緊急のお知らせです!なんとFM WATCH 78.5MHz 毎週火曜日「ボーッと黄昏れてんじゃねぇよ~っ!中高年癒しの楽園ラジオ」が、来週7月11日(火)の放送分から、同日の19:00~20:00において、再放送されることが決定いたしましたぁ!

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皆様も良くご存知の、バスツアーで何度もご一緒下さいました、Kプロデューサーの熱意と、FM WATCHのY常務様のご厚情で昨晩ご決定いただけました。残念ながら7月4日の初回放送分の再放送は出来ませんが、お聞き逃しになられました方は、ぜひとも当日19:00からの再放送をお聴きいただければ何よりです。

「KIRIN BEER PRESENT’S オカダミノル ほろ酔いLive 2023 Autumn in C♭」開催決定!!! ★詳細は4/29のブログをご確認願います。

3年10カ月振りにぼくは、ラジオのマイクの前に復活させていただくことが叶いましたが、昨日の朝ベランダの山椒の鉢植えを見てビックリ!なんとなんと・・・2020年以来3年振りに「アゲハの幼虫三兄妹」が復活していました~っ!

前回2020年の「アゲハの幼虫三兄妹」は、三匹中一匹しか羽化できませんでした。

今回こそは、何としても一匹でも多く、大空へ放してあげようと思っています。

頑張れ!「アゲハの幼虫三兄妹」!

ぼくも君たちが大空へと羽ばたいてゆく姿にぼく自身を重ねつつ、FM WATCH 78.5MHz 毎週火曜日「ボーッと黄昏れてんじゃねぇよ~っ!中高年癒しの楽園ラジオ」の番組に励もうと思っています。

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「ギヤマンの欠片(かけら)」No.24

「ボーッと黄昏れてんじゃねぇよ~っ!中高年癒しの楽園ラジオ」FM WATCH 78.5MHz 毎週火曜日15:00~16:00において、昨日から始まりました‼(※詳しくは、6月19日のブログをご覧ください)

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まずはぼくの楽曲「花筏」をお聴きいただきつつ、物語の世界をお訪ねいただければこの上なく幸せです。

「ギヤマンの欠片(かけら)」No.24

海鼠塀の蔵の中では、惣兵衛と定安それに密偵の顔が、手燭の蝋燭に灯され深刻な陰りを浮かべた。

写真は参考

「殿の死因に不審な点は見当たらぬか?」

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惣兵衛が密偵を睨み据えた。

「藩医による表向きの見立ては、胃の腑の(ただ)れによる出血が原因とのことですが…。それにいたしましても、殿にはそれまでまったく、何の兆候も無かったようなのです。殿の側近たちも、一様に驚きを隠せぬ様子でござりました。そこで殿がお亡くなりになられる数日前、不穏な動きは無かったものかと、殿のご周辺に探りを入れて見たのです。すると藩医の道弦がこのところ頻繁に、何かと悪い噂の絶えぬ、城代家老高崎殿の役宅を(おとのう)ていたことが浮かび上がってまいりました。単に高崎殿が道弦に回診を依頼したものかもと、役宅への出入りの者に当たりを付けてみました。されどどの者も、道弦の回診などまったく寝耳に水。つまり誰にも気取られぬよう、密会していたものと知れた次第でござります。ちょうどその時期と言うのが、江戸詰めのご家老を国元へと呼び戻され、ご重役方々一堂を前に殿が、今後の藩政のご方針と、若君の元服について、話し合われた頃と一致しているではありませぬか。その話し合いから三日目のことです。月に一度の、道弦による殿へのご回診があったのは。そして突然その夕刻過ぎに、ご容体が急変され、そしてその二日後に、殿は…」

