「八甲田丸の内臓!?」

1Fの車両甲板には、こんな感じで客室とは裏腹に、貨物列車が運び込まれるのですねぇ。何だか八甲田丸が、ぼくにはあのクジラのようなサンダーバード2号に見えて仕方ありません。子供の頃、あのサンダーバード2号を持っている、身体の弱かった友人がいました。彼の家に入り浸っては、彼の宝物でもあったサンダーバード2号を触らせてもらい、サンダーバード2号の胴体から出してくる、巨大なドリルのついた救助メカなどに興味津々だったものです。八甲田丸のお腹の中に抱かれた、こんな貨物列車を眺めていて、ついついそんな思い出に浸ったものです。

こんな貨物ありました、ありました!往時が偲ばれます。

客車も呑み込んじゃう大きさにビックリ!

何てったってこの青函連絡船は、客車と貨物列車が別々で格納されてしまうんですもの!

こちらは八甲田丸の心室。さすがにこれだけの重量を抱き、あの津軽海峡を行き来するわけですから、心臓破りの丘も何のそのの、マラソンのアベベの心臓のように見事なエンジンです。全長132m、全幅17.9m、総トン数5,382.65t、速力18.2kt(ノット)、旅客定員1,286名、積載車両48両、使用エンジン1600馬力8基だそうです。天晴れ、天晴れ、八甲田丸!

このブログのコメント欄には、皆様に開示しても良いコメントをドンドンご掲示いただき、またその他のメッセージにつきましては、minoruokadahitoristudio@gmail.comへメールをいただければ幸いです。

投稿者: okadaminoru

1957年名古屋市生まれ。名古屋在住。 岐阜県飛騨市観光プロモーション大使、しがない物書き、時代遅れのシンガーソングライター。趣味は、冷蔵庫の残り物で編み出す、究極のエコ「残り物クッキング」。 <著書> 「カカポのてがみ(毎日新聞社刊)」「百人の天職一芸(風媒社刊)」「東海の天職一芸(ゆいぽおと刊)」「東海の天職一芸2(ゆいぽおと刊)」「東海の天職一芸3(ゆいぽおと刊)」「長良川鉄道ゆるり旅(ゆいぽおと刊)」

「「八甲田丸の内臓!?」」への15件のフィードバック

  1. 凄〜い❗️ こんな大きな客車と貨物列車が入ってるなんて。よく何事もなく勤めを終えられましたよね⁉️ あっぱれです。
    列車に乗って そして船に乗って いつの間にか また列車に…
    まるで魔法にかかったよう(^-^)

    1. そうでしょ!
      そんなロマンチック過ぎる旅が当時までは出来たんですよね。
      今となっては、返す返す残念でなりません。

  2. 冬の荒々しい津軽海峡を、渡るのですからしっかりしていますね。穏やかな日の津軽海峡を考えるとギャップがかなりありましたが海の安全を考えると当たり前の事なんですね。東北の人々の生活を守る船でも在ったんでしょうね。

  3. おはようございます。オカダミノルさんの子供の頃の友人の所で、サンダーバード2号を触らせてもらった事はじめ知りました。
    八甲田丸の中に昔の貨物列車と車両が残っているなんてすごいですね。大事に保管されていたのですね。昔の貨物列車と車両良いですね。格好良いですね。
    八甲田丸は、貨物列車と車両が入るくらい大きいのですね。広いのですね。

  4. こんにちは、オカダさん
    見応えありますね。
    青森特集はどれも興味深く何度も読み返してしまいます。
    私は青森出張していた頃は何かを愛でるゆとりがなかったのをこうして拝見すると次回行く機会があればゆったりといろいろなものを見て期待と思います。

    こちらに辿り着けたり、ライブの追加公演をしていただけたり、最終的には私はラッキーマン!
    そんな気分でこれから先も乗り切っていきたいと思います。

    ありがたや!

    1. 確かに旅は、いつ行くか、行ったか、誰と、どのような経緯で出掛けたかによって、心象風景も変わって来るものですね。

  5. 名鉄美濃町線で長年活躍した旧札幌市電の連接車も青函連絡船で運ばれてきたことを思い出しました。美濃町線が廃線になった2005年3月まで活躍したのも昔話になりました。

  6. 連絡船が、客車の他に重たいディーゼル機関車やディーゼルカーを呑み込んでいたとは思いませんでした。お役目を終えてもこんな重量物をずっと抱えてござって八甲田丸が少しかわいそうな気がするオジイの僕です。さて、大黒屋のライブはカジュアルな格好でええのでしょうか。スーツの方がええのでしょうか。

    1. 確かに、お役目を終えたのちも、かなりの重量物を抱えておられました。
      仰る通り、大役をお勤めになられた後も、今でもこうして昭和の生き証人として、立派に観光客をもてなして下さっていたのですねぇ。

      ほろ酔いLiveは、もちろんカジュアルで結構です!恐らく背広姿の方や、紋付き袴姿の方は、おいでにならないと思います。どうぞお気軽にご来場ください!

  7. 青函連絡船の旅のお話は 高校生の時に授業に入る前に 先生にしてもらって以来です。とにかく遠い場所である事とお話しの中で雨だったけれど 中にいるのはもったいないと いつもシャキシャキしているその先生はカッパを着てビシャビシャになっても おまけに注意もされたけれど 濡れて揺れてその旅を満喫した遠い昔のお話を思い出していました。
    私はサンダーバードの4号が好きだったかなぁ〜なんて またまた、黄昏ていたら
    素敵なマドロスさんにもお会い出来てわらわかしてもらいました。

    1. サンダーバード4号とは、・・・いささか、ジェネレーションギャップを感じずにはいられませんでした。

  8. おお、今は亡き ヨ3000に
    白鳥と呼ばれた82けい
    素晴らしい
    博物館だね

umepyon へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です