「なごや『大須下町探偵社』」第65話

「ボーッと黄昏れてんじゃねぇよ~っ!中高年癒しの楽園ラジオ」FM WATCH 78.5MHz 毎週火曜日15:00~16:00で始まりました‼(※詳しくは、6月19日のブログをご覧ください)※再放送は、毎週火曜日の19:00~20:00です!

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table trip

「なごや『大須下町探偵社』」第65話

つぼみ 「彼女は、吉沢さんの事を、一体どんな風に思っていらっしゃるんでしょ

     うか?」

拳 太 「まさか!吉沢さんの独りよがりじゃないでしょう!」

良 介 「きつと彼女も、同じように苦しんだはずです」

つぼみ 「じゃあ、お二人は既に・・・一線を・・・?」

参考

良 介 「そりゃあ私だって男の端くれです!

     正直、彼女を抱きたいって思ったことも、何度となくありました」

つぼみ 「ありました・・・って事は?

     今はそうじゃあないんですか?」

スミフル

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「なごや『大須下町探偵社』」第64話

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ベルーナグルメ

「なごや『大須下町探偵社』」第64話

     良介は顔を上げ、拳太とつぼみを見据えキッパリとした口調で。

良 介 「いいえ!」

     良介の次の言葉を待ち構える、拳太とつぼみ。

     再び顔をテーブルに落とす良介。

写真は参考

良 介 「・・・上手く言えませんが、・・・私は・・・きっと卑怯なんです。

     ・・・妻と子どもから逃げ出す勇気なんて、これっぽっちもありませ

     ん。

     それと多分、妻の事も子どもの事も、やっぱり大切に思っているんで

     す。

     しかし、・・・彼女の事を、紛れも無く愛してしまった、その気持ちも

     真実でした。

     だから・・・辛い・・・」

     拳太は手酌で盃をあおりながら。

拳 太 「そりゃあそうでしょうなぁ」

     つぼみは背筋を伸ばし、身を乗り出しながら。

参考

つぼみ 「彼女を自立させようとして、下呂のママッコ倶楽部を紹介したり、ひと

     月に一回の出張に合わせて、彼女の精神的な支えになってあげたりして

     るうちに、一層彼女への思いが募ったって先ほど仰いましたが、それは

     愛情とも異なる、憐憫の情だったのではないでしょうか?」

     良介は、それまでの俯き加減の姿勢から。毅然とした態度に戻り。

参考

良 介 「憐憫だなんて、・・・彼女に失礼すぎます!

