飛騨市の「広報ひだ」2月号「飛騨びと 言の葉綴り」が掲載されました。
「広報ひだ」の『飛騨びと 言の葉綴り』がこちらのP20kotonohaのコピー
残念ながら広報ひだの本誌は、紙面のスペースに限りがあり、掲載文は抜粋版となっております。文字数制限のないweb版も飛騨びと言の葉綴り~河合町・岡崎賢一郎さん – 飛騨市公式ウェブサイト併せてご覧いただければなによりです。
新たなシリーズ「昭和Nostalgia」が始まりました。懐かしくって恋しい「昭和」の懐かしい商品や、当時の事象など、勝手気ままに記憶をたどりながら綴ってまいります。
まずはぼくの新曲、「飛騨びと達の、SOYAな SOYAさ」、ぜひ今日もお聴きください!
甚だ勝手な㊗飛騨市制20周年記念song「飛騨びと達の、SOYAな SOYAさ」をyoutubeにアップしました~っ!記念ムードで盛り上がる、飛騨市の雰囲気を歌い上げま~す!
今日の「昭和Nostalgia」はコチラ!
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昨日、近くの中学校は卒業式を迎えていたようです。
校門に国旗が掲揚され、大きな字で「卒業式」と墨書されていて、ぼく自身の中学の卒業式を思い返しておりました。
卒業式の後、高校進学で離れ離れになる事もあり、仲良し四人組の男坊主で、長野県白馬村のスキー場へ生意気にも卒業旅行へと出掛けたりしたものです。
もちろん親のすねかじりでしかありませんでしたが。
白馬村の民宿に、確か3泊4日滞在した記憶があります。
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6畳1間の部屋の中央には、こんな掘り炬燵が切られていて、一番底の格子の下に豆炭が熾っていて、電気炬燵とは似て非なるホッコリとした温もりが、冷えた体にとっても優しかったものです。
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炬燵のテーブルには、薬缶一杯の番茶が出され、お茶菓子として「野沢菜」が皿一杯にテンコ盛りで出されていたものです。
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夜寝る時には、部屋の中心にある掘り炬燵の四辺に、布団を「十」の字になるように敷き入れ、足を掘り炬燵に突っ込む形で眠りに就いたものです。
しかし足癖の悪い友が、寝ぼけたまま掘り炬燵の中で靴下を脱ぎ捨ててしまい、靴下の先っちょが炬燵の格子の下へと落っこち、豆炭の炭火で焦げてしまい、その燻される様な臭いでみんな飛び起きたこともありました。
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中にはこんな天板の下に豆炭を格納する炬燵もあったようですねぇ。
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当時わが家の炬燵と言えば、こんな電気炬燵でした。
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テーブルの天板をひっくり返すと、こんな麻雀用のテーブルに早変わり!
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とは言え、家はお父ちゃんもお母ちゃんも麻雀はしませんでしたので、もっぱらトランプや人生ゲームで遊んだものでした。
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そう言えば、最後に炬燵で温まったのって、何十年も前の事だったような?
いつの日か旅先の雪国ででも、ほっこりと炬燵に入って、雪見格子から降りしきる雪を眺めつつ、漬物を当てに真宗寺燗をキュ~ッと煽って見ますかぁ!
※「真宗寺燗」とは?
岐阜県飛騨市には、寒冷な気候から、酒を飲むといえば「熱燗」という文化が根付いていて、夏でも熱燗を好むのが生粋の飛騨びと。居酒屋で日本酒を頼んで、何も言わなければ熱燗が出てくるほどです。飛騨には7種の燗の種類があります。(つい先日までは、6種類だと思い込んでおりました)
①「日向燗」30℃。温かくも冷たくもない、なめらかな味わい。
②「人肌燗」35℃。燗の中で一番優しさを感じる温度。
③「ぬる燗」40℃。酒の旨味にふくらみが生まれ、豊かな香りが感じられる。
④「上燗」45℃。湯気と共に立ち昇る香りと、後味のキレを楽しむ。
⑤「熱燗」50℃。香り、味ともにシャープになり、キレの良い味わい。
⑥「飛び切り燗」55℃。酸味や辛さがより強く感じられる。
⑦「真宗寺燗」55~65℃。より辛口へと味わいが変化し、いつもとは一味違う旨さとなり、普通酒におすすめ。
飛騨市古川町では「チンしょうじで」と言ったりもするそうです。 (熱いという意味の「チンチン」の「チン」と、真宗寺を地元の人は「しんしょうじ」とも呼ぶことから)。 これは古川町内にある真宗寺の数代前のご住職が、素手で持てないほど熱いお酒が好きだったことに由来しているんだそうです。
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