
「KIRIN BEER PRESENT’S オカダミノル ほろ酔い Live 2025~秋涼の候 in C♭」 お陰様で、完売となりました!ありがとうございました。
※しかしながら、キャンセルが生じるケースもございます。僭越ながら、そうした場合のためにも、キャンセル待ち枠をご用意することになりました。まだご参加をご検討いただいている方は、どうかお気軽にご相談願います。
「KIRIN BEER PRESENT’S オカダミノル ほろ酔い Live 2025~秋涼の候 in C♭」のお知らせは、5月8日のブログをご覧願います!
※遅まきながら、ぼくもフェイスブックとやらを始めました!まだまだ充実しておりませんが、ぜひ一度お越しください!Facebook
フルサイズの長文は、こちらから!
飛騨びと言の葉綴り~古川町・谷口充希子さん – 飛騨市公式ウェブサイト
今日の「昭和Nostalgia」はコチラ!

お父ちゃんは日曜日になると、朝早くから布団を抜け出し、台所で何やらゴソゴソ!

「あっ、鮒釣り用の餌の準備だぁ!」と、ぼくも布団を抜け出し、置いてけぼりを喰らわないよう、お父ちゃんの元へ!

するとお父ちゃんは、ボールにマッシュポテトの粉と水を入れ、粘り気が出るまで手で捏ねながら、鼻歌なんぞを歌っていたものです。
そしてお母ちゃんを起さぬよう、鳴りを潜めるようにして、自転車に二人乗りして近くの川へと向かったものでした。

河原に陣取ると、釣り道具箱を店開き。
お父ちゃんは慣れた手つきで、竹竿に釣り糸や浮に錘、そして釣り針を取り付けてくれたものです。

あとはマッシュポテトを、パチンコ玉程度の大きさに指先で丸め、釣り針をそれで隠すように包み込み、ビュ~ンと竹竿をしならせ、川の中心部辺りへと釣り糸を投げ込む!
でもぼくの釣り糸は、お父ちゃんのように上手くは投げられず、手前の川面にポチャリ!
見るに見かねたお父ちゃんが、ぼくの竿とお父ちゃんの竿とを交換してくれたものでした。
後は朝ご飯のアンパンに噛り付き、牛乳をゴクリと煽りながら、それでも片時も浮の動きから目が離せなかったものです。
根気の良いお父ちゃんとは違い、何事にも直ぐ飽いてしまうぼくは、小一時間もしない内に鮒釣りから離脱。
草むらの中に寝転がったり、草笛を拵えたり、小さな虫を追い駆けたり。
お昼ご飯の時間が近付く頃まで、お父ちゃんの周りを退屈そうにウロウロしたものです。
「ほな、ボチボチ帰ろかぁ?」と、お父ちゃん。
お父ちゃんがぶら提げるバケツの中には、その日の釣果であるヘラブナが数匹。

そう言えば真冬のある日、火鉢に鍋を掛け、お父ちゃんがコトコトコトコトと、鮒味噌を作ってくれたことがありました。

骨ごと食べられるほどに煮込まれた鮒味噌は、炊きたての温かご飯に相性抜群で、お母ちゃんと一緒に「美味しい美味しい」と平らげたものです。
もう二度と味わう事の出来ぬ、お父ちゃんお手製の「鮒味噌」。
このブログのコメント欄には、皆様に開示しても良いコメントをドンドンご掲示いただき、またその他のメッセージにつきましては、minoruokadahitoristudio@gmail.comへメールをいただければ幸いです。