ありがとうございました!おかげ様で感謝感謝の「KIRIN BEER PRESENT’S オカダミノル ほろ酔いLive 2023 in C♭」となりました。

昨日は清々しい天気で、とても気持ちよく3年ぶりにLiveを開催させていただくことが出来ました。

まずはご来場いただいた皆々様に、心より感謝を申し上げると共に、KIRIN BEER PRESENT’Sと冠して特別協賛を賜りました、KIRIN BEER岐阜支店様に心よりの御礼をこのブログ上ではありますが申し上げます。

岐阜の皆様は元より、神戸や長野そして愛知からも足をお運びいただきましたこと、心より感謝感謝ばかりです。

途中、「ふたりの長良川」では、レコーディングエンジニアの和田さんが飛び入りで、ボサノバギターリストとして参加下さり、華を添えていただけました。

本当に皆々様のお力添えあっての物種、3年ぶりの感無量なLiveとなりました。

そして会場をご提供くださいました「C♭」さんにも、並々ならぬお世話をお掛けしてしまいましたが、マスターが「また近い内にぜひやりましょう」と言って下さいましたので、お調子者のぼくとしてはマスターのお言葉に甘えて、そう遠くはない日に再度Liveを開きたいと思っています。

今回諸事情でお目に掛ることの出来なかった皆々様にも、再びお逢いしたいと思っております。

どうかそれまで今しばしお待ちください。

本当に本当に、何から何までありがとうございました。

                             オカダ ミノル拝

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いよいよ本日!「KIRIN BEER PRESENT’S オカダミノル ほろ酔いLive 2023 in C♭」開催

コロナ禍の3年間は、色々と考えさせられることばかりでした。

最初の頃は、感染予防で行動が制限される中、これまでの自分の人生を振り返り、ただただ至らなさや自分の非力さばかりが自分を苛め、悶々としたこともありました。

しかしそんな事ばかりを想い返し、悔やんだり自分を今更責めて見たところでどうにかなるものでも無し、詮無い事だと思うようになっていったものでした。

今自分を取り巻く現況の中で、これまでとは違った観点で現実を見詰め直し、これまでとは違った視点で身の周りの万物を捉えるようになり、新しい楽しみ方や新しい愛で方を学習出来て来た気がいたします。

今回の3年ぶりのLiveは、皆々様との再会がぼくにとって、何よりの愉しみでもあります。

とことんぼくも愉しんで唄わせていただきたいと思います。

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7歳の娘に毎日送ったハガキ~132通の物語『明朝新聞(みょうちょうしんぶん)』No.50

「KIRIN BEER PRESENT’S オカダミノル ほろ酔いLive 2023 in C♭」いよいよ明日、2023.04.16開催

バリバリバリバリ、バリバリバリバリ

小さなプロペラ音は、闇夜の奥から鳴り響き、徐々にけたたましい音へと変えながら上空を覆い尽くした。

写真は参考

「これ以上ちょっとでも抵抗するようだったら、容赦なく頭を撃ちぬけ!」。

いつの間にか強面の刑事が、射撃班の先頭に現われた。

バリバリバリバリ、バリバリバリバリ

県警のヘリコプターは、低空でホバーリングを続けながら強力なサーチライトを地上に照射した。

写真は参考

ヘリのサーチライトの光の輪の中に、崖っぷちに追いやられた木乃葉と老人、それに熊とトラの姿が浮かび上がった。

空から容赦なく照りつけるサーチライトの光に恐怖を感じ、熊は前足を上げ崖っぷちの木乃葉と老人を目掛けて突き進んだ。

「テディ!ステイ!」。

麻美の声は、低空飛行を続けるヘリのエンジン音にかき消された。

写真は参考

射撃班は一斉に、ライフルの銃口を熊の頭部に向けた。

写真は参考

ヘリの爆音と、サーチライトの異常な光に、常軌を逸した熊は、「グゥアオー」と泣き叫びながら右の前足を老人の頭部目掛けて振り下ろそうとした。

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7歳の娘に毎日送ったハガキ~132通の物語『明朝新聞(みょうちょうしんぶん)』No.49

