「熱塩温泉のお宿!」

福島なのに何故か山形屋

ぼくが泊めていただいたお宿は、開湯600年と言われる、塩分濃度の濃い熱い源泉が魅力の「山形屋」さんでした。

ロビーを進むとこんな情緒あふれる坪庭が!

何だか疲れた体が解れてゆくようです。

懐かしい現役の蝿帳

部屋の片隅の冷蔵庫の上の棚には、昔懐かしい現役の蝿帳が鎮座し、グラスが格納されていました。

家にもこんな蝿帳があり、おやつやおかずが入れてあったものです。

あれっ?紙芝居?

お宿の玄関口には、これまた昔懐かしい、頑丈な自転車が!

父もこんな頑丈な自転車に跨り、ハンドルに取り付けられたハンドルカバーにかじかんだ手を入れ、ずいぶん遠くまで二人乗りで鮒釣りに連れて行ってくれたものでした。

新聞配達や牛乳配達、そして豆腐屋や寿司屋に蕎麦屋、そして子供たちが挙って追っかけた紙芝居屋のオッチャン達の相棒。それがこの頑丈極まりない自転車でした。

やや、ここで紙芝居かと、よくよく見れば、その日のお天気が描かれ、「楽しい旅でありますように」と添えられていました。

ちょっとほっこりさせられたものです。

投稿者: okadaminoru

1957年名古屋市生まれ。名古屋在住。 岐阜県飛騨市観光プロモーション大使、しがない物書き、時代遅れのシンガーソングライター。趣味は、冷蔵庫の残り物で編み出す、究極のエコ「残り物クッキング」。 <著書> 「カカポのてがみ(毎日新聞社刊)」「百人の天職一芸(風媒社刊)」「東海の天職一芸(ゆいぽおと刊)」「東海の天職一芸2(ゆいぽおと刊)」「東海の天職一芸3(ゆいぽおと刊)」「長良川鉄道ゆるり旅(ゆいぽおと刊)」

「「熱塩温泉のお宿!」」への31件のフィードバック

  1. 風情あるお宿…良いですよね〜
    このタイプの蠅帳は 現在でも販売されてるので見た事はあるけど 子供の頃 我が家にあったのは 折りたたみ式のタイプの蠅帳でした。
    蠅帳とシックな鏡 この写真だけで タイムスリップしたかのように 昔の住まいが見えてきそうです。
    うちにもありましたよ。頑丈な自転車。
    でも 思い出といえば 幼稚園の頃 家の前に置かれた自転車によじ登り 座ったと同時に倒れ 腕を骨折し入院(泣)
    だから それから怖くなって 二人乗りした事がないんです。今 乗れるかな〜(笑)
    ps. 田園風景の写真 携帯の待ち受けにしたいぐらい やっぱり素敵です。

    1. 田園風景の中央の山が、JR磐越西線のローカル列車の中から見える、会津磐梯山です。車窓の反対側には、微かに猪苗代湖が見える箇所があります。

      1. 田園とは対照的で どっしり構えた 凛々しい山ですよね。
        守ってるぞ‼️…みたいに

  2. おはようございます。風情がある宿屋良いですね。
    昔の自転車ですね。頑丈な自転車ですね。紙芝居屋さん,新聞配達,牛乳配達,蕎麦屋寿司屋,蕎麦屋,が自転車に乗って来たのですね。
    頑丈な自転車私は、家で実際に見た事有りません。
    昔の縄帳今も現役ですね。大事に使っているのですね。私は、縄帳実際に見た事有りません。縄帳は、おやつ,おかず,グラスを、入れる棚だったのですね。昔の鏡ですね。今の鏡と違いますね。

  3. 素敵なお宿ですね。
    本当にゆったり過ごせそう。鏡の前にある、木製の物は何だろう?と、ズームしていくと、鏡にビールが!(笑)
    さっすがぁ。

    1. あらら、そんなところまでご覧になられましたか!
      まいった、まいった!

  4. 素晴らしい景色に感動しています。

    旅の疲れが解れてゆくのが感じられます。素敵な写真をありがとうござます。
    黄色いモンブランさん凄い!!
    私もズームさせて頂きました。
    美味しそう!!

    1. 温泉に入る前に、ちょいと一杯やったのが、見事に映り込んでおりましたか!

  5. ミノルさん!! ビックリポン? ここでお会いできるとは。ミノルさんを取り巻くお世話になった人的環境をも拒否されて勇断されたことそれはそれで男として敬意に値します。某局の帯番組をあれ以来全く聞く気になれません。素晴らしい相方の薬味やったのにね。よっぽどやったんやね。某局にはリスナーあってのスポンサー様である事の自覚を促したいですね。特に内陸岐阜は排他的な地域性なんです。公共的な放送媒体をしても。情けない!!私の出身は鹿児島県です。とかくキャラの濃い鹿児島県人は出すぎて打たれます。アップ不要です。また!! ね。ミノルさん。中央目指すのじゃ!! ご自愛を。

    1. 福ちゃん、ありがとうございます。
      よくぞぼくのブログに辿り着いてくださいました!
      ぼくの母は、鹿児島市の城山の出身ですから、ぼくの血の半分は、薩摩じゃっどん!
      過ぎし日や人をとやかく言っても詮無い事。
      そんな日々はもう過去でしかないのですから!
      明日へ向けて、ただただ一歩ずつです。
      またとうぞブログにお立ち寄りください!

