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飛騨びと言の葉綴り~神岡町・山口正一さん – 飛騨市公式ウェブサイト
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小学校の2~3年生になった頃のこと。
こんな俗に言う、シークレットブーツとやらを、わが家の玄関の三和土で初めて目にしたものです。
明らかにいつも見慣れた、お父ちゃんの通勤用の革靴とは異なるものです。
その日のそれより少し前の事。
学校からの帰り道、わが家が目前に迫った頃、見覚えのない背広姿のオジサンに声を掛けられました。
「おお~いっ、もしかしてミノ君やないか?」
そう親し気に名を呼ばれたものの、ぼくには誰なのかチンプンカンプン。
背がとても高くスラッとした、背広姿のオジサンはぼくを伴いわが家へ。
玄関の引き戸を開けながら、オジサンが「Nです、すっかりご無沙汰しちゃって!」と声を掛けると、慌ててお母ちゃんが飛び出してまいりました。
そしてお母ちゃんは玄関の三和土へと降り、下駄を履いてオジサンを出迎えたのです。
「N君かいな。ちょっと見ん間に、背も伸びて、えろう立派になって!お父ちゃんも直に帰って来るやろで、まあ上がって上がって」と、お母ちゃんがオジサンを見上げた。

ところが茶の間に入ると、アレレッ?
さっき玄関では、お母ちゃんが見上げるほど、お母ちゃんより頭一つ分も背が高かったオジサンのはずが・・・。
お母ちゃんはオジサンを見上げるどころか、オジサンの目の高さはお母ちゃんの目の高さとほぼ同等。
「あれっ、さっきは見上げるほど背が伸びたと思ったのに・・・?」と首をかしげるお母ちゃん。
オジサンは照れ臭そうな顔で、「あの革靴なぁ、あれ底上げやねん」と。
そんなペテンのような履物がこの世に存在していることを、ぼくは初めて知ったものでした。
でもまぁ、それは何もオジサンだけではなく、何でも古くはあのナポレオンも履いていたとか、近代ではスターリンやヒトラーなど、事の真偽の程は別として、古今東西数多の権力者や著名人が、上げ底靴を履いていたとする説もあるそうな?
いつの世も、男は見てくれを気にする生き物なんでしょうかねぇ?
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