「KIRIN BEER PRESENT’S オカダミノル ほろ酔いLive 2023 in C♭」2023.04.16開催

ガルルッ、ガルルルルルーッ

写真は参考

立ち上がったままの熊が、また一方、右前足から血を流しながらトラが、共に大きな唸り声を上げながら、木乃葉と老人に向かって一歩、また一歩と詰め寄ってきた。

写真は参考

ライフルの引き金に指を添えた狙撃班が、熊とトラの頭部を目掛け照準を合わせた。

写真は参考

「テディ!ティグ!」。

闇夜を切り裂くようなかん高い声が響いた。

「テディ、ティグ!ステイ!ステイ!」。

再びかん高い声が響き、狙撃班の構えたライフルの前に麻美と卓磨が立ちはだかった。

熊とトラは麻美の声に反応し、振り返った。

熊は前足を下ろし四つん這いの姿勢になり、トラは後足を曲げお尻を地面に付けた。

「撃たないで下さい!お願いします!」。

写真は参考

「麻美お姉ちゃんは、サーカス団の猛獣使いなんだ。だからもう大丈夫」。

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7歳の娘に毎日送ったハガキ~132通の物語『明朝新聞(みょうちょうしんぶん)』No.48

「KIRIN BEER PRESENT’S オカダミノル ほろ酔いLive 2023 in C♭」2023.04.16開催

両方から熊とトラに挟まれる形で、木乃葉と老人は一歩一歩断崖の際へと後ず去った。

写真は参考

「おじいちゃん。もうこれ以上下がれないよ」。

「ああ。もうそれ以上絶対足を動かしてはならんぞ」。

「うっ、うん」。

「コンチャンには伝わってこないか?」。

「何が?」。

「あの子たちの怒りが」。

「あの子たちって、熊さんとトラさんのこと?」。

「そうじゃ」。

「うーん・・・」。

参考

「あの子たちは、きっとサーカス団で生れて育ったんだ。小さな頃から人間の言う事を聞かされ、不器用な格好で自転車に乗ったり、火の点いた輪を潜り抜けたり・・・。決して好きで芸を見せていたわけじゃないじゃろう。生きるために、その日の餌をもらうためだけのために、くる日もくる日も自転車に乗って火の輪を潜っておったんじゃろう。そうしていれば、人間の言う事を聞いてさえいれば、鞭で打たれることもなかったはずじゃ。しかし、今は何もあの子たちが悪いことをしておらんのに、鉄砲で撃たれてしまったんじゃ」。

参考

「もう人間のことが信じられなくなって怒ってる・・・」。

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7歳の娘に毎日送ったハガキ~132通の物語『明朝新聞(みょうちょうしんぶん)』No.47

「KIRIN BEER PRESENT’S オカダミノル ほろ酔いLive 2023 in C♭」2023.04.16開催

パーン

乾いた銃声が静寂を引き裂いた。

「ああっ!」。

木乃葉と老人が思わず声を上げた。

右前足から血を流しながら、トラが「ガルルルッ」と大きな唸り声を上げ、老人と木乃葉に向かって牙を剥き出しにした。

写真は参考

銃声に驚いて熊も二本足で立ち上がった。

写真は参考

「今、熊とトラを射殺するから、ゆっくりと下がってください!」。

写真は参考

闇の向うから警察の狙撃班が姿を現した。

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7歳の娘に毎日送ったハガキ~132通の物語『明朝新聞(みょうちょうしんぶん)』No.46

