「飛騨びと巡りのゆるり旅」④


ほろ酔い気分で古い町並みを散策していると、普通の民家の軒先にこんな光景が!

どっかで昔、TVのウルトラマンとかに出て来たようなキャラクターの、巨大な怪獣のフィギュアを発見!

家に帰ってからどうにも気になって、ネットで探して見ると、やっぱりウルトラマンに登場した「カネゴン」とあるじゃないですか?

きっと「そうそう」なぁ~んて頷かれた方は、紛うことなき立派な昭和半ば人間でございます!

しかしその「カネゴン」、どんなに記憶を手繰り寄せても、どんな怪獣だったのかまったく思い出せません。

そこでWikipediaで検索して、改めてこんな怪獣だったのかと、学び直した次第です。

Wikipediaによると「カネゴン」は、硬貨や紙幣を主食としているのだとか。

全身は10円玉のように赤光りした鎧をまとった姿。

金入れのような頭部は、まるでカエルやアンコウのよう。

口はジッパーの歯が付いた、がま口財布状で大きな舌がある。

頭にあるとげは、相手に馬鹿にされないように強く見せるもので、目はお金の方を向いて細長く2本飛び出していて、垂れてぎらついた眼球からは、感情が高ぶると涙がこぼれ落ち、怒ると煙を噴出するとか。

また10キロメートル先まで見える視力を持っており、金額の大きいお金はさらによく見えるのだそうだ。

さらに左胸にはレジスターが付いていて、その中にある「コイン選別腸」によって、コインが本物か偽物かを見分けることが出来るのだとか。

そして腸の鑑定液で分別し、本物のコインから金属エネルギーを吸い取るんだと。

いやはやなかなか考えられたキャラクター設定だったんだと、改めて痛感させられました。

しかし58年も前の、たかだか8歳やそこらのぼくには、到底そこまで理解できなかったんでしょうねぇ。


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「飛騨びと巡りのゆるり旅」③


この日の取材は古川で、取材先のご都合により、2/4(日)の午前中で終了。

時間を持て余しながら、ブラブラと気ままに残雪の残る飛騨古川散策を愉しみ、駅前に戻ってまいりました。

そろそろちょっと遅めのランチでもと、駅前の食堂「さか江家」さんへ飛び込みました。

午後1時を回っていたと言うのに、店内は観光客の方々で満員御礼!

何とかかんとか、一人掛けのテーブル席へと陣取ったものです。

お隣は、どうやら台湾からおいでの若者カップル。

飛騨ラーメンを仲良く召し上がっておられました。

ぼくのランチは、まずは何は無くとも「キリン一番搾り」と、ミニミニセットの中から「カツ丼と飛騨ラーメン」をチョイス!

高山ラーメンとも似て非なる「飛騨ラーメン」には、ハート型の海苔が!

そしてカツ丼には、七味をパラパラと振り掛けいただいてみました。

ミニミニセットとは言え、なかなかどうしてなほどのボリュームで、食べ応えも侮れないほどでした。

すっかり満腹で、そいで持って心地よいほろ酔いで、寒さもいっぺんに吹き飛んだものです。

ごっつぉ様でした!


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「飛騨びと巡りのゆるり旅」②


前日夕餉をいただいた個室へまたしても案内され、一人静かに囲炉裏の前で朝食と相成りました。

何とも体にとっても優しい朝食で、見事に完食しちゃったほどです。

「ご飯良かったらお代わりお持ちしますから」と、仲居さんが仰ってくれたものの、お櫃一杯のご飯は、さすがにお代わりをお願いするどころか、茶碗に一善だけでお腹一杯!

正面の白く長細い皿に盛られた三種盛りの左端にある、「の」の字の赤巻きのかまぼこが、飛騨に来たってそう実感させてくれました。


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「飛騨びと巡りのゆるり旅」①

「まあちゃんのママゴト」は少し一服させていただき、今日からしばし「飛騨びと巡りのゆるり旅」を紹介させていただきます。

こんなズボラなぼくではありますが、曲がりなりにも飛騨市観光プロモーション大使の大役を拝命いたしております。

今年は飛騨市制20周年の節目でもあり、微力ながらぼくも様々な形で、いくつかのプロジェクトに参加をさせていただくことになりました。

その一つが、仮称「そやさ!飛騨の記憶遺産~飛騨びと言の葉綴り」と題した、広報ひだへの連載コラムの執筆です。

4月から隔月の誌面で、飛騨びとを二人ずつ紹介してまいります。誌面では文字数の制約もあり、ダイジェスト版の掲載となりますが、飛騨市の公式HPでは、文字数の制約のない原文が掲載されます。

