
ピカッ!バリバリバリッ!
ドッカーン!

「うわっ、つ、ついに落ちたぞ!」。
「ねぇ、パパあそこよ!ほらっ」。

砦岬キャンプ場の突端の老木から、白い煙が立ち昇って闇夜の彼方へと消えて行った。
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ピカッ!バリバリバリッ!
ドッカーン!

「うわっ、つ、ついに落ちたぞ!」。
「ねぇ、パパあそこよ!ほらっ」。

砦岬キャンプ場の突端の老木から、白い煙が立ち昇って闇夜の彼方へと消えて行った。
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強面の刑事の拳銃の先から、わずかに煙が立ち昇った。

「南無阿弥陀仏!」。
老人は天を仰いで何やら一言呟いた。
ヘリの上空を覆っていた雷雲から、轟音と共に稲妻が走った。
ピカッ!バリバリバリッ!

ドッカーン!
「キャーッ!」。

強面の刑事の拳銃から発せられた弾丸は、稲妻の逆鱗に触れたように打ち据えられ、熊の直前で砕け散った。
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「待って!もうこれ以上撃たないで!」。
木乃葉は、両腕を真っ直ぐ水平に伸ばし両足を開き、「大」の人文字のような格好で、狙撃班の銃口の前に立ちはだかった。

「コンチャンの腕の傷は、ママにお薬塗ってもらえば、直ぐに治っちゃうよ。でも、熊さんやトラさんの心にできた傷は、もう治らなくなっちゃうんだよ。もう人間のこと、誰も信じられなくなっちゃうんだよ」。
ライフルの銃口が下げられた。
木乃葉の前にもう一つの影が立ちはだかった。
「お願いです。どうか熊のテディもトラのティグも助けてやってください。トラのティグのお腹には、赤ちゃんがいるんです。ですから、どうか命だけは!」。

麻美は狙撃班の前にひざま付いた。
「そうか!熊のテディは、トラのティグのお腹に赤ちゃんがいるって知ってたんだ。だからあんパンだって自分は食べないでティグにあげてたんだ」。
「大」の字の状態で立ちはだかる木乃葉の真横に、熊が仁王立ちのまま歩を進めてきた。

パンパーン
乾いた銃声がヘリのエンジン音を切り裂いた。
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その瞬間、木乃葉は老人を庇おうと、熊が振り下ろす右前足をかいくぐり、腹部目掛けて突進した。
熊は右前足を振り下ろしながら、バランスを崩しヨロヨロと一歩後退。
しかし熊の前足の長く鋭い爪は、腹部に体当たりしたあと、背中を丸めてうずくまる木乃葉の二の腕をかすめた。

サーチライトが鮮血に染まる木乃葉の腕を映し出した。

パンパン、パン
強面の刑事が、熊とトラに向かって拳銃の引き金を3回引いた。

2発の弾は外れた。
しかし残りの1発が熊の右後足を貫通した。
グッグゥワーツ
熊とトラは怒りの矛先を刑事に向けた。
再び仁王立ちになった熊は、トラを背後に従える状態で向きを変え、鮮血を流しながら強面の刑事に向かってノッシノッシと歩き始めた。

狙撃班のライフルが、一斉に熊へと照準を向けた。
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昨日は清々しい天気で、とても気持ちよく3年ぶりにLiveを開催させていただくことが出来ました。
まずはご来場いただいた皆々様に、心より感謝を申し上げると共に、KIRIN BEER PRESENT’Sと冠して特別協賛を賜りました、KIRIN BEER岐阜支店様に心よりの御礼をこのブログ上ではありますが申し上げます。
岐阜の皆様は元より、神戸や長野そして愛知からも足をお運びいただきましたこと、心より感謝感謝ばかりです。

途中、「ふたりの長良川」では、レコーディングエンジニアの和田さんが飛び入りで、ボサノバギターリストとして参加下さり、華を添えていただけました。
本当に皆々様のお力添えあっての物種、3年ぶりの感無量なLiveとなりました。
そして会場をご提供くださいました「C♭」さんにも、並々ならぬお世話をお掛けしてしまいましたが、マスターが「また近い内にぜひやりましょう」と言って下さいましたので、お調子者のぼくとしてはマスターのお言葉に甘えて、そう遠くはない日に再度Liveを開きたいと思っています。
今回諸事情でお目に掛ることの出来なかった皆々様にも、再びお逢いしたいと思っております。
どうかそれまで今しばしお待ちください。
本当に本当に、何から何までありがとうございました。
オカダ ミノル拝
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コロナ禍の3年間は、色々と考えさせられることばかりでした。

