毎日新聞「くりぱる」2006.6.25特集掲載⑤

素描(スケッチ)漫遊(まんゆう)(たん)

「帽子の楽園」

「私、小さい頃から帽子屋やりたいなぁと思っとったんやて。岐阜の美濃加茂からここへ嫁いで来て、お父さんに夢叶えてもらったの。それから早や55年」。

帽子の専門店、フジヤ帽子店のH.Oさん(81)は、大好きな帽子に囲まれご満悦。

写真は参考

「創業した頃の店は、バラックやったんやて。それでも昔はよう売れたでねぇ。もう今は商店街を行き交う人も少なくなったし、時代も変わってまったでねぇ。」。

だが昔ながらのお洒落好きのご夫人方には、今も支持され新作を心待ちにされるとか。

「娘時代に観た映画で、女優さんが被っとった帽子が欲しくってねぇ。私も昔からお洒落好きやったで」。

とにかく店内は隅々まで、ありとあらゆるデザインの帽子が溢れかえるほど。

写真は参考

まるで色取り取りの花が咲く、帽子の楽園に迷い込んだようだ。

フジヤ帽子店 松阪市日野町(2006.6.25時点)

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投稿者: okadaminoru

1957年名古屋市生まれ。名古屋在住。 岐阜県飛騨市観光プロモーション大使、しがない物書き、時代遅れのシンガーソングライター。趣味は、冷蔵庫の残り物で編み出す、究極のエコ「残り物クッキング」。 <著書> 「カカポのてがみ(毎日新聞社刊)」「百人の天職一芸(風媒社刊)」「東海の天職一芸(ゆいぽおと刊)」「東海の天職一芸2(ゆいぽおと刊)」「東海の天職一芸3(ゆいぽおと刊)」「長良川鉄道ゆるり旅(ゆいぽおと刊)」

「毎日新聞「くりぱる」2006.6.25特集掲載⑤」への8件のフィードバック

  1. 大垣市本町にも帽子屋さんがあります。フジヤ帽子店さんと似たたたずまい。ぼくの高校時代の通学路に既にこのお店はありました。したがって、半世紀以上続いているお店です。家内はいくつも帽子を持っていますが、アルシンドさんのようなカッパ頭になったぼくは持っていません。秋に向けて似合いそうな帽子が一つ欲しくなりました。

    1. ぼくも帽子好きの部類に入りますねーっ。
      帽子一つで気分も変えられますから、大切なアイテムですねーっ。

  2. 帽子・・
    好きやねぇ ❢
    家に何個あるか?
    数えた事ないけど、とにかく、いっぱいある。
    これから秋冬に向かって・・
    丸刈り頭にはニット帽がイイねぇ ❢

    1. そう言えば、落ち武者殿も帽子がお好きでしたよねーっ。
      帽子も立派なファッションアイテムですものね。

  3. 帽子 もう何年被ってないだろう。子供達の運動会や海水浴や真夏の散歩の時に被った記憶しか。
    街でお年を召した女性が帽子を格好良く被ってる姿を見かけると 素敵だなぁ〜って思います。でもいざチャレンジしようとすると 服装や靴やお化粧をどう合わせようかな?って悩んじゃう。
    やっぱり私は 日除け用帽子が合ってるかも⁈(笑)

    ps. ヤマもモさん
    「ただいまです。ありがとうございます」

    1. これから秋が本格化すると、またまた紫外線が気になりますから、お洒落な帽子でさり気なく日除けを兼ねて、秋のファッションを楽しまれたら素敵じゃないですか!

  4. 帽子は嫌いじゃないのですが、頭がギュッと締め付けられるような気がして普段は被らないですが、今から15年程前に病気治療で、バンダナ、帽子が必須アイテムだった時期がありました。

    そう言えば、髪の毛をスッキリさせたら帽子のサイズや形は変わる物なのでしょうねぇ(^_-)-☆

    1. たまにゃあちょいと勇気を出して、お洒落して、そいでもって普段はとても被らないようなオシャレな帽子でも被って、ヘプバーン気分を楽しまれちゃーいかがですかぁ?
      周りの景色も違って感じられるかも?

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