
「おおっ、そうだそうだ。おおいっ、みんな!今から肝試しを兼ねてかくれんぼしようか?」。

突然酔っ払いのモッくんパパが、ふら付きながら立ち上がった。
「オオイッ、ミンナ。キモラメシガネテ、カクレンボシルジョウ」。
顔中ハチミツだらけの美代が、パパの台詞を真似、裕也と基喜に駆け寄って行った。

「こんな遅くに?」。
「なあんだ裕也。お前本当は怖いんだな?」。
「こっ、怖くなんかねぇよ」。
裕也は憮然として言い返した。
「エエッー、マジー?」。
基喜が不満の声を上げた。
「基喜、お前怖いんだろう?」。
今度は基喜に向かって、モッくんパパは詰め寄った。
「ウワーイ、基喜本当は怖いんでちょう」。
美代が基喜を茶化した。
「そっ、そんなわけねぇよ。ミヨちゃんと違ってオレ男だし、ちゃんとチンチンも付いてるからなあ・・・怖くなんかねぇよ」。
「モトキーッ、チンチンあったら怖くにゃいの?」。
「それが男ってもんさ」。
「ねぇ、パパーッ。ミオもチンチン欲しい!」。
「美代ちゃんはチンチンなくってもいいの。女の子だからねぇ。じゃあ、かくれんぼは、美代ちゃんとパパが一緒のチームで、鬼をやろう。そしたら美代ちゃんパパと一緒だから怖くないでしょう」。
「うん。わーいわーい、パパといっちょのチーム、チーム」。
「じゃあ決まりだ!折角のキャンプなんだし、子供達と一緒に思い出深い遊びの一つでもしとかないとな」。
モッくんパパと美代が鬼になり、肝試しを兼ねたかくれんぼが始まった。
テントの中からは、モッくんママの小さな寝息が聞こえ始めた。

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