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そう言えばこんな、チューインガムの手動の自販機も見かけたものでした。
さて、こんな洒落た自販機!
いったいどこで見かけたものやら?

間違いなく言えるのは、毎日毎日足蹴く通い詰めた、駄菓子屋の「トシ君家」の店じゃなかったことは間違いないはずです。
この自販機を初めて目にした時は、そりゃあもうカラフルな真ん丸のチューインガムに魅せられ、買って欲しくって買って欲しくって!
確か朧げな記憶によれば、10円玉を前面の窪みに投入し、レバーをガチャガチャの要領で回すと、チューインガムが一つ転がり出ると言う仕掛けだったような?
でも家のお母ちゃんは、頑として買ってはくれなかったものです。
「そんなもん、ガムが裸で出て来るんやで、汚らしい」とかなんとか、何だか偏見に満ちた言い訳の様でもあったものです。
だから初めてチューインガムの自販機にトライしたのは、反抗期に入ってからのことだったのかも知れません。
でも、もうそんな歳の頃になると、カラフルなガムが一杯入った自販機を初めて目にして、心ときめかせた頃とは異なり、もうすっかり色褪せて見えていたような?
ただただアメリカンな甘さを、半ば持ち余すかのように、仕方なく噛んだような記憶が!

なかにゃあこんな、ピーナッツのようなものの手動自販機ってぇのもありましたですねぇ。
ぼくは買った事がありませんが!
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