     ああっ、・・・すいません、・・・つい」

laprotein

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「なごや『大須下町探偵社』」第60話

ついついうっかり、59話の後、60話を飛ばしてしまい、話が前後してしまいました。お詫びいたします。

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「なごや『大須下町探偵社』」第60話

61 大須観音境内                                

写真は参考

     本堂に続く階段に腰掛ける拳太とつぼみ。

拳 太 「じゃあ何で、北里は急に口が利けなくなったんだ?」

     手帳を見詰めながら報告を続けるつぼみ。

つぼみ 「北里の一家は、半年前家族でドライブに出掛け、その帰り道に事故に巻

     き込まれ、夫を亡くしていました。

写真は参考

     事故の原因は、山沿いのカーブの続く道で、センターラインを越えて走

     ってきたトラックを避けようとして起きた事故でした。

     トラックを避けきれず、ガードレールを突き破って、10mほど下の河原

     へ車ごと転落。

写真は参考

     夫は即死。娘二人は奇跡的な軽傷。

     北里本人は、首と頭を強打し、一時は意識不明の重体だったようです」

写真は参考

拳 太 「その事故の後遺症で、北里は言葉を失ったのか?」

つぼみ 「おそらく・・・」

拳 太 「しかしこれだけじゃあ、調査報告にはならねぇよなぁ・・・」

laprotein

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「なごや『大須下町探偵社』」第63話

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「なごや『大須下町探偵社』」第63話

64 小料理屋店内                                

写真は参考

     空になった皿と、お銚子がテーブルの上に広がる。

     拳太はお銚子を片手に、良介の盃に酒を注ぎながら。

写真は参考

拳 太 「あの女性とは、そういうご関係でしたか」

     良介は軽く頭を下げ、盃を干す。

     空になった皿を重ねて片付けながら。

つぼみ 「わたしはてっきり、あんまり仲が良さそうなので、奥様だとばかり思っ

     てました」

良 介 「彼女はあの忌まわしい事故で、ご主人と自らの言葉を失ってしまいました。

     再会してからたった1年の間で、あまりな環境の変わりようでした」

つぼみ 「そりゃあそうよ!

     やっと20年ぶりで初恋のひとに会えたのも束の間。

     その半年後には、事故が彼女の言葉を奪ってしまうだなんて!」

拳 太 「複雑な思いでしたよねぇ」

     握り締めた盃に目を伏せながら。

写真は参考

良 介 「彼女に対して最初は、ただただ懐かしさだけでした。

     しかしご主人の葬儀の手伝いや、彼女の看病やらで、ふと気付いてみる

     と、彼女の事を心から愛していることに気付いたんです。

     いけない事だと、百も承知で」

つぼみ 「そこまで思い詰めたんでしたら、やっぱり今の奥様とは離婚

     を・・・?」

スミフル

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「なごや『大須下町探偵社』」第62話

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63 小料理屋店内                                

写真は参考

     既にテーブルに腰掛けている良介。

     入り口から入って来る、拳太とつぼみ。

     二人に気付き、立ち上がって二人を迎える良介。

良 介 「いゃあ、奥様先日は、大変お世話になりました」

つぼみ 「いえいえ・・・とんでもありません」

     落ち着かない表情で、時折拳太の方へ目線を向けるつぼみ。

拳 太 「ご丁寧に、わざわざお招きいただき恐縮です」

写真は参考

     品書きを拳太とつぼみの方へと差し出す良介。

良 介 「ささっ、どうぞお好きなものをお召し上がりください」

     良介は店内奥を覗き込みながら。

良 介 「女将さ~ん!まずはお酒お願いね!」

セカンドストリート(買取)

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「なごや『大須下町探偵社』」第61話

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ふるなび

「なごや『大須下町探偵社』」第61話

62 夜の繁華街                                 

写真は参考

     夜の繁華街を、拳太とつぼみが連れ立って歩いている。

つぼみ 「さっきの電話、吉沢からだったんですか?」

拳 太 「ああ、この前のお礼に、奥さんと一緒にご馳走させて欲しいって。

     だからつぼみは、今夜一晩、俺の女房って事で、ちゃんと上手くやって

     くれよな!

     俺もまぁ、あんまり気乗りはしないけど、これも仕事って事で!

     それに上手くすれば、意外な事実が掴めるかも知れないしな!」

つぼみ 「(小声で)何があんまり気乗りしないよッ!

     それはそっくりそのまま、こっちの台詞ヨッ!

     本当にいっつも、一言多いんだから!」

スミフル

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「なごや『大須下町探偵社』」第59話

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「なごや『大須下町探偵社』」第59話

カルロス「その男と女、フリンか?

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     ブラジル人、誰もフリンしたことないネ。

     みんないつだって本気だからネ。

     私の奥さんも人妻だったヨ!

写真は参考

     だけど私、人妻の奥さん諦めないネ。

     だから奪っちゃった!」

拳 太 「あ~あッ!

     またカルロスの熱愛物語が始まっちゃった!

     さあ、つぼみ行くぞ!」

エミリー「ゴメンナサイネ。

     うちのお父ちゃん、未だに私に首っ丈だから!

     羨ましいでしょ!

