「素描漫遊譚」
「池下界隈」
学生街でもない。
かといって、ビジネス街とも違うし、商業集積街でもない。

ましてや大自然に囲まれた三世代同居の街でもない。
それらのすべての要素が適度にない交ぜになった街、それが名古屋市千種区池下。
今回の「素描漫遊譚」は、掴み所のない池下界隈を宛ても無く漫ろ歩いてまいります。
池下交差点を北に進めば、あのマリナーズのICIROを生み出した、愛工大名電高校の学生服とすれ違う。
もっとも制服は当時と変わったかも知れないが、紛れもないあのICHIROの後輩達である。
学び舎の近く、今も1杯450円のカツカレーを昔のままの味で、料金据え置きで営む店がある。

残念ながらご主人の意向で店名こそ明かせないが、数々の球史や角界に名を残した選手達も、さぞやこのカレーで空腹を満たしたことだろう。
しかし店内には、その痕跡とも呼ぶべき、たった一枚のサイン色紙すらも掲げられてはいない。
中にはこれ見よがしに、どこそこテレビで何時なんどきに放送とか、挙句には名も知らぬタレントのサイン色紙まで掲げられている店もあるというに。
「有名だろうがなかろうが、一杯のカレーを喰う客に分け隔てはない」。
ご主人の言葉は、一見冷たそうに聞こえる。
しかしそれは、有名無名を問わず、人として人に対して保つべき距離感を心得ている証しではないか。
だから今尚、店を訪れる学生達が引きも切らない。
一刻な美学を貫き通す老夫婦。
学生の出来不出来がどうあれ、その子が将来有名になろうがなるまいが、今日も老夫婦は淡々と、まるで我が子のように分け隔てない愛を注ぎ、山盛りカレー一杯を平らげるまでの、わずかなひと時を心から楽しんでいるようだ。
三寒四温に春の気配を感じつつ、のんびりゆっくりと、漫ろ歩いてまいりましょう。
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今年の春のお彼岸は
3月18日が入りだそうで・・
暖かい春までは、もう少し ❢
話変わって・・
自分だけだと思いますが、なんか?
地下鉄って、都会って感じで憧れるんです。
ホント ❢ 便利だと思う
地下鉄を降りて、地上に上がったら、
何が?あるんだろうとウキウキワクワクするんです。
以前、東京へ行った時、一日乗車券を買って
線路図を見ながら、あっちこっち行った事があります。
迷った事もあったけど、楽しかった ❢
地下鉄って便利なものですが、すべて各駅停車の上、車窓からの眺めが・・・。
やっぱりぼくは、ローカル線の各駅停車ののらりくらり路線の方が、その土地土地の風景が眺められて好きですねぇ。
良い!
またまた好みのお店ですよ( ◠‿◠ )
お料理の前では 誰もが平等なのだ。うんちくを傾けなくても ただひたすらに食べ「ご馳走様〜」の声に 作り手は満足するんだと思う。
そしてまた美味しい料理を作ろうと頑張れるのだ。
美味しいものに能書きは不要ですよねぇ。
美味しければ余分な言葉は不要。
ただただ美味しさを独り占めすればいいんですものねぇ。
池下と言えば、ナゴヤセントラルガーデンが出来た時に友だちと行き、行列が出来ているパン屋さんに並んだのはいいのですが、予約していたランチの時間が迫って来て焦った焦った(@_@;) オカダさんは、並ばなければ買えない時は、並ぶ?並ばない?どっち?
ぼくはもう、並んでる姿を見るだけで、踵を返しちゃいますから、ディズニーランド以外で並んでまで何かをなんて、とっても無理なこってす!
地下鉄案内図を頼りに「池下」って「ここなの?」と知りました。これが小学生で出来ていたら どんなに世界が広がっていたことでしょう。と思いながら楽しみます。
地下鉄は各駅停車ですから、「あっ、しまった!」と乗り間違えたら、次の駅で降りて反対のホームから乗り換えれば、また振り出しに戻れますから、ぜーんぜん平気ですって!
ありがとうございま〜す。
そうなんですね。
久々に地下鉄案内図を見ていたらワクワクしてきました。