「カリーテンプルへの道!~世紀越え大カリーパーティー・ルポ②」

2001年1月9日 毎日新聞朝刊掲載

「二十世紀最後の大晦日」

いよいよ二十世紀最後の大晦日。

大塔の南東、尼連禅河から朝日が昇る。

感無量のぼくを尻目に、ブッダガヤの村人たちは、世紀越えなど全く持って無関心そのもの。

いつもと変わらぬ毎日を、何時もと何一つ変わらぬリズムで、淡々と刻んでいる。

しかし子供たちの行動からは、いつもと違う只ならぬ気配を感じる。

普段と違い子供たちは、カリーテンプルがかすかに見渡せる範囲内に身を置き、世紀越えカリーパーティーの準備の具合に、明らかに注意を払いつつ遊んでいる。

ぼくらの子供時代、嫁入りの家の前で、餅投げや菓子撒きが始まるのを、今や遅しと待ち構えていたあの頃を思い出してしまった。

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投稿者: okadaminoru

1957年名古屋市生まれ。名古屋在住。 岐阜県飛騨市観光プロモーション大使、しがない物書き、時代遅れのシンガーソングライター。趣味は、冷蔵庫の残り物で編み出す、究極のエコ「残り物クッキング」。 <著書> 「カカポのてがみ(毎日新聞社刊)」「百人の天職一芸(風媒社刊)」「東海の天職一芸(ゆいぽおと刊)」「東海の天職一芸2(ゆいぽおと刊)」「東海の天職一芸3(ゆいぽおと刊)」「長良川鉄道ゆるり旅(ゆいぽおと刊)」

「「カリーテンプルへの道!~世紀越え大カリーパーティー・ルポ②」」への6件のフィードバック

  1. 1999年世紀末と言えばさ~ぁ⤴
    1999年~2000年に変わる時に世間を騒がせたよね~ぇ⤴
    人類滅亡等とマスコミが煽りました。
    けど、人間自分の寿命がいつになるか?なんて・・
    神様しか分からないと思う❢
    人間一回は死ぬからねぇ❕
    今度生まれ変わる時には、猛禽類「鷹/鷲」がイイねぇ❢
    自由に空を羽ばたいてさぁ❕
    アカ~~ン⤴
    そう言えば、若干、高所恐怖症だった事を忘れとった。

    1. もしも生まれ代われたとしても、前世の記憶がほんの少しでも残っていたら・・・。
      そんな事を考えていると、なかなか寝付けなくなっちゃいそうです。

  2. 二十世紀最後… 何してたかなぁ〜って考えてたら 何故だか盆踊りの曲が頭に浮かんじゃいました( ◠‿◠ )
    佐良直美さんの曲 『 二十一世紀音頭 』
    子供の頃から 歌詞とメロディが頭から離れなくて。

    ♪これから31年経って この世はどうなっているの 火星に金星遠くの星に 旅行に出かけているかしら ♪
    ♪ これから31年経てば 地球も変わっているでしょう 誰でもみんなが幸せになり 平和に暮らしているかしら ♪

    この通りになっているような いないような…
    いつか地球丸ごと平和になればいいなぁ〜。

    1. 何もかも未来は、素晴らしく発展しているだろうなどという、そんな幻影に憑りつかれさえしなきゃ・・・。
      そんな幻影に縛り付けられ、強欲で傲慢になり果ててしまう一方では・・・。
      少なくとも一番身近な未来は、明日そのものですものねぇ。
      明日も笑っていられれば、それが何よりの未来じゃないのかなぁ。

  3. 1999年の大晦日、あるイベントで感動してました。その数日後、息子は3ヶ月の実習で出港して行きました。忘れられない幕開け❢

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