最初の頃は、感染予防で行動が制限される中、これまでの自分の人生を振り返り、ただただ至らなさや自分の非力さばかりが自分を苛め、悶々としたこともありました。
しかしそんな事ばかりを想い返し、悔やんだり自分を今更責めて見たところでどうにかなるものでも無し、詮無い事だと思うようになっていったものでした。

今自分を取り巻く現況の中で、これまでとは違った観点で現実を見詰め直し、これまでとは違った視点で身の周りの万物を捉えるようになり、新しい楽しみ方や新しい愛で方を学習出来て来た気がいたします。
今回の3年ぶりのLiveは、皆々様との再会がぼくにとって、何よりの愉しみでもあります。
とことんぼくも愉しんで唄わせていただきたいと思います。
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バリバリバリバリ、バリバリバリバリ
小さなプロペラ音は、闇夜の奥から鳴り響き、徐々にけたたましい音へと変えながら上空を覆い尽くした。

「これ以上ちょっとでも抵抗するようだったら、容赦なく頭を撃ちぬけ!」。
いつの間にか強面の刑事が、射撃班の先頭に現われた。
バリバリバリバリ、バリバリバリバリ
県警のヘリコプターは、低空でホバーリングを続けながら強力なサーチライトを地上に照射した。

ヘリのサーチライトの光の輪の中に、崖っぷちに追いやられた木乃葉と老人、それに熊とトラの姿が浮かび上がった。
空から容赦なく照りつけるサーチライトの光に恐怖を感じ、熊は前足を上げ崖っぷちの木乃葉と老人を目掛けて突き進んだ。
「テディ!ステイ!」。
麻美の声は、低空飛行を続けるヘリのエンジン音にかき消された。

射撃班は一斉に、ライフルの銃口を熊の頭部に向けた。

ヘリの爆音と、サーチライトの異常な光に、常軌を逸した熊は、「グゥアオー」と泣き叫びながら右の前足を老人の頭部目掛けて振り下ろそうとした。
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ガルルッ、ガルルルルルーッ

立ち上がったままの熊が、また一方、右前足から血を流しながらトラが、共に大きな唸り声を上げながら、木乃葉と老人に向かって一歩、また一歩と詰め寄ってきた。

ライフルの引き金に指を添えた狙撃班が、熊とトラの頭部を目掛け照準を合わせた。

「テディ!ティグ!」。
闇夜を切り裂くようなかん高い声が響いた。
「テディ、ティグ!ステイ!ステイ!」。
再びかん高い声が響き、狙撃班の構えたライフルの前に麻美と卓磨が立ちはだかった。
熊とトラは麻美の声に反応し、振り返った。
熊は前足を下ろし四つん這いの姿勢になり、トラは後足を曲げお尻を地面に付けた。
「撃たないで下さい!お願いします!」。

「麻美お姉ちゃんは、サーカス団の猛獣使いなんだ。だからもう大丈夫」。
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両方から熊とトラに挟まれる形で、木乃葉と老人は一歩一歩断崖の際へと後ず去った。

「おじいちゃん。もうこれ以上下がれないよ」。
「ああ。もうそれ以上絶対足を動かしてはならんぞ」。
「うっ、うん」。
「コンチャンには伝わってこないか?」。
「何が?」。
「あの子たちの怒りが」。
「あの子たちって、熊さんとトラさんのこと?」。
「そうじゃ」。
「うーん・・・」。

「あの子たちは、きっとサーカス団で生れて育ったんだ。小さな頃から人間の言う事を聞かされ、不器用な格好で自転車に乗ったり、火の点いた輪を潜り抜けたり・・・。決して好きで芸を見せていたわけじゃないじゃろう。生きるために、その日の餌をもらうためだけのために、くる日もくる日も自転車に乗って火の輪を潜っておったんじゃろう。そうしていれば、人間の言う事を聞いてさえいれば、鞭で打たれることもなかったはずじゃ。しかし、今は何もあの子たちが悪いことをしておらんのに、鉄砲で撃たれてしまったんじゃ」。

「もう人間のことが信じられなくなって怒ってる・・・」。
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パーン
乾いた銃声が静寂を引き裂いた。
「ああっ!」。
木乃葉と老人が思わず声を上げた。
右前足から血を流しながら、トラが「ガルルルッ」と大きな唸り声を上げ、老人と木乃葉に向かって牙を剥き出しにした。

銃声に驚いて熊も二本足で立ち上がった。

「今、熊とトラを射殺するから、ゆっくりと下がってください!」。

闇の向うから警察の狙撃班が姿を現した。
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