♪忘れられないの(忘れられないの)♪
山高帽に黒のパンタロン姿。
昭和43年、お茶の間に一大旋風を巻き起こした、大ヒット曲「恋の季節」。
ピンキーとキラーズ、略してピンキラ。
ピンキーが「♪忘れられないの」と唄うと、キラーズが輪唱で追い、曲も詞も知らぬ間に耳に残った。
当時小4だったぼくら腕白小僧たちも、その迫力に魅せられた口。

「おい、帰ったらピンキラごっこだからな」を合言葉に、ランドセルも放り出し、皆で真似た。
最初こそ単純に、輪唱の歌真似。
しかしそれでは飽き足らず、段ボールを切り刻み、マジックで真っ黒に塗り潰し、山高帽まで作り上げた。

そうなるともう止まらない。
今度は、裾の広いパンタロンとやらを、手に入れねば。
しかし逆立ちしたって、本物が手に入る当てはない。
となれば後は、お母ちゃんたちを味方に付けるだけ。
まずは皆のお母ちゃんを集め、歌真似で勝負。
すると勉強そっちのけで、毎日練習に勤しんだ甲斐あってか、すこぶる評判がいい。
この機を逃すものかと、皆で衣装のお強請り。
すると一人のお母さんは、破れた布団のシーツを提供すると。
別のお母さんが、それを黒く染める。
ならばと、家の母は得意の洋裁で、パンタロン風に仕上げた。
パンタロンに山高帽。
歌真似の「ちびっこピンキラ」は、近所でも評判に。
すると町内の秋祭りへの出演のお誘いが。
「続いては『ちびっこキンピラ』のみんなです!」と、司会。

「キンピラ」じゃないって「ピンキラ」だって…と、ぼくらは憮然。
でも歌のご褒美にと、当時ピンキラがCMに出ていた、冷えたコカコーラが1本。
まさに「スカッと爽やか」な、晴れ晴れ気分だったのが忘れられない。
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オカダさんの目の前で大笑いしちゃいたいぐらい面白いです( ◠‿◠ )
でも 当時の真剣な腕白小僧達の前では決して笑えないですよね。
それにしても 凝ってましたね〜。
衣装まで手作りとは。
ちなみに私が小1の頃は にしきのあきらさんの『空に太陽がある限り』を台の上で熱唱してました(笑)
当時は今の若者とは違って、誰もがTVに釘付けでしたものねぇ。
娯楽が少なかったですものねぇ。
ピンキー&キラーズ
懐かしいな~ぁ!
「恋の季節」
♬夜明けのコーヒー二人で飲もう♬
当時、中坊だった私は・・
オイラも夜明けのコーヒーを二人で飲む事ってあるんやろうか?
と!憧れと希望を持ったもんでした。
今思うと、それに似た事が、確かにあったようなぁ?なかったようなぁ?
流石に落ち武者殿!
あれやこれやと浮名を流されたんですなぁ。
オカダさんのアーティストとしての原点がこの『ちびっこピンキラ』だったのかもですね。ピンキー役は女子?
そう言われて見ると、ピンキー役って誰だったんだろう?
嗚呼、思い出せない!
楽しくて ついつい引き込まれました。「キンピラ」今なら納得できます。私のきょとんは
ナオト インティラミスできょとんとされました。
今の時代ぼくなんて、あっちを見てもこっちを見ても「きょとん」ばかりですよ。
私も 父の帽子と ダボダボのベストを借りて 真似してました 〜 ♬
『恋の季節』 『黒猫のタンゴ』
レコード盤も 持っていたのに 何処へ?
姉に聞いてみよ〜っ (◍•ᴗ•◍)❤
当時の流行歌には、その当時の家族模様が投影されているようですものね。