「転生の追憶」44話

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「転生の追憶」44話 

◆   ◆   ◆

レパルスベイホテルの一室で、宮脇の携帯が鳴った。ベットの傍らで、美恵が寝返りを打った。宮脇は窓を開けベランダに出て携帯を受けた。

写真は参考

「やっぱり…そういうことか。ありがとうミスター・リー」美恵を起さぬように、静かに部屋の中へと戻った。

美恵はベッドで上半身を起しながら、気だるそうにつぶやいた。

写真は参考

「わたし、女としての魅力が欠けてる?」

「そうじゃない」

「だって…」美恵が涙ぐんだ。

「君は十分すぎるほど魅力的だ。君が新入社員として入社してきた時から、ずっと気になっていた。だから研修会で遅くなった夜は、正直シメシメと思った。しかし…」

参考

「しかし、パンツに穴が開いてたから?」

「いや…それもそうなんだが。…既にぼくには家族がいたし」

「わたしだってそんなこと最初から判ってた。それに今だってちゃんと判ってる。わたし課長の奥さんにして欲しいなんて、これっぽっちも…。でも…あの夜と、そして昨日の夜はどうしてもあなたに抱かれたかった…ただそれだけ」


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投稿者: okadaminoru

1957年名古屋市生まれ。名古屋在住。 岐阜県飛騨市観光プロモーション大使、しがない物書き、時代遅れのシンガーソングライター。趣味は、冷蔵庫の残り物で編み出す、究極のエコ「残り物クッキング」。 <著書> 「カカポのてがみ(毎日新聞社刊)」「百人の天職一芸(風媒社刊)」「東海の天職一芸(ゆいぽおと刊)」「東海の天職一芸2(ゆいぽおと刊)」「東海の天職一芸3(ゆいぽおと刊)」「長良川鉄道ゆるり旅(ゆいぽおと刊)」

「「転生の追憶」44話」への4件のフィードバック

  1. 義父の100日法要も無事に終わり
    一段落・・
    何はともあれ
    義母を淋しい思いにならないように
    想い出作りをしたいと思います。

    1. モノよりも記憶を刻む思い出作りが何よりですよねぇ。
      ぼくも癌を再発し、余命宣告を受けていた、やせ細った母を車いすに乗せ、温泉まで最期の湯浴みへと思い出作りをした、遠い日を思い出します。

  2. そうそう…ベットと言えば…(笑)
    2つ思い出した事が。
    1つは 小6の夏に引っ越しをして 人生初めてベットで寝る事になり なんとか眠りについたものの 夜中に寝返りのタイミングでベットから落下。同じ部屋で寝てた妹も起きて二人で大爆笑しちゃいました。
    2つ目は 長男が4, 5歳の頃 外出先で初めてホテルでのお泊まりをする事になったものの ホテルに入る前に「おうち!(帰る)」と。
    その後なんとか部屋に行き 夜 寝る段階になった時 ベットの周りをグルグル歩き始めたんです。
    長男にとって 初めてのお泊まり・初めてのベット…。緊張と不安と理解不能状態に。
    私も長男に付き合い 気付いたら外が明るくなってて その頃ようやく長男は眠りにつきました。
    そんな長男もベットで眠る事が出来るようになりました(笑)

    1. 一日8時間の睡眠時間だとすれば、人生の1/3はベッドの上と言う計算になるわけですから、やっぱり寝心地が一番のこだわりですよねぇ。
      もう大概な歳となりましたから、畳の上の布団で寝ると、起き上がる時に腰の負担が大きくって大変!
      それでなくとも今年は寒暖差のせいか、殊の外ギックリ腰の予感が!
      あっ、今日はちょっと・・・と言う日は、コルセットの登場です!

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