  6. こんな温泉宿でノスタルジックな雰囲気に包まれて2泊くらいしたいですね。♨️

  7. オカダさん、こんにちは
    福島の山形屋さん、私にも懐かしく感じるところがありました。
    熱塩温泉というものにとても興味を持ちました。
    我が家でも疲れた時には
    塩を入れたお風呂に入り
    ます。でも、この歴史のあるお宿は格別でしょうねぇ。ぜひ行ってみたくなりました

    1. お洒落なと言うには、いささかですが、昭和レトロをこよなく愛せる方であれば、Good!
      間違いなしです!
      スタッフもほとんどが地元のやさしい男性ばかりで、とても親切ですよ。

  8. 心身の疲れを癒すには最高の場所なんでしょうね。鏡に映るビール、私も見ましたよ((o(^∇^)o))入る前に飲むのはちょっとダメよ、危ないよΣ(゜Д゜)風呂に入る前は泡のでない麦茶、風呂上がりにグビッ、グビッごっくんだね。これにつまみは(‘_’?)(‘_’?)(‘_’?)何か美味しい名産品ありましたか?今日は暑かったので一杯のみたいですね(#^.^#)

    1. もうぼくなんて、十分にこの蒸し暑さをビールでやっつけてますよ~っ!

  9. 今晩は。家では、塩風呂に、入った事有りません。記憶に有りません。市販の入浴剤(柚,森,ラベンダー,ローズの香り)丸い容器の方を、入れます。無いときはバブや1包入りの入浴剤を、使っていました。

  10. オカダさん今晩は☆
    紙芝居屋の自転車懐かしいです!
    私が幼稚園の年長~小学校低学年ぐらいかなぁ良くお宮の裏の空き地でおじさんが自転車に紙芝居を乗せてねりあめや形にねりあめを入れて色んな物を作ってくれました。それをなめながら紙芝居を見ていましたよ。ちなみにおじさんは子供達を集める時はカランカランと鳴らしていましたよ。あの当時は10円~50円だったかなぁ?良く覚えていないけどあ~あの頃が懐かしいです(^_^) あの頃に戻りたい気持ちです(^-^)/オカダさん写真ありがとうございます\(^-^)/

    1. あのまったりと時間が流れて行った、遠い遠い昔。
      今と何も変わらず、きっとあの頃も、同じ速度で時間は刻まれていたはずなのに、それが妙に子供の頃の時間がゆったりと流れていたと思えてしまう程、今は忙しなく生かされているのでしょうか?

  11. いやぁ~あるんですねぇ。
    「ここだけは変わらないよ」
    とでも言ってるように感じてしまう。
    しかも未だ役割を与えられてるんだから嬉しい。

    どうでしたか?
    この空間で過ごされて何が脳裏に浮かびましたか?
    それが次へのビジョンかもしれませんね・・・

    1. 自分自身と、誰にも邪魔されず、とことん対話する機会って、こんな時しかありませんから・・・。
      ゆっくり、焦らず、のらりくらりと、我が人生。
      どんなに曲がりくねっていたって、この道をとことん進んでゆくだけです。

  12. 本当にオカチャン昭和好きですね(笑)風情があって気取らず、ただいま、と出てくるような宿で、心も体もゆっくり休めそうな感じます。
    本当にこんな素晴らしい時間が過ごせてオカチャンが羨ましい‼️

  13. とても懐かしい自転車ですね
    黒くて重くて大切な自転車は
    大事に玄関の中にしまってありました。
    自転車で怪我をしたことがあるので
    づっと怖いイメージしか残っていなかっけれど 荷台に乗った紙芝居にちょっと
    ホッとしてしまいました。

  14. こんにちは、オカダさん
    風情ある旅館で素敵ですね。
    最近、ドタバタとしてやっとオカダさんブログをゆっくり読んでいます。

    こういった旅館で時間を忘れてうだうだとした時間を過ごしたいなぁ。

    と言ってすぐには行けないので、オカダさんブログをまったり読ませて頂いてほっこりさせていただくことにします。

    1. お忙しくて何よりです。
      でもどんなに忙しい時であっても、ちょいと一工夫で、自分だけまったりとした時間を作りたいものですね。

  15. 私もこの自転車に乗せてもらって、お父さんとお風呂へ行きましたよ。
    あれっ。
    二人乗りした事は、すでに時効ですよ。

    1. 台湾では、一台の自転車屋バイクに、子ども3人くらいへっちゃらの様でした!

okadaminoru へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です