このブログにリンクを張る予定です。

今回はその取材で、2/3~2/5まで神岡、古川、宮川と巡り、3人の飛騨びとを訪ねました。

飛騨びとの記事は、広報ひだ発行後にお愉しみいただくとして、今回は2泊させていただいた、ホテルに関してご紹介させていただきます。


今回お世話になったのは、飛騨古川駅から徒歩1分の、囲炉裏の宿「飛騨ともえホテル」です。

ビジネスプランでしたから、正直夕食もそれほど期待をしておりませんでした。

しかし食事の時間にフロントへ顔を出すと、案内されたのがこの個室。

ちゃんと囲炉裏が切られていて、何とも落ち着く贅沢な個室空間です。

そこへもって膳に供された夕餉を眺めビックリ!

ええっ?

1泊2食付きで土曜日のシングルがズバリ9.570円とは!

とてもビジネスプランとは思えぬ豪華さで、ついついキリンビールをグビグビやりながら、超熱燗の白真弓を堪能しちゃいましたぁ!

明日は朝食をご紹介しちゃいます!


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「まあちゃんのママゴト」⑪


ヒロくんはお母さんに手を引かれ、横断歩道を渡ってお家に入ります。

写真は参考

手を洗ってうがいして。

参考

そ~っとテーブルの上のお菓子に手を伸ばすヒロくん。

参考

「こらっ、ヒロミ!おやつはさっき食うたばっかりやん!もうじきお父ちゃんも帰って来はるし、そしたら直ぐにご飯やで辛抱しい!」

お母さんはキッチンで、ご飯の準備にお忙し。

参考

「なんでだろう?お母ちゃん外にいる時と、家に帰って来た時とでは、なんで言葉遣いが違うんだろう?」

参考

ヒロくんは不思議でなりません。


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「まあちゃんのママゴト」⑩


そうなんです。

ヒロくん家と、どんぐり広場の間には、いつの間にか信号が取り付けられています。

写真は参考

車もたくさん通り過ぎます。

そう言えば、どんぐり広場の周りの景色も、随分変わってしまったようです。

写真は参考

ヒロくんがいつもお化けイチョウと呼んでいた木は、いつの間にか切り払われ、その代わりに背高ノッポのマンションが立ち並んでいます。


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「まあちゃんのママゴト」⑨


「じゃあねぇ」

参考

そう言ってまあちゃんは、ママゴトセットを持って駆け出します。

参考

「真澄ちゃん、ちゃんと信号よく見て渡るのよ!」

写真は参考

ヒロくんお母さんが心配して、まあちゃんこと真澄ちゃんに声を掛けました。


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「まあちゃんのママゴト」⑧


「早く!まあちゃんのオママゴト仕舞うの手伝ってあげて!」

写真は参考

まだモジモジしているヒロくん。

参考

見るに見かねて仕方なく、ヒロくんお母さんが片付けを手伝います。

「本当にあんたもグズやなぁ!もう変なところばっかり似ちゃうんだから!」

参考

お母さんは一人でぼやきます。


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「まあちゃんのママゴト」⑦


それから随分と、年月が流れてゆきました。

参考

「さあ、ヒロくん。もう夕暮れになっちゃったから、お家に帰ろう!」

写真は参考

お母さんがヒロくんに言います。

「う、う~んと、え~っと・・・」

参考

ヒロくんはしゃがみ込んだまま、モジモジしています。


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「まあちゃんのママゴト」⑥


「もう~っ!はっきりしいや!ほんまに!あんたぁ、仕事で疲れてはるんやろ。ほな先にお風呂でも入ったら?」

参考

まあちゃんお母さんは、そう言ったかと思うと、粉ミルクの空き缶に砂を一杯詰め込みます。

写真は参考

「お父ちゃん、はよこっち来て!背中流したろ!」

そう言ったと同時に、まあちゃんお母さんは、ヒロくんの背中に空き缶の砂を掛けました。

「どや?ええ湯加減やろ?」

参考

まあちゃんお母さんの手元が滑り、ヒロくんは頭から砂まるけ。

ヒロくんは、泣きながらお家へと逃げ帰りました。

参考

「ほんま、すぐに泣き出しよって!」

まあちゃんは、ヒロくんの後ろ姿に向かって、石礫のように独り言を投げつけました。


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