「転生の追憶」52話

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「転生の追憶」52話 

タクシーは、ピーク・トラムの山頂駅に滑り込んだ。宮脇は美恵を伴い、下りのトラムに乗り込んだ。

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「それに今度の結婚も、罰ゲームなんかじゃないさ。言い忘れちゃったけど、さっきリーさんから電話があった。メイファンを起用したのは、リーさんだから。昨日メイファンの素性について調べるよう頼んでおいたんだ。リーさんはさっそくゲイバーを探し回って、直接メイファンを探し出し、事情を聞いてきてくれた。

メイファンってのは、香港での源氏名で、本名は安形大二、二十七歳。和歌山県出身。義之君と同じ大学で、共にフットボール部に所属していた。

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最初の一年は、寮も同じで何処に行くのも一緒、学問とスポーツに明け暮れる普通の大学生だった。しかし二年目になると、安形は講義もろくに出なくなり、フットボール部にも全く顔を出さず、いつしか寮を出て行ってしまったそうだ。義之は親友を心配し、随分探し回ったようだ。

当の安形は、フットボール部の先輩に連れて行かれた、新宿二丁目のゲイの世界で、自分の中に眠っていた『女』の性が芽生えたらしい。

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そのまま怪しいネオンに惹かれる蛾のように、新宿二丁目に吸い寄せられて行った。安形は身も心もすっかり女になっていったそうだ」

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宮脇の告げる一語一句を美恵は、固唾を呑んで聞き入っていた。

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投稿者: okadaminoru

1957年名古屋市生まれ。名古屋在住。 岐阜県飛騨市観光プロモーション大使、しがない物書き、時代遅れのシンガーソングライター。趣味は、冷蔵庫の残り物で編み出す、究極のエコ「残り物クッキング」。 <著書> 「カカポのてがみ(毎日新聞社刊)」「百人の天職一芸(風媒社刊)」「東海の天職一芸(ゆいぽおと刊)」「東海の天職一芸2(ゆいぽおと刊)」「東海の天職一芸3(ゆいぽおと刊)」「長良川鉄道ゆるり旅(ゆいぽおと刊)」

「「転生の追憶」52話」への6件のフィードバック

  1. 今月も月一の病院へ自転車で30分
    寒いのは堪える、夏の暑い時期よりは良いけど ❢
    ヒートテック2枚重ね着、パッチを履いて・・
    一月~二月の寒さに耐えるぞ~ぉ⤴
    自転車好きには寒さも頑張れるのです。

    1. ぼくは11月末の生まれと言う事もあってか、身の引き締まるようなこの寒さが堪らなく好きでなりません。
      これで雪でも降ってくれたら、もうベランダで雪見酒ですって!

  2. ネオンと言えば 短大生の頃 初めて 昼間の栄 と 夕暮れからのキラキラした栄 を初体験!
    夕方以降の名鉄レジャック周辺のキラキラも。
    人の多さにも圧倒されたけど あのなんとも言えない眩しさに こんな場所があるんだ〜って感じたのを よく覚えています。
    私にとって都会は何処もキラキラしてて萎縮しちゃいます。
    一人だと迷子になっちゃうから 常に誰かそばに居てくれないと困ってしまうし…(笑)
    でも 今この時期は 特に綺麗なんでしょうね〜( ◠‿◠ )

    1. ネオンもちょっと遠くから眺めた方が奇麗じゃないでしょうか?
      ネオンの真っただ中にいると、どこもかしこも眩くて、暗闇が無くなってしまう分、煌びやかさも半減しちゃうんじゃないかなぁ?

  3. 『私も安全自転車族』

    厚着をしたり手袋やマフラーがあれば寒さしのぎができるので ヒャッとする冬が 私も好きで-す
    5月生まれだけど  (*´σー`)エヘヘ  
     

    前の職場で『面白いお店に連れていってやる!』と言わて柳ケ瀬に
    店に入ってもゲイの方だと気ずかなかったんですが 上司が『こいつ オカマちゃんだぞ!』と 、、、 
    その上司も 男性に人気物!なんて 噂があり マジ❕
    二人の会話が気になって 気になって
    !Σ(×_×;)!  真実は??

    その後も、ゲイの方の夜のお店や美味しいケーキを作られるカフェにはよく行きました。
    居心地が良く 色々悩んでいた頃だったので相談にものっていただきました

    夜の蝶のお姉様方も 接客のお勉強に通われている とか聞いた事もありますよッ ♪(*^ー^)ノ♪

    1. ぼくも2~3度、連れて行っていただいたことがありました。
      なかなか洒落っ気たっぷり上にユーモラスで楽しかった気がします。

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