「KIRIN BEER PRESENT’S オカダミノル ほろ酔いLive 2023 Autumn in C♭」開催決定!!! ★詳細は4/29のブログをご確認願います。
ぼくの「金糸雀」をぜひともお聴きいただきながら、シナリオをご覧ください。
5 救急病院
ナ レ「ここはたかしが運び込まれた救急病院。
まだ手術中のランプが灯っている。
通路の長椅子には、落ち着かない様子の佳代とボーイが腰かけている」

静まり返った病院の廊下に、小走りの靴音が近付く。
刑 事「ああっ、これはどうもご苦労様です。
私、南署の吉原といいます。
あなたがたは?」

佳 代「刑事・・・さ・・・ん?
私はクラブ叶で、ピアノの弾き語りをしている浅丘佳代です」
ボーイ「ぼっ、ぼくは、バイトでボーイをやってる、城北大3年の木村伸二です」
刑 事「えーっと、佳代さん年齢は?」
佳 代「・・・21です」
ボーイ「ぼ、ぼ、ぼくは22です。
えへっ、1年浪人しちゃってたもんで・・・」
刑 事「ハイハイ。
えーっと木村君には、後で話を伺いますから。
まずは佳代さん。
被害者の安部たかしさんとは、どのようなご関係で?」
佳 代「どのようなご関係って・・・。
今日の昼間、彼が運転する自転車とぶつかっちゃって。
・・・そうそう、それでわたしリンゴを拾ってもらったんです」

刑 事「いやいや、そういうことじゃなくって、例えば恋人とか?」
佳 代「いやだっ刑事さん。
今日初めて逢ったっていうか、ぶつかったって言うか・・・それに彼の名前
だって、刑事さんに先程聞いて初めて知ったくらいですし・・・。
ただそれだけです。
そしたら偶然、今夜彼がお店に来ていて・・・。
私が彼の事に気が付いた時には、だってもう・・・ブスリだったんですも
の」

刑 事「ところでご住所は?」
佳 代「南区潮見が丘3丁目16番地3号。
コーポ潮見が丘202号室です」
刑 事「ご家族もご一緒ですか?」
佳 代「いえ、わたし独りです」
刑 事「ご両親は?」
佳 代「岐阜の田舎の実家です。
わたしは歌が歌いたくって、どうしてもシンガーになりたくって、この街に
出て来たんです」
刑 事「ほおーっ。
歌い手さんですか」
佳 代「ところで安部さんのご家族とかへの連絡は?」
刑 事「いや、それがねぇ。
所轄に確かめたんですが、安部さんはどうも独り身のようでね。
ご両親も幼い頃に亡くされてましてな。
これといった身寄りがないようなんですわ。
あっ、そうそう。
彼は競輪の選手だそうですよ。
私はその世界に疎いものだから知りませんでしたが、そこそこ活躍している
選手なんだそうですよ」

手術室のドアが重たそうに開く。

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手術と言えば…
10数年前 胆嚢除去手術をしたんですが その時の担当医師が女性!
ドラマじゃないけど そのDr. 事前に手術の説明をする時から自信に満ち溢れてる感じで「大丈夫だから!」と。
当日 車椅子に乗り 看護師さんと共に手術室に行くと なんと室内でロック調の音楽が鳴り響いてて 唖然としながら手術台に上がると その先生が「この曲を聴くと やる気が出るんだよね!絶対大丈夫!」と笑顔で言いました。
初めての全身麻酔と初めての手術だったので かなり緊張してたけど もの凄くホッとしたのを覚えてます( ◠‿◠ )
で、麻酔を注入されカウントダウンスタート。
何事もなく無事に終了。
素敵な先生に出会えた事と手術成功に感謝しています。
それはとっても素晴らしいDr.Xのような女医さんと出逢えたんですねーっ。
ぼくなんて、ある四流(失礼?)医大病院で、四流以下(失礼?)の女医から、「わたし、産休に入りますから、別の先生で予約してください」って言われたことがありました。
別に、「お前なんかを主治医だなんて思ってなんていなかったよーっ!」って、心で呟き、それ以来余りの不愉快さから、その四流大学病院?からも、すべて撤退いたしましたーっ。
「金糸雀」何度も聴けないかと挑戦してみたのですが聴くことが出来なくて トホホの世界に入ってました。聴く事が出来ました。
ありがとうございます♪
それはそれは大変失礼いたしました。
ぼくの不手際に他なりません。
なんせ、超アナログ人間なのに、なんとかかんとかやってるわけですから、どうか多めに見てやってください。