JAF出版社「温泉で健康になろう」甲信越編2007.2 ⑥

「癒しの森と❝命湯(めいとう)❞巡り」

~熟年夫婦の木曽路旅~

(いにしえ)の旧中山道 上の段坂を行く

馬宿(うまや)小路の石段を登れば古の旧中山道、上の段坂。

漆喰海鼠(なまこ)壁の土蔵が続く。

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「熟し柿シャーベットですって」。

妻は有無を言わさず、古民家を再生した「肥田亭和庵」の中へ。

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器に丸く盛られた、熟し柿シャーベットがお出まし。

「真夏でも一年中召し上がっていただけます」。

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適度な食感が残る粒状シャーベット。

熟し柿本来の甘さが爽やか。

和風モダンなビストロ松島亭とBar松島が軒を連ねる。

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旅籠風のビストロと、土蔵を改装したBarが淡い灯りに浮かぶ。

「ねぇ、〇也さん。たまにはお酒でも飲んで泊まりましょうよ」。

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何年ぶりだろう。

妻からファーストネームで呼ばれたのは。

町屋を改造した漆の館には、侘透塗(わびすきぬり)塗師(ぬし)、手塚さんの作品が並ぶ。

600年の歴史を誇りながら一旦途絶えていた木曽漆器を、手塚さんが見事現代に蘇らせた「八澤春慶」。

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木地師が()り上げた天然木の美は、3年熟した黒目(くろめ)(うるし)の美を(まと)い、後の世までも自然の輝きを封じ込める。

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投稿者: okadaminoru

1957年名古屋市生まれ。名古屋在住。 岐阜県飛騨市観光プロモーション大使、しがない物書き、時代遅れのシンガーソングライター。趣味は、冷蔵庫の残り物で編み出す、究極のエコ「残り物クッキング」。 <著書> 「カカポのてがみ(毎日新聞社刊)」「百人の天職一芸(風媒社刊)」「東海の天職一芸(ゆいぽおと刊)」「東海の天職一芸2(ゆいぽおと刊)」「東海の天職一芸3(ゆいぽおと刊)」「長良川鉄道ゆるり旅(ゆいぽおと刊)」

「JAF出版社「温泉で健康になろう」甲信越編2007.2 ⑥」への4件のフィードバック

  1. 熟し柿シャーベット
    う~~ん⤴食べた事ない
    食べてみたい・・
    今年も富有柿いっぱい食べる事が出来た!
    あの歯ごたえと、ほんのり甘い、富有柿
    来年秋が楽しみ・・
    こうして一年が過ぎて行く
    某放送局の、まさしく「ゆく年くる年」
    でも、私の髪の毛は、行ったきりで、くる事はなかった(涙)

    1. 柿の甘味はわざとらしくなくって、ぼく的には大好きな甘さです。
      でも1個うん十万円もするようなものは、いかがなものかと・・・。
      やっぱり季節の旬の果物って、庶民的じゃなきゃあ!

  2. 特急しなの号で往き来した会社員現役の頃は、塩尻から名古屋間は寝ていました。初めの頃は、物珍しく窓際に席をとり景色を眺めていました。寝覚の床をアナウンスする車掌さんもおられました。なれてくると、振り子電車に揺られて爆睡してました。しかしながら、今思えば木曽福島駅界隈から奈良井にかけては、国道に沿って木地師の店や古風な宿屋があったように思えます。ご紹介いただいたような、お店もいくつかあるのですね。途中下車してみればよかったですね。

    1. ぼくは二日酔いに効くと、木曽福島の観光課の方に連れてゆかれた蕎麦屋でいただいた、スンキ蕎麦と呼ばれる蕎麦をもう一度食したくて仕方ありません。
      囲炉裏にかけられた大きな鍋で、醤油仕立ての出し汁を煮て、そこに古漬けとなったスンキと呼ぶお漬物と蕎麦を入れて煮たものです。
      古漬けの乳酸菌とお醤油の味わいが、確かに二日酔いの胃袋にピッタリだと感じたものです。

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