「金糸雀(かなりあ)」No.9

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ぼくの「金糸雀」をぜひともお聴きいただきながら、シナリオをご覧ください。

マリー「あらっいやだ!

   タカシちゃ~ん。

参考

   大変だったんですって!

   ちょっとアンタ!

   図々しくタカシちゃんの側に座ってないで、どきなさいよ邪魔邪魔!」

ナ レ「突然病室に舞い込んだ珍客は、たかしをストーカー的に追いかけ回す、

   LGBTのマリー。

   佳代を突き飛ばし、ベッドに駆け寄りたかしにマリーが頬ずりした。

   呆然と立ち尽くす佳代」

たかし「ちょ、ちょっと止めてくれよマリー」

佳 代「マ・リ・-・・・?

   どこがマリーって感じなのよ!

   ああ、なんだかだわ・・・(独り言のように呟く)

   (そして大声で)あなたってそう言うご趣味がおありになったのね!

   どうもお邪魔様でした!」

  ドアがけたたましい音を立てて閉まる。

写真は参考

たかし「誤解だって!

   違うんだって!

   待ってくれよ、待ってくれよ、佳代ちゃ~ん!」

  病院の廊下に響くハイヒールの靴音。

写真は参考

たかしの叫び声がだんだんと遠退く。

佳 代「なによ!

   バカバカしい!

   マリーの何処がいいって言うのよ!

   ・・・・・ええっ?

   なに?

   これってもしかして・・・わたし・・・嫉妬してる?」

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投稿者: okadaminoru

1957年名古屋市生まれ。名古屋在住。 岐阜県飛騨市観光プロモーション大使、しがない物書き、時代遅れのシンガーソングライター。趣味は、冷蔵庫の残り物で編み出す、究極のエコ「残り物クッキング」。 <著書> 「カカポのてがみ(毎日新聞社刊)」「百人の天職一芸(風媒社刊)」「東海の天職一芸(ゆいぽおと刊)」「東海の天職一芸2(ゆいぽおと刊)」「東海の天職一芸3(ゆいぽおと刊)」「長良川鉄道ゆるり旅(ゆいぽおと刊)」

「「金糸雀(かなりあ)」No.9」への4件のフィードバック

  1. 今日は極め付けの経験をお話しです ❢
    16歳くらいまで銭湯通いだった。
    あれは、確か?
    中学生の時だった、いつものように湯船に入っていると
    うん⤵何だか?変わった中年の男の人が入って来た。
    最初は気にしていなかったけど
    何か?素振りがヘン ❢
    普通、大体の男の人はジュニアをタオルで隠すけど
    その人、少し大き目のタオルで首からヒザ辺りまで隠し
    おじさんが、湯船に入って来て
    私に向かって「今度、お店に遊びに来て~ぇ⤴」猫なで声・・
    中坊の純情だった、口をあんぐり・・
    ホント、貴重な経験でした。
    あれからだ、おじさんにモテ始めたのはって
    これはウソ ❢

    1. そいつぁー、貴重な体験でしたねーっ。
      でもお誘いに乗って、お店に遊びに行ってたら、これまた一味違う人生が待ち構えてたんじゃあ?

  2. 昨日14日は 母の日。
    ラジオで ちょっとグッとくるお話を聞いたので 書かせてもらいますね。

    50歳の娘さんが帰省し お母さん(74歳)と話してる時 『おばあちゃんが亡くなったのが84歳だからって私もあと10年かな〜』とポツリ。
    あと10年。母が健康でいてくれたとして 私がお盆と正月に帰省し1泊2日 年に2回 トータルで40日。小学生の夏休みぐらいの期間しか一緒に過ごす時間が残されてない事に 改めて気付いたと。
    母は 結婚当初から祖父母と同居。今も健在。50年近く祖父母の世話をしてきた母の真似は出来ないし 本当に頭が下がる。まだ祖父母が健在な今も 母が心から羽を伸ばせる時間がないと思うけど 母自身のカウントダウンが始まったのなら どうか残りの時間 自分の為に大切に使って欲しいと心から願っています。
    お母さん いつも本当にありがとう。

    両親の事 私自身の事を考えると涙が出ました。
    本当にそうなんですよね。
    だから 大切にしていかないと…ですよね。

    1. とっても素敵なお話ですねぇ。
      人生終盤の母娘で過ごす心の夏休み期間なんでしょうね。
      でも改めてそう気付かれた事そのものが、何よりの宝物かも知れませんよねぇ。

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