「まさか!まるでハウルの動く城か?」

まるで宮崎駿ワールドかと、目を疑ってしまう程の衝撃でした。

産業革命の産物か?スチームパンク!

なかなかリアルじゃないですか!物語の世界に誘われるようです。

なんとも見事でそそられるディスプレイです!

1880年代の穀物倉庫を利用した、ユニークな博物館なのですねぇ。

入り口エントランスの脇には、巨鳥モアを思わせる、鉄屑アートがお出迎えです。

もう30年ほど前のことでしょうか?銀座の御幸通りにあった小さなギャラリーで、バクテリアート展なる作品展が開催されていました。

なんだか妙に気になって、ギャラリーの中を覗くと、このオアマルのスチームパンクHQの作品のような、電化製品の廃棄物や鉄屑に空き瓶などで、未知なる生物のようなものがアートされていました。

作品のキャプションを読み進むと、そのアートに利用されている、電化製品の廃棄物や鉄屑に空き瓶が、何万年と言う気も遠のく時を経て、バクテリアが粉々に跡形も無くしてしまう年月が記されており、とんでもなくビックリしたものです。

確かに、電化製品や鉄にガラス瓶も、ぼくらの暮らしに無くてはならない人工物ですが、それが無に戻るまでにそんな大それた時間を要するとは思っても見ませんでした。つまり今を生きるぼくらは、利便性の追求の陰に、途轍もなく膨大な廃棄物を、日々せっせこせっせこと生み出している。それがぼくら人間共の実態なのだと、思い知ったものです。

しかしそれにしても、バクテリアの偉大さをまざまざと見せつけられた、大変意義深い展示会でした。

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投稿者: okadaminoru

1957年名古屋市生まれ。名古屋在住。 岐阜県飛騨市観光プロモーション大使、しがない物書き、時代遅れのシンガーソングライター。趣味は、冷蔵庫の残り物で編み出す、究極のエコ「残り物クッキング」。 <著書> 「カカポのてがみ(毎日新聞社刊)」「百人の天職一芸(風媒社刊)」「東海の天職一芸(ゆいぽおと刊)」「東海の天職一芸2(ゆいぽおと刊)」「東海の天職一芸3(ゆいぽおと刊)」「長良川鉄道ゆるり旅(ゆいぽおと刊)」

「「まさか!まるでハウルの動く城か?」」への7件のフィードバック

  1. おはようございます。写真を、見たら宮崎駿ワールドだと思いました。「タイムスリップした感じですね。
    リアルな建物,アートですね。何か物語に出そうな感じですね。誰が作ったのか分かりませんが上手に作っていますね。材料は、鉄屑が使われているのかな?

  2. 芸術はサッパリわかりませんが青空にはえる建物は印象的です。この時期は天気が良いのですか?雨降りの写真が無いので!歩いていても気持ち良さそうですね。

    1. ニュージーランドの春と秋は、よく「一日に四季がある」と言われるほど、朝晩と日中の陽気が異なります。
      雨の日ももちろんありますが、このオアマル訪問時は、抜けるような青空でした!

  3. ハウルの動く城は、確か「キムタク」がハウルの声をやっていたように記憶してますが、違うかなー?

  4. 当時の人達は どんな未来を想い描いたんだろう…
    私が子供の頃 学校の図工の時間に未来予想図を書いた記憶があります。車が地上と空の間を走ってるような。
    今では そのほとんどが現実化してて それが当たり前のようになってる。
    未来を想像したり創作したりしてる時間は どの時代も胸をときめかせていたはず…
    なのに 生み出しては消え また生み出しては消えて…の繰り返し。
    意外と残り続けていくものって そういう新しいものから掛け離れた単純なものかも知れない…
    な〜んて思ってしまいました( ◠‿◠ )

    1. 時代を彩るその時代にだけ弄ばれた寵児とも言うべきモノと、幾千年もの間受け継がれゆく伝統的なモノやコトは、自ずと違いがあるものですね。
      地味ながらもいついつまでも色褪せない伝統って、古のモノだからこその輝きを放ってくれるものかも知れませんね。

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