠の昔に失した我が身。
築山脇の池に投じた貧相な己が姿を、石室惣兵衛は今更ながら恥ず想いで眺めた。

老いさらばえ、曲がり果てた腰を、グイッと一つ伸ばしながら。
「どうした爺。まいるぞ」
「ははっ、若君。ただ今」
元服前の総髪を揺らしながら、袴姿に片袖を脱いだ内藤喜八郎が、木刀を上段に構える。

「イャーッ」と一声張り上げ、惣兵衛に向かい大きく踏み込み、瞬時に一太刀を浴びせた。
このブログのコメント欄には、皆様に開示しても良いコメントをドンドンご掲示いただき、またその他のメッセージにつきましては、minoruokadahitoristudio@gmail.comへメールをいただければ幸いです。
今年の春先はちょっと浮かれて岐阜県の桜の名所を検索していたら高遠の桜を見つけたので幾度となく眺めていました。なので初時代物を楽しみますね。
私の毎年は2月が終わるとあっとゆうまに12月になってしまいます。今年は季節がはやく過ぎてしまいお茶摘みの時期を逃してしまいました。それならミョウガ寿司の季節を逃さないようにとミョウガの葉の出る場所に腰をかがめていき猫よけのトゲトゲをふみ ここにトゲトゲを置くのはやめようと思いました。ミョウガ寿司の葉の季節には早すぎた?のか季節感も衰えてきたのかと少しがっかりしましたけど台風の来る前にもう一度見てきます。
そんなこんなで 季節感を無くしていたら 「梅!」 昨年失敗しない梅干しが大成功したので 来年はもっと漬けようと思った事を思い出して 梅の予約までは辿り着きました。
大成功したら次のLiveの時にはオカダさんの苦手の部類とゆう梅干しの差し入れをお楽しみに〜もう一つ調子に乗って塩っぱいだけの梅干しも漬けて見ようと思っています。
塩っぱくなってきました?
いやぁ~っ、塩っぱ酸っぱさが口の中に広がってきちゃって大変です。
でも熱中症対策も必要ですから、梅干しもちゃんと摂らなきゃいけませんよねぇ。
老いた身体に鞭打って…
若君! 無茶をさせないで下さいよ〜
爺は もしかしたら 心の奥底にあるチクッとした古い痛みや はっきり分かる老いを感じながらも 若君の前だと “若君の為… ” っていう想いだけで 心も身体も動いちゃうんでしょうね⁈
それを知ってか知らずか若君は。
親子や兄弟以上の関係で 若君の事を大切に想ってるであろう爺。
この段階では 若君の事が何もわからないから 話しの続きを楽しみに待ちたいと思います( ◠‿◠ )
ps. 私も老いた身体に鞭打って 息子達に向かって行っちゃうんですよね〜(笑)
老婆心っていうものが、お爺にもちゃんとあるんでしょうねぇ。
お爺はまさに、育ての親のような存在なんでしょうし。
掛け替えのない心の絆がちゃんと結ばれているんでしょえねぇ。