「八幡様のお百度」

今年は新型コロナの影響で、いつもの夏とは様変わりのようです。

あれほど暑い暑いと嘆いてばかりだったいつもの夏でしたが、コロナの無いあのいつもの夏がどれほど尊いものだったか、改めて感じさせられるばかりです。

盆踊りに花火大会と、着慣れぬ浴衣に袖を通して、団扇片手に下駄を鳴らして夕涼みがてら漫ろ歩き、居並ぶ夜店を覗いているだけでも、夏の歳時記を大いに堪能できたものです。

まぁぼくの場合は、焼き鳥つついてキリン一番搾りを煽っていられたら、それだけで十分幸せですけどねぇ。

つくづく思うのは、踊りのセンスさえあれば、郡上や白鳥の徹夜踊りで夜を明かしたいと思うものの、これがからっきしで・・・。

でも浴衣姿の踊り手さんたちを眺めているだけでも、十分すぎる酒の肴にゃあ違いありませんが!

それに花火大会もコロナの影響で中止が続出し、コロナに「日本の夏を返せ!」とどやしつけたい心境です。

しかしもしかすると、コロナでの花火大会中止をこれ幸いにと、それでなくとも不景気に喘ぐ花火大会の主催者は、挙って何食わぬ顔で今後も中止にしてしまわないか・・・。実しやかに心配でなりません。

どうやら今年は着る機会もなく、袖も通さぬまま夏が終わってしまうのだろうかと、いささか寂しくなり、押し入れから浴衣を引っ張り出して、今夜はほろ酔い気分で「八幡様のお百度」を弾き語って見ました。

「八幡様のお百度」

詩・曲・唄/オカダ ミノル

八幡様のお百度は 二人結ばれるように あとどれだけ 願えばいいの

人目忍んで俯いて 川面を眺めながら 浮かぶ月明かり あなたの笑顔

 祭囃子がお城山から 過ぎて行く夏惜しむのか

 次の夏にはあなたと二人 相の下駄鳴らし踊れますか

八幡様のお百度に 二人の行方たくし 今日も一人で 祈りを込めて

郡上踊りの人の輪に いないと知りつつ あなたの背中を 探してしまう

 祭囃子に合わせて踊る あなた恋しい宮ケ瀬橋よ

 次の夏にはあなたと並び 相の下駄鳴らし踊れますか

 桐の下駄なら相目取(あいめど)りのよに この世に一つだけあなたと私

 次の夏にはどうかあなたと 手を取り合いながら結ばれますように

続いては、CD音源から「八幡様のお百度」、お聴きください!

そして長良川国際会議場でのLive音源の「八幡様のお百度」、お聴きください!

★毎週「昭和の懐かしいあの逸品」をテーマに、昭和の懐かしい小物なんぞを取り上げ、そんな小物に関する思い出話やらをコメント欄に掲示いただき、そのコメントに感じ入るものがあった皆々様からも、自由にコメントを掲示していただくと言うものです。残念ながらさすがに、リクエスト曲をお掛けすることはもう出来ませんが…(笑)

今夜の「昭和の懐かしいあの逸品」は、逸品ではありませんが「昭和の盆踊りの思い出!」。子どもの頃の盆踊りの季節がやってくると、近所のご隠居たちが俄然張り切りだし、片肌脱いだ捩じり鉢巻き姿で、盆踊りの櫓を組み立てる姿に見入っていたものです。

真昼間っからコップ酒を煽り、いつものしみったれたような感じは微塵も感じさせず、鯔背な爺ちゃんに早変わりで、ビックリしたものです。

それも立派な祭り男なんでしょうねぇ。

踊りのセンスのからっきし無いぼくではありましたが、浴衣姿の母の後ろを付いて回りながら、炭坑節なんぞを見よう見真似で踊った、というかヘンテコな調子っぱずれな踊りを踊ったものでした。

子どもの頃の盆踊りは、踊りの途中に仮装大会やら、演芸大会なんぞもあり、隣のオッチャンのヘンテコな仮装姿に腹を抱えて笑ったものでした。

今年はコロナの影響で、そんな盆踊りも中止になるのでしょうか?

今回は、そんな皆様の「昭和の盆踊りの思い出!」をお聞かせください。

このブログのコメント欄には、皆様に開示しても良いコメントをドンドンご掲示いただき、またその他のメッセージにつきましては、minoruokadahitoristudio@gmail.comへメールをいただければ幸いです。

投稿者: okadaminoru

1957年名古屋市生まれ。名古屋在住。 岐阜県飛騨市観光プロモーション大使、しがない物書き、時代遅れのシンガーソングライター。趣味は、冷蔵庫の残り物で編み出す、究極のエコ「残り物クッキング」。 <著書> 「カカポのてがみ(毎日新聞社刊)」「百人の天職一芸(風媒社刊)」「東海の天職一芸(ゆいぽおと刊)」「東海の天職一芸2(ゆいぽおと刊)」「東海の天職一芸3(ゆいぽおと刊)」「長良川鉄道ゆるり旅(ゆいぽおと刊)」

「「八幡様のお百度」」への22件のフィードバック

  1. 今晩は。

    ・7/19(日)動画(八幡様のお百度弾き語りバージョン,八幡様のお百度 MP3TUBU(Live),八幡様のお百度 MP3TUBU (CD) )を、見ました。

    ・コロナの影響で、花火大会,郡上踊り等が、中止になりますね。

    ・コロナが、無かったら郡上踊りが、出来たのですね。郡上踊りも動画等で、配信出来たら良いですね。

    ・オカダミノルさん 浴衣似合っていましたよ。手拭い 白鳥おどり良いですね。

    ・八幡様のお百度 弾き語り素晴らしかったです。

    ・八幡様のお百度 MP3TUBU(live版)良かったです。 伴奏なのかな? ピアノが、入っていますね。

    ・八幡様のお百度MP3TUBU(CD版)良かったです。

    (テーマ)昭和の盆踊り
    考えて見ました。
    町内等の盆踊り 私は、はっきり覚えていません。 町内のお祭り色々な商品が、有りました。
    (盆踊り)ひだやんさを、やった覚えが有ります。(何処で、やったのかは、覚えていません。) 浴衣は、着ていません。

