毎日新聞「くりぱる」2006.11.26特集掲載⑥

素描(スケッチ)漫遊(まんゆう)(たん)

「クロコダイル・ダンディー(・・)???」

「えっ、なんだこの爪の生えたポーチ!」。

ショーウィンドーを覗き込むと、めっちゃめちゃワイルドなワニの爪先が蓋になった、煙草入れのようなポーチ。

黒々とし尖った爪が、何人をも寄せ付けぬオーラを振り撒いている。

「面白いでしょう、そのポーチ」。

輸入雑貨品の七番館、大野千波子さん(59)は、さも愉快そう。

写真は参考

昭和45年の創業時は、ハンドバッグの専門店。

その年の大阪万博でインド人と知り合い、アジア各国の民族衣装やアクセサリーから、生活雑貨まで幅広い品揃えへと。

「ここ柳ヶ瀬はホステスさんも多いから、チャイナドレスが人気やし、最近では披露宴のドレスアップや、卒業パーティーとか、カラオケの発表会とかでチャイナはよく出るんやわ」。

色取り取りのチャイナドレスが、店内をカラフルに彩る。

輸入雑貨品の七番館 岐阜市日ノ出町(2006.11.26時点)

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投稿者: okadaminoru

1957年名古屋市生まれ。名古屋在住。 岐阜県飛騨市観光プロモーション大使、しがない物書き、時代遅れのシンガーソングライター。趣味は、冷蔵庫の残り物で編み出す、究極のエコ「残り物クッキング」。 <著書> 「カカポのてがみ(毎日新聞社刊)」「百人の天職一芸(風媒社刊)」「東海の天職一芸(ゆいぽおと刊)」「東海の天職一芸2(ゆいぽおと刊)」「東海の天職一芸3(ゆいぽおと刊)」「長良川鉄道ゆるり旅(ゆいぽおと刊)」

「毎日新聞「くりぱる」2006.11.26特集掲載⑥」への4件のフィードバック

  1. 私が子供の頃
    盆と正月、親戚が集まると・・
    当時は流行だったでしょうか?
    伯父さん連中がクロコダイルのベルトをしてました。
    時計のベルト、勿論!クロコダイルでしたねぇ!
    私も一度だ、時計のベルトをクロコダイルに・・
    勿論 ❢ 爬虫類ではなくて、昆虫のバッタもんでした~ぁ⤴

    1. ありましたよねぇ、そんな時代。
      セカンドポーチなんかを小脇に抱えた、ちょっとイカツイ系のオッチャンとか。

  2. ご無沙汰していました (⁠ ⁠◜⁠‿⁠◝⁠ ⁠)⁠♡

    七番館さん 懐かしいですね~ 。⁠◕⁠‿⁠◕⁠。 

    チャイナドレスやキラキラビーズが飾られたチャイナシューズ等など 買わせて頂いた事 思い出しました (⁠✿⁠^⁠‿⁠^⁠)

    その チャイナドレスを着て 何処に行っていたのか? って    

    わたくしの地元でもある柳ヶ瀬が 
    大変身!しつつありますよ (⁠◠⁠‿⁠◕⁠)

    高島屋さんを通り過ぎると エスカレーターが 浮いてる??  
    皆さん 足を止め 見上げてましたよ
    (⁠◠⁠‿⁠・⁠)⁠—⁠☆

    1. そんなドレッシーなハートさんのお姿、見て見たかったですねーっ!
      もしかしてディスコだったんでしょうか?
      変わりゆく柳ケ瀬、ぼくも出掛けて見たいものです。

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