「聞こえないほどの小さな拍手」⑥


すっかり自分の非力さに嫌気がさしねステージを降りると、スポンサーである漢方薬局の社長さんから、夢にまで見たチェー万のギャラが手渡され、「どうも、お疲れさん」と。

参考

ぼくの自責の念に拍車をかけるがごとく追い打ちされ、それでも何とかぼくも「本当に申し訳ありませんでした。あまりお客様にもお愉しみいただけなかったようで・・・」と、口籠りながら申し上げました。

参考

すると「なぁに、どうせ堅苦しい講義の間の余興だから、なんてぇこともありませんって!ワッハッハツハ」と、またまた返り討ちに!

写真は参考

成す術もなく後味の悪い会場から一刻も早く立ち去りたい心境で、ギターケースを抱え、会場の出口へと急ぎ足で向かいました。


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投稿者: okadaminoru

1957年名古屋市生まれ。名古屋在住。 岐阜県飛騨市観光プロモーション大使、しがない物書き、時代遅れのシンガーソングライター。趣味は、冷蔵庫の残り物で編み出す、究極のエコ「残り物クッキング」。 <著書> 「カカポのてがみ(毎日新聞社刊)」「百人の天職一芸(風媒社刊)」「東海の天職一芸(ゆいぽおと刊)」「東海の天職一芸2(ゆいぽおと刊)」「東海の天職一芸3(ゆいぽおと刊)」「長良川鉄道ゆるり旅(ゆいぽおと刊)」

「「聞こえないほどの小さな拍手」⑥」への2件のフィードバック

  1. まるで ドラマのワンシーンみたい。
    その場の雰囲気や空気感が ヒシヒシと伝わってきます。厳しい世界だなぁ〜。

    1. 何でもかんでも、安請け合いすると、碌でもないことになるって証ですよねぇ。

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