     ワッハッハッハッ!(豪快に笑い飛ばす)」

     エミリーの手から釣銭を捥ぎ取り、つぼみを伴いそそくさと店を後にす

     る拳太。

写真は参考

     レジ越しに手に手を取って、自分たちの若き日のラヴロマンスを思い出

     し、すっかり酔いしれているカルロスとエミリー。

写真は参考
スミフル

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「なごや『大須下町探偵社』」第58話

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ミシュラン星付きレストランのソムリエが厳選するワイン頒布会

「なごや『大須下町探偵社』」第58話

60 「サンパウロ」のレジ                            

写真は参考

エミリー「いつもありがとうネ、ショチョーさん。

     二人分で1,500円ネ」

     ポケットから皺くちゃの紙幣を取り出し、エミリーに手渡しながら。

写真は参考

拳 太 「幼馴染が初恋の相手に・・・。

     その淡い初恋も、北里の転校で敢え無くジ・エンドか・・・。

     まぁ、どこにでも転がってそうな話か」

     手帳を見詰めながら、報告を続けるつぼみ。

参考

つぼみ 「そして丁度1年前。

     二人は偶然20年ぶりに再会。

     再会したのは、吉沢が同僚の代わりに添乗したツアーに、たまたま北里

     も参加していて、そこでバッタリだったようです。

     この件については、そのツアーに添乗したと言う、吉沢の元部下という

     女性から聞きこみました。

     もう既に結婚退職されてますが。

     何でもツアーの間中、二人して昔話で盛り上がっていたそうです」

拳 太 「って事は、一年前北里は、口が利けたってぇ事か!」

     トレーを小脇に抱えたまま、つぼみの横に立って二人の会話に頷きなが

     ら聞き入っているカルロス。

参考
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「なごや『大須下町探偵社』」第57話

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Emperor Tamarin(エンペラータマリン)

「なごや『大須下町探偵社』」第57話

     店の奥から料理をカルロスが運んで来る。

     拳太とつぼみのテーブルに、無造作に料理を並べながら。

写真は参考

カルロス「ショチョーさん。

     ウィークエンド、つぼみと二人っきりで温泉いったね!

     どこ、温泉?」

拳 太 「仕事、仕事だって!」

カルロス「いいよねぇ、日本は!

     仕事って言って、こんな若いベッピンさんと一緒に温泉で、ラヴラヴ!

     ダメよっ!

     女泣かしてばかりいちゃ!」

     拳太の頭を小突くカルロス。

参考

つぼみ 「やめてよっ!マスター!

     何でわたしが所長とラヴラヴなわけっ!」

     膨れっ面のつぼみ。

参考

     店の奥からエミリーの呼び声。

エミリー「ちょっとあんたぁ!

     そんなとこで油売ってばかりいないで、さっさと料理出してよ!」

拳 太 「なぁカルロス!どうでもいいけど、人の話の腰を折らないの!

     はい、はいっ、さっさと仕事仕事!

     また母ちゃんにどやされるぞ!」

     カルロスのお尻を押し出す拳太。

スミフル

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「なごや『大須下町探偵社』」第56話

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「なごや『大須下町探偵社』」第56話

59 ブラジリアン・カフェ「サンパウロ」の店先     

写真は参考

     オープンカフェもどきのテーブル席では、相変わらず日系ブラジル人た

     ちが、ビールを飲みながら新聞を広げている。

     その傍らのテーブルで、拳太とつぼみが向かい合っている。

     つぼみが手帳開いて、拳太に調査報告をしている。

写真は参考

つぼみ 「吉沢と北里は、共に一宮市浅井町の出身。

     吉沢は高校卒業まで。

     北里は父親の転勤に伴い、中学3年まで。

写真は参考

     二人とも浅井町で暮らしていた事が、昨日の調べで判りました。

     吉沢は北里より一学年先輩にあたり、幼馴染としてそれはそれは仲が良

     かったと、近所にあった駄菓子屋のお婆ちゃんが、二人の事をよく覚え

     ていました」

写真は参考

拳 太 「そうか!やっぱり過去がつながってたか!」

スミフル

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