「KIRIN BEER PRESENT’S オカダミノル ほろ酔いLive 2023 in C♭」2023.04.16開催

「みんな、動かないで!」。

透き通るような声が岬の突端に響き渡った。

ほんの束の間、場の緊張感がほぐれていった。

二本足で立ち上りかけた熊は、前足をゆっくりと地面に下ろした。

写真は参考

今にも裕也と基喜に飛び掛ろうとしていた、トラの後足の筋肉も緊張を和らげた。

「こっ、木乃葉!なっ、なんでお前・・・」。

基喜が目を白黒させながら叫んだ。

「みんな、大きな声を出しちゃ駄目!この子達はサーカス団の猛獣なの。だから嚇かしたりしなければきっと大丈夫」。

「多分この子達は、お腹を空かしておるんじゃよ。ようし、ようし、おとなしくするんじゃぞ。今、何か食い物を探してやるからのう」。

写真は参考

「おじいちゃん、そう言えばコンチャンあんパン持ってた」。

木乃葉はバックパックから、大急ぎであんパンを取り出した。

写真は参考

「おじいちゃんは、トラさんに。コンチャンは熊さんに」。

木乃葉と老人は、熊とトラを刺激しないようにゆっくりと一歩ずつ近付いて行った。

そして二人は、ゆっくりと片手であんパンを差し出し、熊とトラの鼻先に向かって弓なりに放った。

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7歳の娘に毎日送ったハガキ~132通の物語『明朝新聞(みょうちょうしんぶん)』No.45

「KIRIN BEER PRESENT’S オカダミノル ほろ酔いLive 2023 in C♭」2023.04.16開催

※昨日は突然PCのご機嫌が悪くなり、アップ出来ませんでした。

ガルルッ、ガルルルルルーッ

写真は参考

熊は牙を剥き出しにし、鼻先に皺を寄せながら威嚇を始めた。

そして実に器用に二本足で立ち上がろうとしている。

写真は参考

「おっ、お兄ちゃん。あっ、あっちで何かが光った!」。

裕也の背中にしがみ付いていた基喜が叫んだ。

ガルルルゥー、ガルルルゥー、ガサガサガサッ

「エエッ?」。

慌てて裕也が振り返った。

後ろの薮から猫の目のように光る二つの光が、瞬時に飛び出してきた。

ガルルルゥー、ガルルルゥー

写真は参考

「ウッワーッ!とっ、父さんどうしよう!こっちからは、ト、トラが・・・!」。

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7歳の娘に毎日送ったハガキ~132通の物語『明朝新聞(みょうちょうしんぶん)』No.44

「KIRIN BEER PRESENT’S オカダミノル ほろ酔いLive 2023 in C♭」2023.04.16開催

ガサガサガサッ

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薮を切り開く音が聞え、モッくんパパが息を切らせて戻って来た。

熊が美代の顔をペロペロと舐め続けている。

写真は参考

モッくんパパは、目の前の状況が全く飲み込めず、呆然と立ち尽くした。

「ギィヤーッ!くっ、熊だーッ!」。

モッくんパパの大声に、美代は尻餅をついて振り返った。

裕也と基喜が、薮の中から立ち上がった。

とっさにモッくんパパは美代に駆け寄り抱き上げた。

「とっ、父さん。はっ、早く逃げて!」。

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四つん這いの熊の真正面に、立ちはだかる格好で立ち尽したモッくんパパと、熊の背後から大声を上げた裕也の声は、熊を極度に刺激してしまう結果となった。

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7歳の娘に毎日送ったハガキ~132通の物語『明朝新聞(みょうちょうしんぶん)』No.43

「KIRIN BEER PRESENT’S オカダミノル ほろ酔いLive 2023 in C♭」2023.04.16開催

「あれれっ?キャハ?可愛いッ!どうしてこんな所に、こんな大きな熊さんのぬいぐるみさんがあるんでしゅか?」。

写真は参考
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美代は興味津々で、しゃがみ込んだまま熊の正面に向き直った。

「パパーッ!熊さんのぬいぐるみ見ちゅけたじょー!」。

美代は薮の中に向かって奇声を上げた。

「何だか生きてるみたいでしゅねぇ。アレッ!」。

四つん這いの姿勢の熊が一歩前に進み出た。熊の長い舌が、美代の頬に伸びた。

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「アレレーッ!熊さんがミオのホッペ舐め舐めしたよ!キャハーッ、くすぐったいじょー」。

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