
久しぶりに岐阜に行ってきました。
岐阜の大先輩からご連絡をいただき、一献傾けることとなり、これまた久方ぶりのお店「美濃乃蔵」にまいりました。
こちらのご主人の「カッチャン」には、生前大変お世話になったものです。
生前と言うのも、昨年末の12月29日。お節料理の準備もすべて終え、夜も更けてからお弟子さんを連れサウナで一年の穢れを落とされたとか。その直後に倒れられ、救急搬送されたそうです。そして日付の変わった30日未明、還らぬ人となってしまいました。享年78。庖丁一本に人生の全てを捧げ、立ち止まることも無く、一気呵成に駆け抜けた生涯現役の料理人。「カッチャンらしい」と、思わずぼくが呟くと、奥様は窓の外を眺め「そうでしょう」と、コトリと笑ってくれました。
カッチャンが身罷られたと耳にしたのは、今年になって松飾が取れた頃の事でした。ですから忙しさにかまけ、ご仏前で香を手向けることも出来ぬままだったのです。だからやっとお供えをお届けすることも出来ました。

大先輩を待つ間、奥様とご一緒に昔話に花を咲かせ、在りし日のカッチャンを偲んだものです。
料理人のカッチャンは、あの吉兆3店舗で吉兆花伝の奥義を修業し、吉兆の主人から大変可愛がられ、将来を嘱望されたほどの腕前。それに関しては、毎日新聞掲載の拙著「天職一芸」の記事をご覧ください。

大先輩がおいでになってからのお話は、また何時の日か。
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