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そこまでを一気に捲し立てると、密偵は(くずお)れた。

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「ギヤマンの欠片(かけら)」No.23

ちょっとだけお伝えしておきますねーっ。いよいよ本日、7月4日(火)からスタートするFMわっちの新番組、「ボーッと黄昏れてんじゃねぇよ~っ!中高年癒しの楽園ラジオ」ですが、一応たてまえは『生放送』となっておりますが、7月4日は生放送。そして生放送の後、翌週の7月11日放送分を録音し、それを11日の15:00から放送するというものです。まぁ、それぞれに大人の都合ってぇもんがありますから。ですからご奇特にもスタジオ見学をとお考えの場合、7月は4日と18日がスタジオからの生放送となります。その後8月は、1日と15日並びに29日と言った具合に隔週で、スタジオからの生放送に出向かせていただきます。

「ボーッと黄昏れてんじゃねぇよ~っ!中高年癒しの楽園ラジオ」いよいよ本日、7月4日(火)からFM WATCH 78.5MHz 毎週火曜日15:00~16:00で始まります‼(※詳しくは、6月19日のブログをご覧ください)

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「ギヤマンの欠片(かけら)」No.23

火急の知らせを載せた早馬の蹄が、高遠藩江戸上屋敷の表門に止まった。

参考

「何事じゃ。如何いたした」

襷がけで座敷にへたり込んだ、国元からの使者を惣兵衛が抱き起した。

写真は参考

「殿が去る二十四日に…、身罷られました」

使者はやっとの思いで途切れ途切れに、涙交じりの声を振り絞った。

「なっ、なんと…。いま、何と申した。今一度申して見よ」

「殿が身罷られました」

「なんと……。しかと相違あるまいな」

「はっ、しかと相違ござりませぬ。二十四日未明、激しく嘔吐を繰り返され、そのまま息を引き取られたとのことでござりまする」

「何たることよ……。その方は、しばし休むが良い」

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惣兵衛が使者を労っていると、傍らに定安がにじり寄り、国元へと放っていた密偵が戻ったことを告げた。

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「ギヤマンの欠片(かけら)」No.22

ちょっとだけお伝えしておきますねーっ。明日7月4日(火)からスタートするFMわっちの新番組、「ボーッと黄昏れてんじゃねぇよ~っ!中高年癒しの楽園ラジオ」ですが、一応たてまえは『生放送』となっておりますが、7月4日は生放送。そして生放送の後、翌週の7月11日放送分を録音し、それを11日の15:00から放送するというものです。まぁ、それぞれに大人の都合ってぇもんがありますから。ですからご奇特にもスタジオ見学をとお考えの場合、7月は4日と18日がスタジオからの生放送となります。その後8月は、1日と15日並びに29日と言った具合に隔週で、スタジオからの生放送に出向かせていただきます。

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「ギヤマンの欠片(かけら)」No.22

再び小走りに稲荷長屋へと喜八郎は駆け出した。

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途中、道祖神の前で手を合わせ、傍らで真っ赤な花を付ける、椿の枝を手折った。

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ささやかなお藤への、手土産代わりに。

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その三間ほど手前の辻では、幼子たちが棒切れを振り回し、はしゃぎ声を上げながら遊び回っている。

参考

定安が微笑ましげな表情で、喜八郎を見守っていた。

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「ギヤマンの欠片(かけら)」No.21

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「ギヤマンの欠片(かけら)」No.21

喜八郎はまたいつものように町人の形で、高遠藩江戸上屋敷の脇門をこっそり潜り抜けた。

もう神田明神町までの道は、目を瞑ったままでも駆け抜けられるほどだ。

参考

神田明神の鳥居を潜ると、立ち並ぶ商店にことのほかの人だかりがしている。

参考

―そうか。皆、年越しの準備に追われているのか―

喜八郎は、小間物屋の前で立ち止まった。

写真は参考

朱漆に蒔絵を施した櫛に、銀細工の(かんざし)、それに鼈甲の(こうがい)

参考
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喜八郎はお藤の喜ぶ顔を思い浮かべ、朱い櫛を手にして翳した。

