「転生の追憶」66話

「ボーッと黄昏れてんじゃねぇよ~っ!中高年癒しの楽園ラジオ」FM WATCH 78.5MHz 毎週火曜日15:00~16:00で始まりました‼(※詳しくは、6月19日のブログをご覧ください)※再放送は、毎週火曜日の19:00~20:00です!

home | みんなのラジオ局 FMわっち (fm-watch.jp)

FMわっち 視聴 | JPradio.jp


「転生の追憶」66話 

「宮脇さん、これって美恵の前の携帯番号ですね…」

参考

「恐らく何らかの事件に巻き込まれ、こんな暗号のような形で送信する他、無かったんだろう。しかも今の携帯は、使うことが出来ない状況にあって…バッグに入れっぱなしの、古い携帯を使ったってことか」宮脇はもう一度、携帯電話のディスプレイを眺めた。

「しかしこの、マイナス プラス コロン コロン…ってなんなんだ?」宮脇はしきりに首を傾げ、独り言を繰り返した。

「課長、みんなが美恵はまだかって?」再び課員が、慌しく駆け寄ってきた。

「もううちの課は、全員集まってるのか?」

「ええ、もうとっくに…っと言いたいところですが、あの変わり者の二之前がまだ…」

不意に宮脇の脳裏に、美恵の言葉が蘇った。

『会社のビルを出た途端、直ぐに電話が鳴るわけ』宮脇はメールの暗号を睨みつけた。

「マイナス プラスじゃない!一 十だったんだ!」

参考

宮脇は携帯を片手に握り締めて、パーティー会場を飛び出した。

参考

慌てて義之も宮脇の後を追う。


このブログのコメント欄には、皆様に開示しても良いコメントをドンドンご掲示いただき、またその他のメッセージにつきましては、minoruokadahitoristudio@gmail.comへメールをいただければ幸いです。

投稿者: okadaminoru

1957年名古屋市生まれ。名古屋在住。 岐阜県飛騨市観光プロモーション大使、しがない物書き、時代遅れのシンガーソングライター。趣味は、冷蔵庫の残り物で編み出す、究極のエコ「残り物クッキング」。 <著書> 「カカポのてがみ(毎日新聞社刊)」「百人の天職一芸(風媒社刊)」「東海の天職一芸(ゆいぽおと刊)」「東海の天職一芸2(ゆいぽおと刊)」「東海の天職一芸3(ゆいぽおと刊)」「長良川鉄道ゆるり旅(ゆいぽおと刊)」

「「転生の追憶」66話」への4件のフィードバック

  1. 今は携帯電話を持ってない人の方が少ないんでしょうねぇ❢
    昔、名古屋の黒川に居る頃PHSを持っていましたが
    進歩が速すぎてデジタル通信パソコン等
    とてもついて行けない。
    やたらキャッレス決済だとかペイペイだのと
    ホント操作が訳わからん ❢
    ラインと電話が出来れば、余計なもん要らんよねぇ

    1. 必要がなきゃ、もう余計な事を始めたり、時代に無理してまで追いつこうなんて考えないようにしています。
      だってそんなことしてたら、疲れちゃいますもの。
      時代遅れだろうが、大いに結構じゃないですかぁ!

  2. 今朝 長男を送った後に お寺さんに行ってお参りをして来ました。
    いつも月曜日に行くんですけど 昨日の尋常じゃない寒さに断念(笑)
    でも 今朝は少し冷んやりする程度だったので ゆっくりお参りする事が出来ました( ◠‿◠ )
    今日一日が平穏無事でありますように…と。

    1. 両手を合わせ目を閉じると、たったそれだけの行為ながら、妙に心のざわつきも無くなり、落ち着けるものですよねぇ。
      それだけでも、心が穏やかになれるから不思議ですよねぇ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です