「飛騨びと巡りのゆるり旅」⑧

●日 時:2024年 5月19日(日)

     14:00開場、14:30頃開演、16:00頃終了

●会 場:MUSIC & BAR 『C♭』 岐阜市神田町7-7-3 神田セブンビル 2F 058-266-4477

●参加費:お一人様Live Charge 4,000円 (「キリン・一番搾り」「キリン・氷結レモン」「キリン・ホワイトホースハイボール」「キリン・グリーンズフリー(ノンアルコールビルー)」の飲み放題)


朝から降り出した雪で、宮川地区は白銀の世界でした。

茗荷畑もすっぽり雪の中。

でもこの雪の下で、春の訪れをじっと待っているそうです。

達人のお婆ちゃまの家の入口には、ドライフラワーのような「ほうずき」が!

きっと何かしらの意味があるんでしょうねぇ!

取材を終え、古川町へと戻ると、辺り一面すっかり雪化粧。

ぼくはその後、市長様との面談を終え、レンタカーを返しに高山へと戻る直前、地酒専門店の後藤酒店に立ち寄り、注文しておいた「豆つかげ」10袋を購入し、雪道を恐る恐る高山へと向かいました。

この豆つかげとは、飛騨古川の昔からの名物の一つなんだそうです。

ぼくのお気に入りは、後藤酒店の店頭に置かれている、「手作り 飛騨の豆つかげ」でございまして、代々農家を営まれる大塚智英さんが作っておいでになる逸品です。

醤油と砂糖で味付けた衣を、ふっくらと蒸した大豆に纏わせて、低温でじっくりと揚げたほんのり甘い逸品です。

そもそも飛騨の方言で『つかげ』とは、揚げた物という意味だそうでして、何とも言えぬ香ばしさに、一度食べ始めると止まらなくなるほど素朴な銘菓でもあります。

素朴な大豆の旨みと程よい甘みが後を引き、知らぬ間についつい食べ過ぎてしまうほどで、特に飛騨の地酒との相性たるや、言葉ではとてもとても言い表せぬほどお似合いです。

一方つかげとは、落ち葉をかき集めることを意味していた言葉でもあるそうです。

ですから、豆つかげの場合も、醤油と砂糖で味付けた衣を、ふっくらと蒸した大豆に纏わせ、それをお玉でかき集めるように、掬い取って油で揚げる姿が、まるで落ち葉をかき集めるのに似ているところから、つかげと名付けられたとの説もあるようです。

また、ごぼうを使った”ごぼうつかげ”や、にんじんを使った”にんじんつかげ”などもあるんだそうです。

これまたちょつと摘まんでみたい気がしちゃ言いますねぇ。

「豆つかげ」には、製造元の違うものがたくさんありますが、ぼくは後藤酒店で最初に手にしたこの「豆つかげ」の大ファンです。

飛騨に到着した2/3に後藤酒店を訪ねて見ると、なんと「豆つかげ」10袋が買い占められていて「売り切れ!」アッチャー。

すると若女将が、「製造元の大塚さんに聞いたげる」と電話を入れてくれ、次回の製造日は2/5と。

ぼくが帰名するその日の、14:30以降に取りに行って下さることになったのです。

そうして市長様との面談を終え、高山へと向かう帰り道にやっとのこと手に入れられました。

レンタカーを返却し、ワイドビュー飛騨に乗り込むと、ホームはこんな状態。

何とか無事に名古屋へ戻れました!

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

【蓬莱本館】2人セット
価格:3,280円(税込、送料別) (2024/2/11時点)


このブログのコメント欄には、皆様に開示しても良いコメントをドンドンご掲示いただき、またその他のメッセージにつきましては、minoruokadahitoristudio@gmail.comへメールをいただければ幸いです。

投稿者: okadaminoru

1957年名古屋市生まれ。名古屋在住。 岐阜県飛騨市観光プロモーション大使、しがない物書き、時代遅れのシンガーソングライター。趣味は、冷蔵庫の残り物で編み出す、究極のエコ「残り物クッキング」。 <著書> 「カカポのてがみ(毎日新聞社刊)」「百人の天職一芸(風媒社刊)」「東海の天職一芸(ゆいぽおと刊)」「東海の天職一芸2(ゆいぽおと刊)」「東海の天職一芸3(ゆいぽおと刊)」「長良川鉄道ゆるり旅(ゆいぽおと刊)」

「「飛騨びと巡りのゆるり旅」⑧」への6件のフィードバック

  1. 今回の飛騨シリーズは 気になるものばかり載ってます。( ◠‿◠ )
    茗荷大好きな私としては 茗荷が気になるけど 今は時期ではないですからね。
    『豆つかげ』も食べてみたいし ドライフラワーのような『ほおずき』も気になります。
    中の実を出して てるてる坊主のようにしてるのも何故だろうって。
    達人とお話してみた〜い( ◠‿◠ )

    ps. Happy Valentine
      心を込めて…
      LIVE楽しみにしています。

    1. とっても気さくで人懐っこくって、お話し好きなお婆ちゃまでしたよ。

  2. 豆つかげ、初耳でした。
    かなり入手困難なようですね!
    次回、オカダミノルバスツアー飛騨の旅!{仮称}があれば口にしたいものです。
    それから、ライブが決まったんですね!楽しみです~!

    1. 気になる気になる「豆つかげ」一口頬ばりゃ虜になる事請け合い!
      Liveで是非とも再会出来ますように!

  3. Happy Valentine
    夢みたいですね 雪に憧れますけど
    このようなリアルすぎる雪景色に ご無事でなによりと思っています。

    雪国で借りるレンタカーは スタッドレスなんでしょうか?

    1. もちろん冬タイヤ装備でした。
      雪道と言っても幹線道はしっかり除雪もされ、通行量も多いので、車道の雪はシャーベット状でした。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です