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「いかがですかい。そいつぁ会津塗の逸品でして、いま若い娘さんらに、えらい人気でしてねぇ。まあお坊ちゃんでしたら、八文と言いたいところだが、七文にお負けしときやしょう」

小間物屋の主が、まるで喜八郎の身形を、品定めでもするかのような目で窺う。

「そうか。だが生憎、今はそれすら持ち合わせておらん。また寄らせてもらおう」

「ちっ、なんでぇ冷やかしかい。若造のくせに、お武家気取りの言葉なんて使いやがって」

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向かいの仕舞屋の軒先に身を潜め、そっと喜八郎の挙動を目で追う、手代姿の定安の姿があった。

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「ギヤマンの欠片(かけら)」No.20

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「ギヤマンの欠片(かけら)」No.20

「しかし父上。なにゆえ越えてはならぬ、身分の隔たりなどというものがあるのでござりましょう?私にはどうにもわかりませぬ。武士が町人の娘と、一緒になってはならぬというその道理が。現にそれがしも、こうしてギヤマンの復元で、すっかり町人の世話になっており、助けられてもおるわけではございませぬか。それを武士だ町人だと、ただ生まれ落ちた違いだけで、その者たちを終生隔ててしまう、そんな身分とやらが、まったくもって腑に落ちません。父上、武士とは、かように何人よりも偉い者なのでござりましょうか?」

参考

「わしとてその道理は、実のところ今もってよう分からぬ。だがそれは、まだわしらのような、一介の側用人の家柄ならいざ知らず、恐れ多くも若は、三万三千石高遠藩のお世継ぎぞ。定安、おぬしの言うことの方が、実はこのわしにも正論に思えてならぬ。じゃがそれも、若君のお立場からすれば、なかなかどうして容易いことではなかろうて」

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それからも喜八郎は、一日おきのように町人の形に身を(やつ)し、神田明神町の辰吉の作業場へとお藤を訪ね続けた。

参考

小春日和の暖かな日には、志乃が持たせてくれたおむすびを、不忍池の辺に座りお藤と仲睦まじく広げながら。

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傍らでは手代の形をした定安が、二人に気取られぬ様、いつも付かず離れず見守っていた。

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「ギヤマンの欠片(かけら)」No.19

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「ギヤマンの欠片(かけら)」No.19

「父上。あそこに!」

そう言い置いて、喜八郎に駆け寄ろうとする定安を、惣兵衛が止めた。

「まあ、待て。若君のあんなに穏やかなお顔を見たのは初めてじゃ。まるで恋仲のようではないか」

二人は気取られぬ様、そっと喜八郎とお藤の後方へと回り込み、桜並木に身を隠した。

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「あれほど若の嬉しそうなお姿を見ていると、どうにも羨ましい気がいたしてしまいまするなあ」

年頃の定安は、目のやり場に困り果てたと言わんばかりに、こっそりと下を向いた。

「それも若にしてみれば、若き日の淡き思い出よ。所詮儚くも叶わぬ、なさぬ仲ゆえな。じゃがまだお若いから、そんなことにも気付いておられぬのじゃ」

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惣兵衛は日溜まりで戯れる、喜八郎とお藤をぼんやり眺めていた。

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「ギヤマンの欠片(かけら)」No.18

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「ギヤマンの欠片(かけら)」No.18

お藤が喜八郎の前で、初めて言葉にならぬ声を発した。

「どうだ?源氏物語を描いた錦絵だ」

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錦絵の所々には、金彩が刷かれ雅やかである。

お藤は憑りつかれた様にその美しさに魅入り、長く細い溜め息をついた。

「蛤の殻は、この二枚一つでなければ、蝶番(ちょうつがい)が合わぬのだ。どの蛤の殻でも良いと言う訳では決してない。この世にたった一つの組み合わせと言うことだ。お藤が見事に合わせて行く、割れ果てたギヤマンの欠片も、その蛤と同じで、どれ一つとっても、この世に二つと同じ物は無いのだ」

