飛騨市の「広報ひだ」6月号「飛騨びと 言の葉綴り」が掲載されました。
「広報ひだ」の『飛騨びと 言の葉綴り』がこちらの25710.pdf (city.hida.gifu.jp)
残念ながら広報ひだの本誌は、紙面のスペースに限りがあり、掲載文は抜粋版となっております。文字数制限のないweb版も勝田萌さん(古川町) – 飛騨市公式ウェブサイト (city.hida.gifu.jp)併せてご覧いただければなによりです。
今日の「昭和Nostalgia」はコチラ!

子どもの頃、お父ちゃんがビール瓶の王冠を抜く前に、必ず栓抜きの角で王冠の上っ面を2回ほど叩いて、それから徐にビールの王冠を抜いていたものです。
子どもの頃は、それがビールを美味しくさせる、魔法なんじゃないかと思っていたものでした。
しかし大人になったころには、既に瓶ビールから缶ビールへと移行する時代。
それでも子供の頃のお父ちゃんの挙動が気になり、わざわざ瓶のキリンラガーの大瓶を買い込んで、栓抜きの角で王冠の上っ面を2回ほど叩いて開栓したものです。

ところが王冠を叩いて開栓したキリンラガーと、王冠を叩かずに開栓したキリンラガーでしたが、どれだけ慎重に味わってみたところで、まったく旨さに変わりはありません。

いったいあのお父ちゃんの儀式は何だったんだろうと、そのまま缶ビール時代へと移行し、その謎を解明できずにおりました。
確かにその儀式は、なにも家のお父ちゃんだけのものではなく、居酒屋や焼肉屋で瓶ビールを注文すると、店員さんもまったく同じ所作をしていたものでした。
このブログを書くにあたって、念願だったビール瓶の王冠叩きの謎を追ってみましした。
しかし、明確な効能については、これと言ったものも見当たらず、王冠叩きはそもそも無意味と記されている情報もありました。
そこでこんな気になる情報に出くわしました。
そもそもなぜ、瓶ビールの王冠の周りに、あのギザギザがついているのか?
何でもこのギザギザ、ビールのメーカーや銘柄に関係なく、すべの王冠にギザギザが21個付いているんだとか。

何でギザギザが21個かと言うと、21個よりギザギザが多いと抜きにくく、逆にギザギザが少ないと王冠が外れやすいという理由なんだとか。
この歳になって初めて知った、瓶ビールの蘊蓄でした。
ぼくはやっぱり、お手軽な缶ビールも大好きですが、外呑みの時は瓶ビールを注文しちゃいますねぇ。
家でも瓶ビールがいいんですが、昔の酒屋さんじゃないため、空き瓶を回収していただけませんものねぇ。
いつの日か、キリン晴れ風の瓶入りが出たら、真っ先に買いに走っちゃうんだけどなぁ!
このブログのコメント欄には、皆様に開示しても良いコメントをドンドンご掲示いただき、またその他のメッセージにつきましては、minoruokadahitoristudio@gmail.comへメールをいただければ幸いです。