    私は、郡上踊りに、行った事が、有りません。

  2. 昨年までは、自宅に居ても近くの盆踊り会場から、春駒、春駒って、聞こえて来ましたよ。
    耳を傾けるだけでも、懐かしい昭和の盆踊りの雰囲気を、思い出しますね。

    1. 春駒はあのリズミカルな点がよくって、ついつい調子が出ちゃいますよね。

  3. 未だ袖をとおしてない浴衣が一着ある。私しか知らないあの人に見せたかった浴衣。オカダさんもヤマももさんも誰も知らないよ。多分この先も着る事はない浴衣( ・ั﹏・ั)寂しいけどこれが現実、叶う事のない夢(✯ᴗ✯)

  4. 盆踊りは楽しみの1つで毎年ワクワクドキドキ。小学生当時は「変装踊り」なるものが楽しみで友達と考えて参加してましたよ。参加賞だけしか貰う事ができなかったけどね。汗だくになってましたよ。

    1. なんだか、他愛もないのに可笑しくて仕方なかった、純な損得勘定も無い子供時代だったよねぇ。

  5. 「昭和の盆踊りの思い出」
    小学校まで姉と友達と踊りに行っていました。櫓の周りは少し明るくて広い校庭の端までは明かりが届かないので真っ暗で怖かったです。
    子供達の人気の曲は北島三郎さんの
    「キュキュきゅ〜」でした。子供の頃は少しは踊れていたような気がします。
    今年の夏はお家で浴衣ですね。

    1. 思い出は良いものですよねぇ。
      幾つになってもその時代にタイムスリップ出来るんですから!
      浴衣姿で、マスク無しで漫ろ歩けるようになりますように!

  6. 浴衣姿にサングラスとお帽子、とっても粋です!
    「八幡様のお百度」どのバージョンもステキですが、弾き語りが1番、情緒があって沁みました。

    幼い時、八幡町のばぁちゃんちで、徹夜踊りから帰る人達の下駄の音を夢現で聞いていたのが思い出です。

    1. そうでしたか!
      おばあちゃまは、八幡のお方でしたか!
      今年はちょっと寂し気な、八幡の町でしょうねぇ。
      残念!

  7. ヒロちゃん⤴
    大丈夫!
    ヒロちゃんのまだ、袖を通してない浴衣・・!
    私の得意な妄想で、目を閉じればしっかり瞼に浮かんで来ます。
    頑張れ美熟女⤴

  8. 八幡様には行けないけど コロナ終息願いと健康に過ごせたお礼に 1週間に1度 金神社さんに参っています
    (o^・^o)
    岐阜も愛知もクラスター発生 ‼️‼️‼️
    三密は守っているのに これ以上どうしたらいいの ⁉️
    どれだけ願ったらいいの⁉️ (。>дд<)

    1. 一度緊張感が緩んだ後だけに、この二次感染拡大は、気が気じゃあありません!
      自分は自分で守る!
      まずはそれしか、出来そうにありませんもの。

  9. 子供の頃の盆踊り。ボクの住んでいる市之倉町だけでも三か所くらいでやっていました。夜店が出て、何か買ってもらうのが楽しみでした!ところで、当時流れていた踊りの音楽で妙に耳に残っている曲があります。「これから~三十一年たーてば~、この世は二十一世紀~その時二人はどうしているの?やっぱり愛しているかしら~ソレ!」後で調べたら、その名も「二十一世紀音頭」でした。

    1. へぇー!
      「二十一世紀温度」ってぇのは、初耳です。
      しかし、ぼくらはどうあがいても、二十二世紀のこの世を知ることはありませんよねぇ。

  10. 誰が予想したでしょうね こんな夏がやってくるなんて…
    賑やかな夏祭りの中 迷子にならないよう相手の浴衣の袂を握り締めながら歩く。
    次の夏には どうか あなたと…
    そんな夏物語 いつの日か叶うのかなぁ
    な〜んて思ってる乙女達の為にも 早く穏やかな日常になりますように。
    神様 お願い。

    1. 失くして見ると、いつものなんでもなかった事さえも、とても宝物のひと時に思えてしまいますもの。

  11. 小さい頃は 白い生地の浴衣にピンク色の兵児帯(へこおび) を巻いて 家族で毎年 地元の盆踊り大会を楽しみに。
    金魚すくいや綿あめやかき氷…
    踊らずにお店巡りばっかり(笑)
    高校生ぐらいになると お揃いの浴衣を着たおばさま達の踊りを見て真似しながら ずっと踊ってました(笑)
    まだ身体が覚えてるかも⁈ ( ◠‿◠ )

    1. 真っ暗な夜に、夜店に灯る裸電球の、あの柔らかで暖かみのある色合いの明かりに、子供心が吸い寄せられたような気がしています。

  12. 「昭和の盆踊り」
    幼い頃は「盆踊り」って言えなくて「ぼんどり」と言ってたそうです。7月にあったので はやめにお風呂に入れてもらって 浴衣(大輪の菊の花の模様)に着替えて 父の帰りを玄関で待ちわびていたそうです。

    1. あらまぁ、なんて素敵な昭和の一コマでしょう!
      モノクロの絵葉書を見ている気になりましたぁ!
      とても素敵な思い出ですねぇ。

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