今日の「天職人」は、岐阜県郡上市八幡町の「郡上魚籠」の老職人。
乙姫川に 桜ひとひら 瀬音に揺られ 吉田川 釣り人垂れた 竿先を かすめて流る 長良川 川面に映える 銀鱗と 飴色焼けした 郡上魚籠

鮎掛けさん垂涎の逸品、嶋さんお手製の逆さ合掌造りの郡上魚籠。
腰当て板に揮毫された嶋さんの署名の墨痕は、まるで品質の保証書のようです。
でも、実際こんな高価な魚籠を使っている鮎掛けさんは、本当に少ないでしょうが!
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天職一芸を何回目かな少しずつ読み返しています。読んでいると落ち着くんですよね。
いにしえの昭和の残像は、揺り籠の様なものかも知れませんね。
おはようございます。(天職一芸) 郡上魚籠 貴重な籠ですね。鮎仕掛けさんが、使う籠ですね。鮎仕掛けさんの商売道具ですね。お値段高いでしょうね。魚籠作りの職人さんが見えたのですね。
今は メッシュの物が多いんじゃないでしょうか⁈
破れたら また新しい物に…
でも 職人さんが竹籤をしっかり編み込んだ そして ちゃんと理に適ってる魚篭。使えば使うほど 色合いも良くなりきっと愛着も湧くんでしょうね ( ◠‿◠ )
やっぱり心を込めた本物の作品は ずっと生き残るんですよ!
ものすごい手数と手間と根気を、一つの作品に注ぎ込む姿には、正直心を打たれます。
嶋さんは三代目でしたが、初代は郡上青山藩の下級武士だったようで、食い扶持を稼ぐための手段として、傘張りならぬ郡上魚籠製造を始められたのだとか。
初代が生きた時代の郡上では、この魚籠は生活必需品であったのでしょう。
ところが三代目の時代になると、江戸末期の和時計が刻んだ時の早さとは、比べ物にならぬほどの速度で時代が様変わりし、昔の実用品は大量生産品に駆逐され、美術品の域へと押し流されていったのかも知れませんね、
何人たりと、時代の流れに抗うことなど出来ぬものなのでしょうね。