「昭和Nostalgia」(432)

https://youtu.be/3CeTEMdXC7I

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今日の「昭和Nostalgia」はコチラ!

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秋になってドングリを拾うと、こんなやじろべえ作りなんかしませんでしたか?

軸の竹籤は、確か火鉢の上で炙って曲げたような?

支点を人差し指の先に載せると、たちまち左右にゆっくりと傾き出す。

例えば右に傾ききると、今度は反対の左側へとゆっくり傾きだす。

参考

そんな単調な動きをただ眺めるだけの、極めて静かな遊びではあったものの、不思議とその動きに見入ってしまったものでした。

こんな伝統玩具のやじろべえは、江戸時代の享保の頃の浮世絵にも描かれているとか。

ある説によると、振り分け荷物を棒の先に吊るし、肩に担いで振り分け荷物を運ぶ弥次郎兵衛(東海道中膝栗毛の登場人物)に由来するんだとか。

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なるほどなるほど。

今になってやじろべえが、左右に揺れる姿をながめていると、ついつい様々な感情が沸き上がってまいります。

貧富貴賤・喜怒哀楽・勝ち組負け組、とその時点では、例え恵まれたものが最上部に上り詰めたとしても、そのままその場所に留まる事は決して許されず、いつしか最下部へと下り詰め、それまで恵まれていなかったものが逆に、今度は頂点を極める。

右へ左へ、やじろべえは振れ続ける。

まるであたかも人の業を体現するかのように。

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勝ってもいい、奢らなければ。負けてもいい、腐らなければ!

例え今、最下部にいたとしても、必ずいつかやじろべえのように、再浮上するはずだから!

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ぼくはやじろべえが、支点を中心に、左右が一直線となって停止した時点で、可もなく不可もなくこの世に暇乞い出来ることを願ってやみません。


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投稿者: okadaminoru

1957年名古屋市生まれ。名古屋在住。 岐阜県飛騨市観光プロモーション大使、しがない物書き、時代遅れのシンガーソングライター。趣味は、冷蔵庫の残り物で編み出す、究極のエコ「残り物クッキング」。 <著書> 「カカポのてがみ(毎日新聞社刊)」「百人の天職一芸(風媒社刊)」「東海の天職一芸(ゆいぽおと刊)」「東海の天職一芸2(ゆいぽおと刊)」「東海の天職一芸3(ゆいぽおと刊)」「長良川鉄道ゆるり旅(ゆいぽおと刊)」

「「昭和Nostalgia」(432)」への4件のフィードバック

  1. オカダさんも、これまでの半生で色々あったでしょうね!ボクもそれなりに色々ありました!「星空ワイド今夜もシャララ」と、「復刻版 ヤングスタジオ1431」でシンクロして現在に至る。

    1. 色んなことがあったればこそ、自分が生きた足跡そのものですよねぇ。
      たら、れば、と悔いながら振り返るよりも、キリン晴れ風でも煽りながら、美味しい肴を「喰い」ながら、もし明日があったらあーするかぁとでも考えたいものです!

  2. ゆらゆら〜ゆらゆら〜
    ここ最近 自身の今後・将来について考えてる私は ブログを読みながら なんとなく考えてしまいました。
    ゆらゆら〜ゆらゆら〜
    時には大きい揺れ…時には小さな揺れ… の やじろべえになるんでしょうね〜。

    1. ゆらゆら〜ゆらゆら〜と、のらりくらりと、遺された時間を受け止めたいものです!

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