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今日の「昭和Nostalgia」はコチラ!

線路のレールに耳を当て、機関車の軌道音に耳を澄ましたことはありませんでしたか?
危険極まりない遊びで、決して褒められる事ではありませんが、ぼくも半世紀以上前の中学生だった頃、一度だけ友に誘われレールに耳を宛がったことがありました。
しかも友が、「10円玉のD51(デコイチ)プレスしてみよう!」と言い出し、愚かなるぼくも10円玉をレールの中心において、線路からちょっと離れた茂みに身を隠したものでした。
ぼくが通っていた中学校のすぐ北側を、関西線が通っていて、当時はまだD51が白煙を巻き上げ、現役で走っていたものです。

ドキドキしながら茂みで隠れていると、遠くから蒸気機関車の汽笛が聞こえてまいりました。
すると友が、「でもどうしよう?もし俺たちの10円玉で、D51が脱線でもしちまったら大変だぞ!国鉄から物凄い賠償金を請求されるんじゃないか?」と、真顔で言うじゃないですか?
そんな事、今さら言うなよ!
ぼくはそう思って、レールに載せた10円玉を取りに行こうとしたものの、もうD51は目と鼻の先まで迫っているじゃないですか!
万事休す!
D51が脱線する轟音から耳を守らねばと、両手で耳を塞いで、薄目を開けてD51の雄姿をドキドキしながら眺めたものです。
ところがD51は巨体を唸らせながら、長い貨物列車を何十両も従え、走り去ってしまいました。
ヤレヤレと、冷や汗を拭い、やっとのこと安堵したものです。

その時の戦利品「10円玉のD51(デコイチ)プレス」は、その後いったいどこへいっちまったのやら?
あんなに罪悪感に苛まれながら、肝を潰す思いをした10円玉だったのに!
時効とは言え、当時の国鉄の皆さんに、やんちゃな遊びをしたことを、心よりお詫び申し上げます。
どうか良い子の皆さんは、こんなやんちゃなオッサンの真似はなさらないで下さいね!
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