「昭和Nostalgia」(567)

https://youtu.be/3CeTEMdXC7I

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今日の「昭和Nostalgia」はコチラ!

このバターココナツ、好きでしたねぇ。

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と言っても、いつもいつも買ってもらえたわけじゃありませんでした。

珍しくわが家に来客のあった人か、或いは担任の先生がおいでになる、家庭訪問の日くらいなものだった気がします。

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わが家のココナッツサブレは、日清ではなくシスコの方が多かったような?

もしかしたら日清よりシスコの方が、一文安かったのか、お母ちゃんも手に入れやすかったからでしょうか?

でも日清とシスコの、2つのメーカーの2種類のココナッツサブレ、どちらが美味しかったのかと思い出そうとしても、とても味覚の記憶は戻って来てくれません。

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きっとどちらも甲乙付け難い美味しさであったような気がします。

昭和41(1966)年に発売開始となった、パッケージにモンドセレクション受賞のエンブレムが燦然と輝くのは、日清製菓の「バターココナツ」!

静岡県沼津市にあった会社の商品で、「クッキーとビスケットの中間を狙う」という、商品開発コンセプト通り、独特なサクサクとした食感があり、バターの香りも豊かだったようです。

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ぼくもこのパッケージに見覚えがあります。


この商品が当時バカ売れし、台湾やタイなど海外での認知度も高まり、ピーク時には年間80億円を売り上げたんだとか。


当然、国内外に工場を増やし、増産体制を整えたものの、バブル崩壊で一時商品そのものが消滅してしまったとか。

その後、商標を受け継いだシンガポールの会社が、商品を復刻し、中国を中心に販売を再開したようです。

同様に「日清」の名前を冠していながらも、日清シスコ「ココナッツサブレ」とは、会社も製品もまったくの別物なんだとか。

何とも、まったくもって分かりにくい話しです。

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でも、子どもの頃のぼくに取っては、日清でもシスコでも、そんなこたぁどうでも良くって、番茶の出涸らしのお茶請けとして夢中で頬張った、ココナツツサブレの味の向こうに、まだ見ぬ馨しきヨーロッパの風景でも、朧気ながら透かし見ようとしていたような気がしてなりません。


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投稿者: okadaminoru

1957年名古屋市生まれ。名古屋在住。 岐阜県飛騨市観光プロモーション大使、しがない物書き、時代遅れのシンガーソングライター。趣味は、冷蔵庫の残り物で編み出す、究極のエコ「残り物クッキング」。 <著書> 「カカポのてがみ(毎日新聞社刊)」「百人の天職一芸(風媒社刊)」「東海の天職一芸(ゆいぽおと刊)」「東海の天職一芸2(ゆいぽおと刊)」「東海の天職一芸3(ゆいぽおと刊)」「長良川鉄道ゆるり旅(ゆいぽおと刊)」

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