「聞こえないほどの小さな拍手」②


それからしばらくして、名古屋で著名なラジオのパーソナリティーの方から、ぼくのボロアパートに突然電話が入ったのです。

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「ああ、オカダ君。

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次の日曜日だけど、仕事の依頼があってさ、君にぜひ唄って欲しいと言うスポンサーがあるんだけど。

君、都合はどう?」

と言った内容で、ぼくは一も二も無く「はいっ、喜んで唄わせていただきます」と答えました。

すると「ああ、そう。

それは良かった。

ギャラはチェー万(業界用語で、ド・レ・ミ・ファの音階を、チェー・デー・イー・エフと置き換え、チェーが1、デーが2、といったように使用する)で、会場は名古屋国立病院の講堂だから。

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それから持ち時間は20分。

それから中には年配の客もいるから、オリジナル曲だけじゃなく、適当に演歌なんかも混ぜて頼むわぁ。

じゃあ、そんなわけでヨロシク!」と、半ば一方的な依頼でした。


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投稿者: okadaminoru

1957年名古屋市生まれ。名古屋在住。 岐阜県飛騨市観光プロモーション大使、しがない物書き、時代遅れのシンガーソングライター。趣味は、冷蔵庫の残り物で編み出す、究極のエコ「残り物クッキング」。 <著書> 「カカポのてがみ(毎日新聞社刊)」「百人の天職一芸(風媒社刊)」「東海の天職一芸(ゆいぽおと刊)」「東海の天職一芸2(ゆいぽおと刊)」「東海の天職一芸3(ゆいぽおと刊)」「長良川鉄道ゆるり旅(ゆいぽおと刊)」

「「聞こえないほどの小さな拍手」②」への4件のフィードバック

  1. 今年、始まって18日足らず
    芸能人の方達が次々と旅立たれて
    エスパー伊藤氏もまだ若いのに・・
    股関節を患われて、歩くのもままならない状態だったそうで
    健康第一、病んだらいけません ❢

    1. 股関節はぼくも歩き過ぎで痛めて、整形外科のお世話になり、ストレッチを教えていただき、自転車での移動に代え、なんとかかんとかやれているような状態です。
      しかし!
      寒い日はやっぱり痛むんですよねぇ!
      チクショーッ!

  2. チェ−万… 人前ならわかるけど そうじゃないなら そのまま言えばいいのにって思ってしまいます。(笑)
    芸能界では 言葉を逆さまにしたり。
    何か意味があるのかなぁ?
    用語ではないけど デパートでは 雨が降ると店内の音楽が変わりますよね⁈
    それを合図に お客様が買われた商品を入れた紙袋をビニール袋で覆ったり。
    私も飲食店で働いてた時 トイレや両替に行く際は 「◯番に行って来ます」って 番号で言ってました。
    調べてみると面白いかも。( ◠‿◠ )

    1. ケージ東さんなんか、今でも「ルービー」って普通に仰っちゃってますねぇ。
      ジャズメン気取りなんでしょうかねぇ。
      業界用語や隠語も面白いものです。

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