「KIRIN BEER PRESENT’S オカダミノル ほろ酔い Live 2025~秋涼の候 in C♭」のお知らせは、5月8日のブログをご覧願います!『皆様のご来場、心よりお待ち申し上げます!』
ついに3月19日の夜、「飛騨びと達の、SOYAな SOYAさ」の動画制作発表会が開催されました。飛騨市古川中学校3年生の皆さんが、動画の編集制作をしてくださり、飛騨市の魅力が溢れる作品に仕上がりました!ぜひぜひ、ご覧ください!
https://youtu.be/3CeTEMdXC7I
※遅まきながら、ぼくもフェイスブックとやらを始めました!まだまだ充実しておりませんが、ぜひ一度お越しください!Facebook
飛騨市の「広報ひだ」4月号「飛騨びと 言の葉綴り」は、お休みです。
「昭和Nostalgia」では、どこか無性に懐かしくって恋しい、「昭和」の懐かしい商品や、当時の事象など、勝手気ままに記憶をたどりながら綴ってまいります。
今日の「昭和Nostalgia」はコチラ!
写真は参考
大人の入り口をやっと潜った頃、スナックとやらに連れて行ってもらうと、こんなレーズンバターなるおつまみをよく目にしたものです。
カクテルグラスにアイスピックでかち割った氷が入り、そこに薄っぺらな丸い「レーズンバター」なるものが、恭しく5~6枚添えられておりました。
それはぼくにとっちゃあ、初めて目にするもので、いったいどんな味がするんだろうと、兎にも角にも興味津々で、お供させていただいた先輩の話などもう、全然耳に入らぬ始末。
写真は参考
とは言え、お供の先輩がまだ、「レーズンバター」とやらに、手を付けてもおられないのに、ぼくが真っ先にガツガツと手を出すことも憚られ、先輩が親し気に話を交わされているママさんとの会話に、ただただうつろに相槌を打つばかりだったものです。
やがてそうしている間に氷は解けてしまい、カクテルグラスの小さなプールに沈む、レーズンバターを眺めるしか手立ても無く、結局先輩は馨しそうなレーズンバターに手も付けず、次なる店へとぼくを連れだって行ってしまったもの。
その時のぼくの口惜しさと言ったら!
益々未知なる味わいの、レーズンバターとやらにひたすら恋焦がれてしまったものです。
しかしそんな淡い恋心も、日々の気忙しさの中に埋もれ果て、あんなに味わいたいと恋焦がれたことすらどこへやら。
それからどれだけの月日が流れ果てたことやら。
偶然、明治屋だったかどこだったかで、レーズンバターの文字を目にし、瞬時にあの日の恋心に灯が燈ってしまい、ついついサラミのようなチューブに包まれた、一本もののレーズンバターとやらを買い込んでしまったものです。
写真は参考
家に帰って早速、カクテルグラスに見立てた、小振りのガラス製のサラダボウルに氷を入れ、厚切りのレーズンバターを冷やしてパクリ!
美味しいは美味しいものの、さりとてその昔に想像していた、空想の味とは微妙に異なり、食べきれないほど大きな、一本丸ごとレーズンバターを買い込んだことをいささか後悔したものです。
やはり、たとえどんなに同じ味であったとしても、それをいただくに際して、そこがどんな空間であり、どんなに洒落た器によそわれ、誰と何を呑みながらと言う点が、とっても重要であるものだと、改めて今更ながら悟ったものでした。
ところで今でも、スナックやらバーのメニューに、レーズンバターの品書きってぇのがあるものなんでしょうかねぇ?
もう何十年と行ったこともありませんから、もうとんと分かりませんねぇ。
このブログのコメント欄には、皆様に開示しても良いコメントをドンドンご掲示いただき、またその他のメッセージにつきましては、minoruokadahitoristudio@gmail.comへメールをいただければ幸いです。