お藤は蛤の蝶番を、興味深げに眺めている。

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「よし。ではこうしよう。蛤の片方は、今日からお藤のもの。そしてギヤマンの酒壺が見事に復元された暁には、もう片方をもお藤に渡すこととしよう。なっ、それはどうだ。いい考えであろう?」

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お藤は一層目を輝かしながら、嬉しそうに貝合わせと喜八郎の顔を、代わる代わるに眺めた。

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「ギヤマンの欠片(かけら)」No.17

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「ギヤマンの欠片(かけら)」No.17

不忍池の水面を揺らし、北風が吹き抜けてゆく。

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心なしかお藤の頬が、木枯らしに赤らんでいるようだ。

池の辺で隣り合わせに座りながら、喜八郎はお藤の横顔を窺った。

お藤は膝の上に手拭を広げ、いくつものギヤマンの欠片の中から、一つ一つを取り上げ、(た)めつ(すが)めつ飽きもせず眺め続けている。

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「おっ、またピタリと揃ったではないか!しかしお藤の手に掛かると、あれ程難解そうなギヤマンの欠片もピタリと合わさる。まるで手妻(てづま)でも見せられておるようで不思議でならぬ」

お藤はクスリと笑い声を上げ、嬉しげに喜八郎を眺めた。

「そうだ、今日はお藤に見せようと、貝合わせを持って来たんだ」

喜八郎は袂から、和紙に包まれた貝合わせを取り出し、お藤に手渡した。

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お藤は膝の上に包みを置き、恐る恐る和紙を広げた。

「貝殻を開いて見るといい」

蛤の貝殻を小さな両手で大切そうに持ち上げ、そっと開いた。

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「ああ、ああ!」

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飛騨びとのやさしさにホッコリと包まれましたぁ!

「三寺まいり」

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約4年振りに訪れた飛騨市は、とてもやさしくぼくを迎え入れてくれました。

朝一のワイドビューで一路高山へ。

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そして高山本線の飛騨古川行のワンマン列車に乗り換え。

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ぼくは運転士さんに一番近い席を陣取り、進行方向に広がる飛騨の景観を一つたりと見逃すものかと、目を見張っていました。

飛騨国府駅を過ぎると、飛騨古川は目と鼻の先。

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これまでに出逢った、様々な飛騨びとの顔がまざまざと色鮮やかに蘇ってくる瞬間でした。

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今回の飛騨市訪問の目的は、7月4日からFM WATCH 78.5MHz 毎週火曜日15:00~16:00で始まる新番組、「ボーッと黄昏れてんじゃねぇよ~っ!中高年癒しの楽園ラジオ」の中のコーナー、『飛騨市Weekend Info』の下準備の顔合わせのためです。

飛騨市観光課の方にご案内いただき、宮川地区や河合地区、そして神岡地区を足早に巡りました。

その途中で昼食に立ち寄ったのが、河合町にある入浴施設「ゆぅわ~くはうす」のレストラン。

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なんでも観光課の方の一押しがこれ、「まぐろほうば味噌定食」でした。

この料理は、この地生まれのドラゴンズ根尾 昂投手がここを訪れる度に召し上がったと言われるものなんだそうです。

正直、 えーえっ?

海から遠い飛騨で???

でも、一口頂くともう堪りません!

観光課の皆さんとご一緒ではなく、個人旅行だったらもちろんキリン一番搾りでプッハァ~っといってたところです。

この施設のメインは、日帰り温浴施設であり、ご近在のご老人が湯浴みに訪れておいででした。

そうして飛騨市の宮川地区、可合地区、神岡地区と巡り、最後に市庁舎で都竹市長様とも久しぶりにお目に掛ることが出来ましたぁ!

市長は相変わらずエネルギッシュで、ぼくもすっかりテンションが上がってしまいました。

再び飛騨市へ皆様方とご一緒に出掛けられる日を夢見て、頑張り過ぎぬ程度に頑張って見ようと痛感したものです。

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