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土曜の半ドンの日は、終業のチャイムが鳴ると同時に、ランドセルを背負い一目散に家路へと、駆け出したものです。
「お昼ご飯に、どうかハムカツが添えられていますように!」と、そう念じながら!
「ただいま~っ」と玄関の引き戸を開け、茶の間へ飛び込めばやっぱり!

内職仕事のお母ちゃんの傍らに置かれた、ストーブの上に掛けられたアルマイト製の鍋がグツグツと煮え立ち、部屋中を味噌の香りが覆い尽くしていたものです。
特に冬場の土曜の午後は、まずもって九分九厘間違いなく、朝の残りの味噌汁に、これまた残り物の冷ご飯を入れて煮込み、最後に溶き卵を流し入れただけの、味噌おじやと相場は決まっていた気がします。
それはもう既にいつもの事として、ぼくの中でも織り込み済みのことでしたから、さて置くとして、問題は卓袱台の上にぼくの大好物だったハムカツが、デーンと添えられているかどうかが最大のポイントであったのです。

まぁ、今にして思えば、土曜の半ドンの昼ご飯に、ハムカツが添えられていたのは、おそらく月に1度程度の割合だったのかも知れません。
向こうが透けて見えそうなほど薄っぺらなハムに、これでもかってぇほど肉厚な衣を纏ったハムカツ!
そんな大半を衣が占めたようなハムカツこそが、当時のぼくにとっては最大のご馳走でもあったものです。
今となっては肉屋の揚げ物コーナーでも、そんな衣が大半を占める薄っぺらなハムカツなど、もう見かけられはしません。
そう思うとどうにもこうにも、あの衣ばっかりのハムカツが食べたくなってしまうのも人情。
ならばと自分で試してみても、そんなに分厚い衣など纏わせられません!
子どもの頃の肉屋さんは、どうやってあんなに分厚い衣を薄っぺらなハムに纏わせられたのやら?
貧しかった昭和の半ば、少しでも薄っぺらなハムを分厚く見せようと、苦心惨憺な策だったとは言え、その巧みな技に今更ながら舌を巻くばかりでした。
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